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第6回アントンnight トスカーナ編

  昨年6月末に京町堀の老舗ナポリ料理店「Ristorante e Pizzeria Santa Lucia(サンタ・ルチア)」を退職して独立開業準備中の尾畑シニアソムリエ、通称アントンさんの企画イベント「アントンnight(別名アンモナイト)」の第6回に参加しました。第4回はSanta Luciaでの開催、第5回はアントンさん一人営業でのワイン会だったので他店のシェフとのコラボイベントとしての開催は一昨年2月の「第3回マルケ編」以来約2年振りとなります。今回のトスカーナ編でコラボするのは「第1回カンパーニア編」「第2回ピエモンテ編」と同じく岸里「Linea7(リネア・セッテ)」の梅っちさんこと梅尾オーナーシェフ。ただ、アントンさんは現在は週に1、2回は西天満のトスカーナ料理店「Rosticceria da Babbo(ロスティッチェリア・ダ・バッボ)」にてヘルプスタッフをしているのでどうせならBabboで開催してくれればBabboデビューもできてありがたかったのが本音ですが・・・

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↑以前と比べると幾分ほっそりした感のアントンさん。

<ワインリスト>
1.コンタディ・カスタルディ「フランチャコルタ・ブリュットNV」
2.ラ・ラストラ「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ2014」
3.パニッツィ「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ2014」
4.フェルシナ「イ・シストリ2012」
5.フェルシナ「イ・シストリ2010」
6.レ・チンチオーレ「チンチオ・ロッソ2012」
7.マッツェイ「ベルグァルド・セッラータ2012」
8.フェルシナ「キァンティ・クラシコ2007マグナム」
9.ファットリア・デイ・バルビ「ヴィン・サント」

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 (左)アントンさん曰く「トスカーナのスプマンテで良いのが無かったので」とスプマンテのみ非トスカーナでロンバルディア州のフランチャコルタです。すっきりとしてほのかな甘味も感じられる美味しいフランチャコルタですがトスカーナのスプマンテではサンジェルヴァジオのサンジョヴェーゼ・ロザート・スプマンテがあるのになぁとも思いつつ。
 (中央・右)トスカーナの白ワインと言えばヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノは外せないですよね。白ワインとして最初にDOCに認定され、DOCGにはアルバーナ・ディ・ロマーニャに次いで2番目に認定されたという歴史ある白ワイン。同じヴィンテージで造り手による違いを知ってもらうために2種類のヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノの比較です。ラ・ラストラは塩っ気とミネラルがあってスッキリ飲みやすいです。昨年の「AVINOFESTA2015」でテイスティングしたパニッツィのヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ・リゼルヴァは圧倒的な美味しさでしたがスタンダードなヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノでもボディと厚みが十分にあります。他の参加者もこれだけ違いがあるのかと驚いていました。

  土着品種の伝統的なワインであるヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノとの対比でシャルドネ100%のイ・シストリなのですがエチケッタ撮り忘れ(汗)。フェルシナはカステルヌォーヴォ・ベラルデンガの地でサンジョヴェーゼ100%のキァンティ・クラシコにこだわり続けるカンティーナ。このイ・シストリはフランス産バリックでアルコール発酵を行ってから古樽での熟成を行うため樽香がよく効いているいわゆる樽ドネです。2012年ヴィンテージはメロンのような南国系フルーツの香り、クリーミーでトロンとしていますが樽の効き方が上品でくどさはありません。2010年ヴィンテージはかなり熟成が進んでいて酸化熟成のニュアンスが感じられます。

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 (左)このチンチオ・ロッソは一昨年の「渦巻食堂」で気に入った赤ワイン。キァンティ・クラシコの生産者ですが「キァンティ・クラシコは硬くて開くまでに時間掛かるのでチンチオ・ロッソにしました」とのこと。良い意味での田舎っぽさ、素朴な魅力があります。
 (中央)1435年から続くキァンティ・クラシコの名門マッツェイ家がマレンマで造る赤ワイン。チンチオ・ロッソとは対照的にスタイリッシュな造りです。
 (右)今回の目玉ワイン。2010年に初めて呑んだフェルシナのワインがキァンティ・クラシコ2007でその当時はまだ開けるのが早過ぎたという感想でしたが(その当時の記事はこちら)丁度良い呑み頃になっています。

  ヴィン・サントの写真も撮り忘れ・・・

<コース料理>
1.サラーメ・トスカーノ&サラーメ・フィノッキオーナ
2.アクアコッタ風ズッパ
3.ファラオーナと松波キャベツの全粒粉パッパルデッレ
4.リガーリャ・ミスト
5.ペポーゾ
6.ラッタイオーロ

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 (左)トスカーナ名産のサラミ2種類がストゥッツキーノ。美味しいことは美味しいんですけど一皿目がサラミ2切れだけというのはちょっと拍子抜け・・・
 (右)パンの上にミネストローネをかけて半熟玉子を潰しながら食べる郷土料理アクアコッタをベースにしたと思われるズッパ。カップチーノのカップを器にしているのでパンは敷いておらず、ミネストローネの上にペコリーノと生卵をのせてオーブン焼きにしてあります。

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 (左)ブツ切りにしたホロホロ鳥の身を具に、骨から取ったスーゴをソースに使ったパッパルデッレ。松波キャベツは泉佐野市の射手矢さんが育てているブランドキャベツ。当初は芽キャベツを使う予定だったのが芽キャベツが入荷せず松波キャベツに変更になったそうです。コース料理の中でこれが一番美味しかったですね。イ・シストリ2012とのアッビナメントもバッチリ。
 (右)トスカーナと言えばリガーリャ=内臓料理。手前からクロスティーニ・ディ・フェガティーニ&ランプレドットとサルサ・ヴェルデ&トリッパ。フェガティーニは鶏肝にマルサラを加えているのでかなり甘味があります。トリッパ(牛の第2胃袋)とランプレドット(牛の第4胃袋)はどちらもトスカーナ料理に欠かせない内臓。どれもアンティパストに分類される料理ですがスプマンテや白ワインよりも赤ワインとの方が合うのでこうしてプリモ・ピアットとセコンド・ピアットの合間に出してもらえると食べ手もありがたいです。

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 (左)牛スネ肉の粒黒コショウ煮込みであるペポーゾ。肉がちょっと硬くてこの量を食べ切るのに苦労しました・・・
 (右)見た目完全にティラミスですがラッタイオーロとはヴィン・サントを効かせたプリンです。

  今回は過去3回と比べて最も満足度の低い会だったというのが正直な感想。同じ会費額だったピエモンテ編ではバローロとバルバレスコが出たのにブルネッロ・ディ・モンタルチーノやヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ、ボルゲリ無しで同額だとお得感に欠けるなぁと。元よりトスカーナはワインの宝庫ですから1回の会でその全てを網羅することなど到底不可能なのでトスカーナ編第二弾を企画していることとは思いますが。料理もパッパルデッレ以外が凡庸で「あれ?」といった感じ。自分でもトスカーナをテーマにした郷土料理会を2回開催しているのでそれらと比較してしまいます。特にペポーゾは北浜「Le BOIS vinvino(ル・ボワ ヴァンヴィーノ)」岩村シェフのペポーゾとかなりの差を感じてしまいました・・・

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