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フォラドリとモンテセコンドが魅せるアンフォラ熟成ワイン

  トレンティーノ・アルト・アディジェ州の「フォラドリ」とトスカーナ州の「モンテセコンド」。どちらも株式会社テラヴェールが輸入しているカンティーナであり、フォラドリ当主エリザベッタ・フォラドリ女史とモンテセコンド当主シルヴィオ氏はワイン造りの意見交換をしたりアンフォラ(=甕)熟成を始めてみたり来日プロモーションも一緒にやってしまう位に仲が良いのです。
  京町堀二丁目の「Etoteca il Soffione(エノテカ イル・ソッフィオーネ)」にてエリザベッタさんとシルヴィオ氏を招いて二人のワインをテイスティングするイベントが企画されたのですがエリザベッタさんが急な体調不良により来日できなくなりそれに伴い無二の親友のシルヴィオ氏も来日を取り止めるというアクシデントがあり、代わりにエリザベッタさんの跡取り息子のテオさんを招いてイベント決行となりました。

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↑ミヨッシーニ氏こと三吉店長の企画イベントらしいフランクな雰囲気で進みます。

  フォラドリと言えばテロルデゴ、テロルデゴと言えばフォラドリです。父親の死によって早くからカンティーナを継いだエリザベッタさんは無名の土着品種テロルデゴのポテンシャルに注目し、そのポテンシャルを最大限に引き出すために先ずはビオディナミ農法を取り入れて土壌を改良することから着手。その成果が実ってテロルデゴこそフォラドリの看板でありトレンティーノ・アルト・アディジェ州を代表する赤ワインとなりました。
  モンテセコンドはキァンティ・クラシコ地区の最北端サン・カッシャーノ・イン・ヴァル・ディ・ペサに本拠を置き、2004年からビオディナミ農法を実践。また、支柱で支えられるブドウの樹は不自然であるとキァンティ・クラシコ地区で唯一のアルベレッロ仕立てを導入して支柱を使わずブドウの樹を育てています。

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↑ワインサーヴは株式会社テラヴェールの先輩社員K氏と後輩新米社員U氏とで。新米社員と言ってもインポーター業界での話であってつい先月までは某有名イタリア料理店でマネージャーを務めていたシニアソムリエさんですからね。現在は東京本社での研修期間中で今回の来日プロモーションのために久々の帰阪となるU氏に会うのもこの会に参加した大きな目的です。

 会費2000円で7種類のワインのテイスティングとストゥッツキーノ(=おつまみ)1品付きという破格の内容!

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↑さらに+1000円でこれらのストゥッツキーノが食べ放題なのです。これらのストゥッツキーノを担当したのはマルケ料理専門店「Osteria La Cicerchia」連オーナーシェフという豪華さ。

<ワインリスト>
フォラドリ「ノジオラ フォンタナサンタ・アンフォラ2011」
フォラドリ「テロルデゴ・フォラドリ2012」
フォラドリ「テロルデゴ・モレイ・アンフォラ2011」
フォラドリ「テロルデゴ・グラナート2010」
モンテセコンド「ロッソ・トスカーノ2013」
モンテセコンド「キァンティ・クラシコ2013」
モンテセコンド「サンジョヴェーゼ・イン・アンフォラ・ティン2012」

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↑同じテロルデゴ100%の赤ワインでも3種類とも全く個性が違います。スタンダードなテロルデゴ・フォラドリはこの品種の特徴である酸が際立っていてまさに酸を噛み締めるような感じです。スペイン産アンフォラで熟成させたテロルデゴ・モレイには北イタリアの黒ブドウらしからぬ甘味が強く感じられます。グラナートは樹齢80年以上のテロルデゴを使用していてスケール感の大きな落ち着きのあるワインでちょっと格が違いますね。

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↑先ずロッソ・トスカーノのコスパがスゴク良いです。キァンティ・クラシコと同じエリア内のサンジョヴェーゼ100%使用で熟成期間を短くすることで価格を抑えているのです。良い意味でのサンジョヴェーゼらしさが出ていて、元来サンジョヴェーゼと言えば酸っぱいよねと思い出しつつその酸のあり方が古臭さを感じさせるものではなく現代的です。キァンティ・クラシコはサンジョヴェーゼにカナイオーロとコロリーノをブレンドしていてボディがありながら洗練された感じです。そしてエリザベッタさんの薦めでシルヴィオ氏も導入したスペイン産アンフォラで熟成させたティンもやはり甘味が際立っています。サンジョヴェーゼ100%使用ですがDOCGキァンティ・クラシコの規定ではアンフォラ熟成が認められていないのでIGTとなっています。

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↑最初にテイスティングしたアンフォラ熟成のノジオラこそがこの日のベストでした。同じく株式会社テラヴェールが輸入しているポイエル・エ・サンドリのフレッシュなノジオラが大好きな私はノジオラをアンフォラ熟成させることにどんな意義があるのかと半信半疑でしたが一口呑んでみてビックリ!物凄いインパクトと凝縮感!!何とマセラシオン(=果皮浸漬、醸し)の期間は8ヵ月にも及ぶそうです。じっくりと数時間かけて呑むべき白ワインですね。いや、ホンマにスゴイ。

  この後に「火曜日会」があるので長居はできませんでしたがアンフォラ熟成のワインを色々体験できましたし1ヵ月振りにU氏のお顔を見られましたしフラッと立ち寄った「ピエモンテ兄貴」と最後のお別れもできましたし収穫の多い会でした。


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