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ルンガロッティな夜

「Vite Italia(ヴィーテ・イタリア)」と心斎橋の「Con Vino(コン・ヴィーノ)」による共催イベント「ルンガロッティの世界」が秋分の日の夜にこっそりと開催されました。今回のセミナーは参加しないつもりだったのですが色々とありまして緊急参戦することに。
  ルンガロッティというワイナリーを知っている人はかなりのイタリアワインマニアです。かくいう私もその名前すら知りませんでした。イタリアの中部のウンブリア州において1960年に創立したワイナリーであり、現在はキャーラ&テレーザ姉妹によって運営されているそうです。女性の醸造家という点でも注目ですが、ウンブリアのワインのモダン化にいち早く取り組んで同州のリーディング・ワイナリーとなった点でイタリアワイン好き(ワイン好きではなく)から注目されているようです。
  最初の乾杯のワインは「ビアンコ・デッルンブリア プレッツァ」。残念ながら写真はありませんが、クリアーでフレッシュな酸味の白ワインで、私にはかすかなトロみが感じられました。シャルドネとピノ・グリージョに土着品種のグレケットをブレンドしています。

ルンガロッティ トッレ・ディ・ジャーノ05ルンガロッティ__イル・ピーノ06ルンガロッティ__サンジョヴェーゼ06
↑「トッレ・ディ・ジャーノ2005」(左)。あまり印象のよくない品種のトレッビアーノとグレケットの混醸。グラスに注いでからしばらくのうちは還元臭のような香りがして太い味わいだったのですが、やがて落ち着いてきてほっそりとした味わいに変化しました。
 「トッレ・ディ・ジャーノ ヴィーニャ・イル・ピーノ2006」(中央)。「トッレ・ディ・ジャーノ」がステンレスタンク発酵&熟成なのに対してこれは樽を発酵と熟成に用いており、色も濃くてふくよかな味です。
 「サンジョヴェーゼ2006」(右)。フレッシュ過ぎてちょっと物足りないですな。

ルンガロッティ__ルベスコ05ルンガロッティ モンティッキオ・リゼルヴァ00ルンガロッティ モンティッキオ92
↑「ルベスコ2005」(左)。これはサンジョヴェーゼ70%とカナイオーロ30%の混醸で、サンジョヴェーゼ100%よりも味に深みが出ています。
 「ルベスコ ヴィーニャ・モンティッキオ・リゼルヴァ2000」(中央)。
 「ルベスコ ヴィーニャ・モンティッキオ1992」(右)。1992年ヴィンテージは今回のセミナーには含まれていないワインで、常連の奈良のYさんが持参されたものです。峠を越えて下り坂に入っているのはその場にいた全員の一致した意見でしたが、なだらかな下降線であってまだまだ楽しめるワインでした。

ルンガロッティ サン・ジョルジョ00ルンガロッティ ドルチス04ドルチス
↑「サン・ジョルジョ2000」(左)。カベルネ・ソーヴィニヨン50%とサンジョヴェーゼ40%とカナイオーロ10%の混醸で、カベルネの特徴がすごく鮮明に出ています。
 デザートワイン「ドルチス2004」(中央)。これは実際に色を見てもらった方がいいでしょう。
 この色を見ていただければどれだけ濃厚であるかはお分かりになるかと(右)。

カペッツァーナ__ヴィンサント
↑テヌータ・ディ・カぺッツァーナ「ヴィンサント・ディ・カルミニャーノ」。これはルンガロッティのものではなくトスカーナのヴィン・サントなんですが、Con Vino米屋オーナーシェフの秘蔵品を特別に出していただきました。濃厚極甘ワインの夢の競演とでも言っておきましょうか。

  以下はCon Vino米屋シェフの料理の紹介です。ウンブリアをイメージしつつ、ルンガロッティのワインとのマリアージュも考えてのコース仕立てとなっています。

ウンブリア州の前菜盛り黒トリュフとトリュフオイルと黒トランペット茸のリゾット牛腿肉とミスジ肉のロースト・イチジクとバルサミコソース
↑ウンブリア州をイメージした前菜盛り合わせ(左)。ウンブリア州は豚肉の加工品が有名ということで、豚肉の加工品が前菜5種類中4種類もありました。フリウリ産生ハム&米屋シェフの実家から送られてきたピオーネ、白金豚のクロスティーニ、牛スジの煮こごり、唐辛子入りソーセージ、サラミ。
 ヒマラヤ産黒トリュフとブラックトランペットのリゾット(中央)。ウンブリア州は白トリュフと黒トリュフの産地としても有名で、さすがにウンブリアの黒トリュフは手に入らないので、「なかなか品質が良い」(by米屋シェフ)というヒマラヤ産の黒トリュフとトリュフオイルを併用。ええ存在感を出しているのがブラックトランペットで、実に魅惑的な香りを放っています。
 牛腿肉とミスジ肉のロースト・イチジクとバルサミコのソース(右)。シンプルの極みな料理です。

  ホンマにマニアックな集いでしたわ。こんなマニアックな集いに普通の人は来んですよ、絶対に。しかし、楽し~い!別に分からない人に無理して分かってもらう必要の無い世界ってのは確実にある訳ですからね
  今回のセミナーでは米屋シェフの元上司の方が参加されていました。Con Vinoの前身である「Saint Anjou(サンタ・アンジュ)」時代の料理人にして、現在は「株式会社かめいあんじゅ」の別会社である「カリテ・エ・プリ」の取締役。シチリア島の「ドンナフガータ」を始めとして数々の優良ワインを自社輸入しています。そのほとんどが自社系列の店舗で消費されるために市場にはほとんど出回っていないワインばかりですが、幻のRMシャンパーニュの「ルネ・ジョリー」や南仏ラングドックのカタランの「オー・コーチュン シスト」は物凄いクオリティのワインですよ。
 

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COMMENTS

No title

素晴らしいレストラン 嬉しいですね
お料理 とても 美味しそうです、

ryuji_s1さん

コメントありがとうございます。
ryuji_s1さんのサイトも拝見しました。素敵な料理レシピばかりですね。

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