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大作は未完のまま終わった

  作家の栗本薫(中島梓)さんが膵臓癌のために56歳でお亡くなりになられました。御冥福をお祈り申し上げます。
  栗本さんのライフワークと言えば「グイン・サーガ」。全100巻で完結する予定で1979年にスタートしたものの100巻になっても話が全然終わらず、全200巻で完結させることにして今なお続いている小説です。一人の作家が書き続けている小説としては世界最長のはずです(分筆ではローダン・シリーズが今現在で360巻まで出ている)。2ヵ月に1冊のペースで新刊が発売され、最新刊は今年4月の126巻「黒衣の女王」、来月6月には127巻が発売される予定でした。
  私が中学生の時にこのシリーズに出会い、現在に至るまで読み続けています。栗本さんの文章は背景描写が詳細過ぎる上に心理描写がクドイという特徴があり、話の展開が進まない割に巻数だけは増えていっているという状況や、主要キャラのアルド・ナリスの死亡もあって途中で離れていった読者も多いと聞きます。これらの点については、それが栗本さんの文章なので今更言っても仕方無いし、ナリスが死ぬのも話の展開上止むを得ないと思うので特に気にならないまま新刊が出る度に買っていました。
  しかし、もはやその結末を知ることはできなくなってしまいました。年内に発売予定の分は既に書き終えられているそうですが、それでも129巻にしかなりません。結局、何一つとして秘密を明らかにしないまま終わってしまったのです。このようなことになってしまって本当に残念でなりません・・・・・・・・・・・・。
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