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(食)ましかでAのワイン会

 昨年11/30までワインバー「Kiff POURRITURE NOBLE(キフ プリテュール・ノーブル)」を営業し、現在は「(食)ましか」の酒販部門である「(酒)ましか」を担当しているRICOさん。そのRICOさんが大好きで昨年にドメーヌにも訪問したのがフランスのロワール地方のプイィ・フュメの生産者アレクサンドル・バン。全てのワインのエチケットに大きくAの文字が書かれていることから「Aのワイン」と私達の間で呼んでいるアレクサンドル・バンのワインを飲む会をRICOさんと一緒に(食)ましかにて開催しました。

  とはいえ実は(食)ましかにちゃんと行ったことが無かったので事前にどんな感じなのか知っておくために先ずは下見を。現三代目となる今尾オーナーシニアソムリエ(元「passion et nature心斎橋店」初代店長)の祖父が始めた印鑑屋を始祖とし、二代目の母親が持ち帰りサンドウィッチ店を始めた後に初代の祖母がタバコの販売を始め、2011年に今尾オーナーがイタリアン居酒屋を始めたことで三世代同居営業となる異色のお店では低価格かつスピーディーに高品質なサーヴィスを提供することができるよう他店には無い独自のシステムを導入しています。

・料理もドリンクも全て店内入ってすぐの注文カウンターにてオーダー(追加オーダーの度に席から注文カウンターまで移動)。
・グラスワインは自動サーバーにてセルフサーヴィス。
・酒販免許を有しているのでボトルワインは小売り価格+1000円という破格値。
・ワイン以外のドリンクも全て冷蔵庫からセルフサーヴィス。
・料理は全てアラカルトで調理できた料理から順次サーヴ(提供スピードかなり速い)。
・店外で喫煙する客にはタバコの販売もする。

  ポテトサラダから唐揚げやサバきずし、パスタ、チャーハン、炭火焼きまで幅広いメニューを取り仕切る料理長の横山シェフは任侠風のイカツイ風貌に反して「PONTE VECCHIO」出身でかって淀屋橋にあった「OTTIMISTA(オッティミスタ)」の料理長も務めた人物。「TAVERNETTA da KITAYAMA」北山オーナーシェフや元「BUN da BUN!!」出水シェフの後輩に当たります。その実力が如何無く発揮されている料理がこちら↓

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↑サマートリュフとアサリのバタークリームソースのタヤリン。ピエモンテ郷土パスタであるタヤリンは打つ人によって驚く程スタイルが異なり、横山シェフのタヤリンもまた独特なタヤリンです。ブランド卵「龍のたまご」の卵黄をたっぷりと入れてあるので非常に濃い黄色をしていて極細ながらも凄くコシがあります。バタークリームソースが濃厚ヘヴィーなので並の極細パスタだとソースの重みに負けてブチっと切れてしまいかねないのですがこのコシのあるタヤリンはソースの重みに負けるどころか余裕で持ち上げています。それにしてもカツオ節のように大量に振り掛けられたサマートリュフの量もスゴイこと。。。

  さて、お店のシステムや雰囲気も分かったところでいよいよワイン会当日です。今回はRICOさんにもいち参加者として参加してもらいつつ(食)ましかの一員としてもワインとそれに合う料理を薦めてもらい一緒に飲んで食べる形でスタート。

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 (左)先ずはスピードメニューからエスカベッシュとサバきずしと軽く燻製したもち豚パテ。サバきずしにはリンゴと玉ねぎで作ったソースがかかっていてこのソースがワインとサバきずしとを繋ぐ仲人みたいな役割を果たしてくれています。もち豚パテに添えられているのも粒マスタードではなく山一醤油の「あけがらし」というところが他に無いユニークさ。
 (右)鶏肝のしっとり煮。今まで食べたことの無い鶏肝のしっとりレアな火入れ。

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 (左)淡路島サーモンのレアソテーにフレンチキャビアとアスパラ・ソヴァージュ添え。淡路島サーモンとはその名の通り淡路島で養殖されているサクラマスのブランドでフレンチキャビアはフランスのピレネー山脈の麓で養殖されたニジマスの卵のことです。
 (右)ちくわの磯部揚げ。RICOさんお薦めの「ワインに合う磯部揚げ」は練り物屋と磯部揚げとは一線を画しています。

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 (左)空豆のフリットにペコリーノ。イタリアではこの時季は空豆とペコリーノとはド定番の組み合わせ。思った以上にフリットの衣がゴツくて食べ応えがありワインを欲します。
 (右)手長ダコとフレッシュトマトのプッタネスカ風スパゲッティーニ。イカスミでも入っているかのような黒っぽいソースは黒オリーヴのコクが効いています。

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 (左)豚頬肉コンフィとラザーニャ。表面カリっと香ばしく中身ジューシーな豚頬肉が食欲を刺激します。
 (右)なにわ黒牛の炭火焼き。

  さて、ワインですがAのワインことアレクサンドル・バンの白ワインを主軸にしてその前後のワインをどうするかをRICOさんと相談。その結果決まった4本のうちオーストラリアのBKワインズ「ピノ・ノワール・ロゼ」の写真をまさかの取り忘れ。ジューシーで食中酒にもピッタリで淡路島サーモンとのマリアージュはドンピシャでした。

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 (左)日本の山梨県のドメーヌ・オヤマダ「祝スパークリング」。(酒)ましかでは大阪のワインショップでは入手できないレアな日本ワインも豊富に揃っているので最初に日本ワインを開けたいと思っていたらRICOさんがバッチシなのを薦めてくれました。デラウェアを主体に甲州をブレンドしたこの泡には皆さん喜んでいただけました。
 (中央)フランスのロワール地方プイィ・フュメのアレクサンドル・バン「プイィ・フュメ・スプリング2012」。アレクサンドル・バンは現在は土壌違いのソーヴィニヨン・ブランしか造っておらずそしてそのソーヴィニヨン・ブランは他の生産者のソーヴィニヨン・ブランと大きく異なります(なお、以前は赤ワインも造っていて(酒)ましかに1本だけマグナムボトルの赤ワインが残っているそうです)。このスプリングは2013年ヴィンテージからラ・レヴェというワイン名に変わっていてアレクサンドル・バンのソーヴィニヨン・ブランの中では最もフレッシュなタイプ。とはいえ、ブラインドで飲んだらこれがプイィ・フュメだとは分からずアルザスのワインと答えてしまうでしょう。それ程までに蜜感があって、でもフレッシュな透明感との両立がなされている稀有なる白ワイン。
 (右)イタリアのサルデーニャ州のパーネ・ヴィーノ「ペッジョ・ウーノ2012」。アレクサンドル・バンの後だと並の赤ワインでは力不足となるところで抜群の赤ワインを薦めてくれたRICOさんGood job!モニカとカリニャーノとカンノナウのブレンドなのですがとにかく一口呑んだ瞬間にそれまでの酔いが吹っ飛ぶ程の鮮烈さ。とても万人受けするワインではありませんが私は好きです。

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 (左)大のタバコ嫌いの私がタバコの陳列棚の前でワインを呑んでいるという不思議さ・・・爆笑。
 (右)決して5人で十分な広さのテーブルではないのですがその分距離感が近くて一体感と親近感に溢れるひと時となりました。

  17時オープンと同時にお客がやって来る人気店なだけにオペレーションに不備があると大混乱となってしまいかねないところそうならないように注文カウンターに張り付いて店内全体に目配りしているのが蔡店長。その気配りと視野の広さは強豪サッカークラブチームを中盤の底から支えるボランチのようです。横山シェフというストライカーが思う存分躍動できるのもこの名ボランチの存在あってのことのはず。料理とワインの美味しさだけでなく蔡店長の働き振りにも感銘を受けたましか会は大成功にて幕を閉じました。

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