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火曜日会:大阪最強!?の老舗ビストロ

  今年1月から発足した「火曜日会」。火曜日が職場の定休日で火曜日にしか一緒にご飯に行けないメンバーが2人いることからそういう名称になった四人組で先月の「前芝料理店」に引き続き今月もビストロにディナーに行ってきました。天満の地で1992年から続く老舗「DiVA(ディーヴァ)」です。

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  今から10年以上前に一度だけ来たことがあります。この10年の間に周辺の天満市場の様子も大きく変わりましたが「好きやねん天満ビル」2階にあるこのお店はその時から何も変わっていないように見受けられます。コントワール席はなくターブル席のみ、ギンガムチェックのクロスとナプキン、熊のような巨体の中尾オーナーシェフが調理と接客を一人でこなす、アラカルトは無くて4500円コースのみ等々。
  コースは選べる前菜&選べる主菜&選べるデセール&食後のドリンクで構成されるプリフィクススタイル。プリフィクスコースでは高級食材の料理を選ぶと追加料金が発生するのが普通ですがこちらでは追加料金が発生するのはフレッシュフォアグラのポアレ+800円と前菜盛り合わせ+1000円の二皿だけ。

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 (左)カンパチのカルパッチョ。他の三人がフレッシュフォアグラのポアレとラパンのテリーヌと前菜盛り合わせと味も量もしっかり系の前菜をチョイスしたので私はサッパリ系で行きました。もう前菜からしてヤラレました。他の三人の前菜もちょこっと味見させてもらいましたがどれをオーダーしても大当たり。厚さ2㎝以上はあるフォアグラは辛口評論のG子さんをして「倍の追加料金を払ってでも食べたい」と言わしめ、ラパンのテリーヌはこれまで食べたウサギ肉のパテ・テリーヌの中で最も美味、キッシュやパテやクスクス等8種類程の前菜盛り合わせもこの一皿でボトルワイン1本空けられる程の精鋭揃い。
 (右)ヒラメのポム・パイヤッソン。他の三人が牛頬肉の赤ワイン煮込みと牛腿肉ステーキと仔羊背肉ロティと肉料理をチョイスしたので私は主菜も魚料理で行くことに。ヒラメをしっとり包む細切りジャガイモの衣と衣に染み込んだソースがメチャクチャ美味!他の三人の主菜もちょこっと味見させてもらいましたが肉の抜群の火入れだけでなくガルニチュールまで超絶美味。火入れについてはド迫力の大きさながら柔らかくジューシーな焼き加減の仔羊背肉が出色。牛腿肉ステーキに添えられたドフィノワの美味しさはこれ単独で食べたい程だし牛頬肉に添えられたニンジンのピューレの甘味も魅惑的。

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 (左)タルト・タタン&アールグレイのソルベ。デセールまで抜かり無く美味。甘い物が苦手なS君だけフロマージュ盛り合わせをチョイスしましたが他の二人の選んだイチゴとホワイトチョコのミルフィーユ&フランボワーズのソルベとショコラのテリーヌ&バナーヌのクラフティも美味過ぎ。フロマージュ盛り合わせはワゴンでのサーヴィスでモン・ドールやシェーヴル、ロックフォール、フルム・ダンベール等を盛り合わせてもらえるという超豪華な内容。
 (右)コート・デュ・ローヌ地方のドメーヌ・ティエール「サン・ペレー2011」。ここは料理をガッツリ食べるお店でワインは二の次三の次というイメージでしたが中尾シェフにおまかせで出してもらった白ワインが嬉しい誤算な大当たり。実はこのドメーヌ・ティエールが造るマルサンヌ100%の泡を以前に呑んだことがあって(その時の記事はこちら)あの泡のクオリティーを考えたらマルサンヌ100%のスティルワインが美味しいのも至極納得です。

  一人で営業しているシェフのお店でプリフィクスコースならオペレーションのこと考えてなるべく同じ料理を選ぶべきなのでしょうが四人ともてんでバラバラのチョイス・・・前菜でも冷菜、温菜、盛り合わせとバラバラなのに時間差無く同時にサーヴしてくれはりました。我々の他にもう一組だけだったことを差し引いても入店してから退店するまでの時間も2時間ちょいと実にスムーズかつスピーディー。中尾シェフはお世辞にも愛想が良いとは言えない人ですがそれは余分なことをせず最小限の動作で最大限のパフォーマンスを発揮するための合理的な結論であってむしろ歓迎すべきことです。
  自分の中で「ビストロってこんなもんだよなぁ」というイメージがいつの間にか出来上がってしまっていましたがそれを打破する会心のディナーでした。一人営業のビストロとしては大阪で最強と言っても言い過ぎではないですよ、このお店に10年以上も来ていなかった自分の認識の甘さと青さを痛感しました。

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