火曜日会:前芝料理店@ニクの日
肉好きの人は2/9をニク(肉)の日と呼んでるんですね。肉食人ではないのであまり意識することも無かったのですが過去のニクの日を振り返ってみると意外と肉を食べてました。昨年は外食してませんでしたが2年前は今は無き「LE AI(ル・アイ)心斎橋本店」で鹿肉を、3年前は「ETXOLA(エチョラ)」でバスク豚を食していました。
今年のニクの日も当初は外食の予定ではなかったのですが大の肉好きのG子さんから急なお誘いを受けて後に「火曜日会」と呼ばれるメンバーでお肉を食べに行くことに。お店は谷町六丁目の「前芝料理店」。以前にポテトサラダとグラスワイン2杯だけの軽い利用で寄ったことがあるのみでちゃんとした食事をしに行きたいと熱望していたのを覚えてくれていたのです。前芝オーナーシェフは東京の「レストラン七條」「北島亭」と大阪の「La Tortuga(ラ・トルトゥーガ)」を経て堺筋本町「Le Noeud Papillon(ル・ヌー・パピヨン)」の二代目シェフを務め、その系列店だった「BON MARCHE(ボン・マルシェ)」の跡店舗にて昨年2/6に独立オープン。つい3日前にオープン一周年を迎えたばかりでコントワール上には立派なお祝いの花が飾られていました。
1枚板のコントワール8席と奥のターブル4席の店内は余分な飾り気が無くて実にシンプルな造り。ビストロではなく料理店を名乗っているのは22時以降のバータイムにはフレンチ以外のジャンルにこだわらない旨いモンも提供しているから。18時~22時の時間帯は基本的に一皿を二人でシェアするのが前提のポーションと価格で提供され、今回は四人だったので前菜は4人でシェアしてメインの肉料理は同じ物を二皿オーダーして2人ずつでシェアすることに。
前芝シェフは寡黙な生粋の職人といった風。今回は前芝シェフと親交のある面々と行ったのでお茶目な部分を見ることができましたがそれでも決して口数の多い人ではないです。クローズドキッチンにて料理に専念している前芝シェフに代わってサーヴィスを担うのが美人ソムリエールの浅見さん。グラス・シャンパーニュで乾杯した後、浅見ソムリエールにお薦めのヴァン・ナチュールをコントワール上に並べてもらって気になったワインを開けることに。

(左)アミューズは蕪のピューレをのせたカニのフラン。アミューズと自家製の全粒粉パンとで500円付きます。
(右)ラングドック&ルーシヨン地方のドメーヌ・ラタール「ルーサンヌ2014」。北海道札幌市にある二番通り酒店という夫婦二人だけでフランスワインの輸入・販売を行っている酒屋が輸入しています。開け立ては還元香がしましたがスワリングしていくと還元香も取れ、レモンイエローがレモネードを想起させ実際に味もそんな感じでスッキリと呑めます。パテとの相性を全く考慮せずに選んだ白ワインなのでワイン単体で呑んで美味しいけどパテ3種との相性はイマイチだったのは止む無し。

(左)パテ・ド・カンパーニュ。何人かの人がここのパテカンを絶賛しているので是非とも食べてみたかったのです。見ての通り2人でシェアするには大きなサイズで4人でシェアしても十分な量です。ガツンとパンチの効いた味ではなく意外なまでに上品で洗練された味ですね。
(右)鴨とフォアグラのパテ・アン・クルート。一見するとパイ生地の厚みが凄くてこれも2人でシェアしたらメイン料理食べる前にお腹膨れてしまうようなボリュームですが重厚ながらもクドさが無いので意外とペロリと行けてしまえそうです。

(左)牛頬肉のポトフのテリーヌ。ハーブの入ったタルタルソースのようなソースが添えられているのですがこのソースの必要性には「?」が付きますね。
(右)ラングドック&ルーシヨン地方のドメーヌ・ジュリアン・ペイラス「ロゼ・ボエーム」。グルナッシュとサンソーのブレンドによるロゼワインでロゼワインとしてはかなり色も味も濃いタイプ。

(左)炙ったサワラのサラダ仕立て。まるでスモークしたようにサワラが香ばしいので浅見ソムリエールに聞いてみたらスモークはしておらず炭火で皮目を炙っただけとのこと。身の火入れはミ・キュイ。菊芋やカブラ等の野菜も美味しい。
(右)タラ白子ムニエル。揚げて甘味を引き出したネギがタラ白子ムニエルとこんなに合うとは!

(左)信州黒豚の骨付きロース肉のロティ。ナイフを入れた時のプルンとした弾力が忘れられません、脂身も甘い!
(右)なにわ黒牛ウチヒラ肉の炭火焼き。正直、炭火でここまで見事な火入れをする料理人に出会ったのは初めてです。塩の打ち方が若干控え目なのは好みが分かれるところかもですが私はこれ位の塩加減で丁度良い位です。

(左)なにわ黒牛の付け合わせのブルーチーズ入りドフィノワ。4人分とはいえ付け合わせというよりもほぼこれで一品として成立するボリューム(汗)。
(右)ロワール地方のバティスト・クザン「ディナミタージュ・ガメイ2014」。ロワールワイン好きのロワラーを自称する私はガメイについてもボージョレーのガメイよりロワールのガメイの方が好きなのです。このガメイと黒豚ロティとのマリアージュはお見事でした。
肉の火入れの技量は群を抜いているモノを感じました。流石はニクの日にわざわざG子さんが食べに行こうとするお店です。これで使い勝手が良かったら通うのですが上記の通り一人で気軽にオーダーできるポーションでも価格でもないのがネック。前回に軽い利用で寄った日曜の15時~18時までの時間帯なら22時以降のバータイムと同じポーションも価格も控え目な一品があるのでそこが狙い目でしょうね。
今年のニクの日も当初は外食の予定ではなかったのですが大の肉好きのG子さんから急なお誘いを受けて後に「火曜日会」と呼ばれるメンバーでお肉を食べに行くことに。お店は谷町六丁目の「前芝料理店」。以前にポテトサラダとグラスワイン2杯だけの軽い利用で寄ったことがあるのみでちゃんとした食事をしに行きたいと熱望していたのを覚えてくれていたのです。前芝オーナーシェフは東京の「レストラン七條」「北島亭」と大阪の「La Tortuga(ラ・トルトゥーガ)」を経て堺筋本町「Le Noeud Papillon(ル・ヌー・パピヨン)」の二代目シェフを務め、その系列店だった「BON MARCHE(ボン・マルシェ)」の跡店舗にて昨年2/6に独立オープン。つい3日前にオープン一周年を迎えたばかりでコントワール上には立派なお祝いの花が飾られていました。
1枚板のコントワール8席と奥のターブル4席の店内は余分な飾り気が無くて実にシンプルな造り。ビストロではなく料理店を名乗っているのは22時以降のバータイムにはフレンチ以外のジャンルにこだわらない旨いモンも提供しているから。18時~22時の時間帯は基本的に一皿を二人でシェアするのが前提のポーションと価格で提供され、今回は四人だったので前菜は4人でシェアしてメインの肉料理は同じ物を二皿オーダーして2人ずつでシェアすることに。
前芝シェフは寡黙な生粋の職人といった風。今回は前芝シェフと親交のある面々と行ったのでお茶目な部分を見ることができましたがそれでも決して口数の多い人ではないです。クローズドキッチンにて料理に専念している前芝シェフに代わってサーヴィスを担うのが美人ソムリエールの浅見さん。グラス・シャンパーニュで乾杯した後、浅見ソムリエールにお薦めのヴァン・ナチュールをコントワール上に並べてもらって気になったワインを開けることに。


(左)アミューズは蕪のピューレをのせたカニのフラン。アミューズと自家製の全粒粉パンとで500円付きます。
(右)ラングドック&ルーシヨン地方のドメーヌ・ラタール「ルーサンヌ2014」。北海道札幌市にある二番通り酒店という夫婦二人だけでフランスワインの輸入・販売を行っている酒屋が輸入しています。開け立ては還元香がしましたがスワリングしていくと還元香も取れ、レモンイエローがレモネードを想起させ実際に味もそんな感じでスッキリと呑めます。パテとの相性を全く考慮せずに選んだ白ワインなのでワイン単体で呑んで美味しいけどパテ3種との相性はイマイチだったのは止む無し。


(左)パテ・ド・カンパーニュ。何人かの人がここのパテカンを絶賛しているので是非とも食べてみたかったのです。見ての通り2人でシェアするには大きなサイズで4人でシェアしても十分な量です。ガツンとパンチの効いた味ではなく意外なまでに上品で洗練された味ですね。
(右)鴨とフォアグラのパテ・アン・クルート。一見するとパイ生地の厚みが凄くてこれも2人でシェアしたらメイン料理食べる前にお腹膨れてしまうようなボリュームですが重厚ながらもクドさが無いので意外とペロリと行けてしまえそうです。


(左)牛頬肉のポトフのテリーヌ。ハーブの入ったタルタルソースのようなソースが添えられているのですがこのソースの必要性には「?」が付きますね。
(右)ラングドック&ルーシヨン地方のドメーヌ・ジュリアン・ペイラス「ロゼ・ボエーム」。グルナッシュとサンソーのブレンドによるロゼワインでロゼワインとしてはかなり色も味も濃いタイプ。


(左)炙ったサワラのサラダ仕立て。まるでスモークしたようにサワラが香ばしいので浅見ソムリエールに聞いてみたらスモークはしておらず炭火で皮目を炙っただけとのこと。身の火入れはミ・キュイ。菊芋やカブラ等の野菜も美味しい。
(右)タラ白子ムニエル。揚げて甘味を引き出したネギがタラ白子ムニエルとこんなに合うとは!


(左)信州黒豚の骨付きロース肉のロティ。ナイフを入れた時のプルンとした弾力が忘れられません、脂身も甘い!
(右)なにわ黒牛ウチヒラ肉の炭火焼き。正直、炭火でここまで見事な火入れをする料理人に出会ったのは初めてです。塩の打ち方が若干控え目なのは好みが分かれるところかもですが私はこれ位の塩加減で丁度良い位です。


(左)なにわ黒牛の付け合わせのブルーチーズ入りドフィノワ。4人分とはいえ付け合わせというよりもほぼこれで一品として成立するボリューム(汗)。
(右)ロワール地方のバティスト・クザン「ディナミタージュ・ガメイ2014」。ロワールワイン好きのロワラーを自称する私はガメイについてもボージョレーのガメイよりロワールのガメイの方が好きなのです。このガメイと黒豚ロティとのマリアージュはお見事でした。
肉の火入れの技量は群を抜いているモノを感じました。流石はニクの日にわざわざG子さんが食べに行こうとするお店です。これで使い勝手が良かったら通うのですが上記の通り一人で気軽にオーダーできるポーションでも価格でもないのがネック。前回に軽い利用で寄った日曜の15時~18時までの時間帯なら22時以降のバータイムと同じポーションも価格も控え目な一品があるのでそこが狙い目でしょうね。
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