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昼下がりのマルケ会

  京町堀2丁目(KMB2)のマルケ専門店「Osteria La Cicerchia(オステリア ラ・チチェルキア)」に行ったことがない方3名をお連れしての昼下がりのマルケ会を開催しました。これまでの最多人数3人を更新する4人での訪問なので初めて奥のターヴォラ(=テーブル席)を予約していました。

  食べていただきたい料理はたくさんあるのですがその全部を食べ切ることは不可能なのでムラジーナさんこと連オーナーシェフと相談しながらオーダーを決めていきます。

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 (左)一皿目は不動のトップバッター的存在のオリーヴェ・アスコラーネを1.5倍量で。大粒オリーヴの名産地であるアスコリ・ピチェーノの名物料理であるオリーヴの肉詰めフリットで、手前の爪楊枝で刺して食べます。
 (右)コッレージ「ビッラ・アルティジャナーレ キアーラ」。アスコラーナにはスプマンテもエエのですがビールとよく合う味付けなのでマルケ産ビールをオーダーすることに。元来ビールが好きでない私は3年半通っていて初めてビールをオーダーしました。コッレージは1870年から続くグラッパ生産者で現当主ジュゼッペ・コッレージ氏が2009年からビール醸造も始めています。日本にはエノテカ株式会社が輸入していて6種類の内3種類をCicerchiaで扱っています。500mlのワインボトルに入っていて白ワイングラスに注いで呑むとフルーティーでアロマティックです。

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 (左)レンティッキエのタイム風味煮込みを1.5倍量で。レンズ豆の煮込みが感動する位に美味しいなんてことはここ以外ではありません。
 (右)パーネ・マルキジャーノ。パンを食べるとお腹が膨れてしまうことは覚悟の上で皆さんにどうしてもこのマルケ風パンを食べていただきたくオーダー。フォカッチャを自家製するムラジーナさんでもこのパーネ・マルキジャーノを自力で再現することは難しくすぐ近くのパン屋「Louloutte(ルルット)」に依頼して造ってもらっているのです。クロスティーニにして食べると上の具材の味を受け止めつつパン独自の味の主張もするという地力のあるパンで、当初はクロスティーニでオーダーするつもりでしたが上にのせる具材が他の料理と被ってしまうのでパン単独でのオーダー。

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 (左)ポレンタの猟師風。ポレンタってトウモロコシ粉を練っただけの極めてシンプルな料理なのに練る人によって美味しさも食感も違うから奥深いですよね。ムラジーナさんは豆とポレンタを扱わせたら右に出る人はいないですよ。猟師風はほぐした自家製サルシッチャをのせてあります。
 (右)ヴィンチスグラッスィ・ビアンコ。マチェラータの名物ラザーニャであるヴィンチスグラッスィは作るのに手間かかる割にはオーダーが少ないということで滅多に仕込まれず私も「第3回アントンnightマルケ編」で1度だけ食べただけなのですがこの日はラッキーなことにありました。しかも牛肉と鶏内臓ではなく白い肉のラグーをベースにしたヴィンチスグラッスィ・ビアンコとはさらにレアな!

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 (左)初Cicerchiaな人には必ず食べていただくのがパッサテッリ。パン粉&擦り下ろしパルミジャーノ&卵&レモン皮等を練った生地を専用の器具に詰めて圧縮することで穴からトコロテンのように押し出して作ったショートパスタで、穴から押し出される際に生地の表面がザラザラになっていてそのザラザラにキノコのクリームソースがよく絡むのです。パッサテッリは作り置きできずオーダーが入ってから作るのでムラジーナさんに皆さんの前で実演してもらいました。
 (右)豚スペアリブの玉ねぎとローズマリー煮込み。コニリオ・イン・ポルケッタとどちらにするか迷いましたがオープンの時からずっとメニューにある最古参のメイン料理に敬意を表してこちらに。

  ワインは白赤1本ずつボトルで、それもファットリア・サン・ロレンツォのワインをオーダーすると事前に決めていました。サン・ロレンツォについては昨年7月にCicerchiaで行われた生産者イベントの記事をご覧下さい。

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 (左)白ワインは初訪問の時に一目惚れして以来ここに来る度に呑んでいる「...レ・オケ... ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ2013」。「ヴェルディッキオってもっと青っぽいイメージだったけどこれはヴェルディッキオじゃないみたい!」と驚きの声が上がったのも想定内のこと。
 (右)赤ワインはカンティーナで飼っている老犬アルトゥが描かれた「アルトゥ ロッソ・コーネロ2008」。ラクリマ100%の「パラディーゾ」でも良かったかもなのですが犬のエチケッタの方が初めて見る人にはインパクトあるかなと。

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 (左)参加者の中に昨日が誕生日がいたのでムラジーナさんに事前にお願いしてメッセージ入りドルチェ・ミストを用意してもらいました。プライヴァシー保護のため個人名は伏せております。
 (右)他の3人はこちらで、トルタ・ディ・メーラ(=リンゴのタルト)&ヴァルネッリ社のアニスリキュールのジェラートにビスコッティ添え。

  料理もワインも派手さや奇抜さとは無縁で見た目には地味です。一年を通してメニューの変動もほとんどありません。でも染み入る滋味こそ郷土料理の神髄であって何度食べても食べ飽きることなくまた食べたくなるのです。凄腕のイタリア郷土料理人は何人も知っていますが郷土料理の神髄に最も触れることができるのはやはりムラジーナさんの料理であることを再確認しました。


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