スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

micoソムリエール×igusaシェフの会@BRAVURA

 本町の「LA VINERIA BRAVURA(ラ・ヴィネリア・ブラヴーラ)」で毎月定期開催されているイベント「チルコロ」では今年は外部からゲストシェフを招いての開催となっていますがそのチルコロとはまた違う形でゲストシェフを招いての会が開催されました。micoソムリエールが堺東「Piccolo Capriccio(ピッコロ・カプリッチョ)」で勤務し始めた当時の先輩で現在は和泉市はつが野で「cucina igusa(クッチーナ・イグサ)」を開業している秋月まみこシェフを招いての会です。このigusaというお店はすごくユニークで、日本で唯一の畳のショールームを併設しているイタリア料理店であり、朝のブランチ営業と昼のランチ営業のみで夜のディナー営業はしていません。

14399093810.jpeg
↑緊張した表情で料理の説明をする秋月シェフ。
 秋月シェフの料理のスタイルは、良い素材を仕入れてその素材本来の味わいを活かしたシンプルで毎日でも食べられる料理。

<コース料理>
1.野菜にこだわるアンティパスト・ミスト
2.国産小麦はるゆたかの自家製フォカッチャ
3.魚介のパスタ
4.島根県産石見ポークの煮込み
5.ティラミス

14399093980.jpeg14399094130.jpeg14399094300.jpeg
 (左)アンティパスト・ミストは、手前から時計回りにイワシのマリナータ&ミョウガと小玉ねぎとゴーヤのピクルス&ペペロナータ&真桑瓜と地場野菜のインサラータ&2色ポモドリーニのコンポート&プロシュット・クルードとマスカルポーネと白イチジク。野菜は和泉産の野菜を使い、ペペロナータにはバジリコをアクセントに効かせ、インサラータにはレモン香草ドレッシングを合わせる等シェフの趣向が凝らされています。
 (中央)国産小麦でパンを作るとどっしりとしていて食べ応えのあるパンになりますがこのフォカッチャもかなりどっしりしっかり目の仕上がりで油分控え目なのが秋月シェフ流。
 (右)ヒラメとアサリとワタリガニ身の入った魚介のビアンコパスタ。あっさりとしていそうな見た目よりもコクがあります。

14399094540.jpeg 14399094760.jpeg
 (左)秋月シェフが以前に一緒に働いていた人が島根県出身という縁から仕入れるようになったという島根県邑南町の名産品である石見ポーク。イギリス原産のケンボロー種の豚を綺麗な水とトウモロコシ主体の餌で大切に育てた豚です。その石見ポークの、秋月シェフお気に入りの肩ロース肉をヒヨコ豆と一緒にトマトとクミンとカイエンペッパーとで煮込み、なにわ伝統野菜の一種である鳥飼ナスと表面を炙った万願寺唐辛子を添えてあります。美味しい豚肉と巧みなスパイス使いによってこのボリュームですがペロリと食べられてしまいます。
 (右)ティラミス。しっかり食べた後でも食べられるティラミスをコンセプトにイタリア産マスカルポーネではなく北海道産マスカルポーネを使ってフワッとエアリーな軽い目の仕立てです。

  高岡ソムリエのチルコロと違って今回はサーヴだけでなくワインセレクトもmicoソムリエールが行っています。そしてmicoソムリエールならではのおもしろいアイディアが練られているのです。手元資料には各ワインの産地と生産者名が載っていますがブドウ品種欄は空欄になっています。これはブドウ品種名を知ってしまうとその品種の特徴をイメージしながら飲んでしまうので先入観無く飲んでもらうための工夫です。なのでワインを注ぐ時もエチケッタに記載されたブドウ品種名が見えないように隠しながらのサーヴです(笑)。そして野菜をたっぷり使ったコース料理なのでそれに合わせて樽による発酵&熟成のワインよりもステンレスタンクによる発酵&熟成のワインの方が適しているだろうとの判断で全てステンレスタンク発酵&熟成のワインで構成されています。

<ワインリスト ※ブドウ品種は会の最後に公表されました>
1.ロータリ「ロータリ・ブリュットNV」
2.カンティーナ・ボルツァーノ「ヴァイス・ブルグンダー ピノ・ビアンコ2014」
3.ワルタリア「ダナエ・ファランギーナ・ベネヴェンターノ」
4.アンジェロ・デューヴァ「ケレス・ファランギーナ」
5.アンジェロ・デューヴァ「リクーポ・モンテプルチアーノ」
6.マシャレッリ「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2012」

14399094910.jpeg14399095080.jpeg14399095390.jpeg
 (左)乾杯のスプマンテはトレンティーノ・アルト・アディジェ州の北部トレント産のロータリ・ブリュット。以前はタレント・ブリュットという名称だったのですがエチケッタ変更に伴って公式名称もロータリ・ブリュットに変わったようです。このスプマンテをグラス用スプマンテに使っているイタリア料理店は日本全国に無数にあるでしょうね。クオリティーがすごく高いのに価格はプロセッコ等のシャルマー方式スプマンテとさほど変わらないメトード・クラシコ(瓶内二次発酵方式)のスプマンテなのですからまさに救世主的存在です。ブドウはシャルドネ100%。
 (中央)同じくトレンティーノ・アルト・アディジェ州の南チロル地方で屈指の協同組合カンティーナ・ボルツァーノによる白ワイン。このワインは5年前に当ブログでもお値打ちワインとして紹介したことのあるワインですのですぐにピノ・ビアンコだと分かりました(その時の記事はこちら)。
 (右)カンパーニア州のワルタリアの白ワインはダナエ・ファランギーナとダナエ・フィアーノの2種類のみなのでそのどちらかに絞れますし、フィアーノにしては糖度が低くて特有の苦味が感じられることからファランギーナだとすぐに特定できました。カンパーニアのファランギーナの代表的なワインですよ。

14399095930.jpeg14399096100.jpeg14399096260.jpeg
 (左)モリーゼ州のファランギーナなのですがまさかファランギーナが2種類続くとは思わず、またモリーゼ州のファランギーナをこれまで呑んだことが無かった、少なくとも意識して呑んだことが無かったのでこれがファランギーナだとは分かりませんでした。非常に濃密でモリーゼ州の白ワインも侮れませんね。
 (中央)日頃からモリーゼ州のワイン好きを公言しているmicoソムリエール、何とモリーゼ州のワインを2本続けてきました(爆)。私の苦手な甘くて濃いタイプの赤ワイン・・・お隣のプーリア州のネグロ・アマーロに似てますな。モンテプルチアーノ自体果実味の非常に強い品種ですがステンレスタンク内で18ヵ月も熟成させてからさらに4ヵ月の瓶熟を経てリリースということでここまで甘く濃いワインになるものなんですね!
 (右)私の大好きなアブルッツォ州の生産者マシャレッリの赤ワインなのでモンテプルチアーノであることは即分かりました。

  ファランギーナとモンテプルチアーノを州違いで2種類ずつサーヴしたことにもmicoソムリエールの意図があってのことです。ワイン単体で呑んだ時の印象と料理と一緒に呑んだ時の印象の違い。ワイン単体で比較するとケレス・ファランギーナの方が個性がはっきりしていますが、魚介のビアンコパスタとのアッビナメントで考えるとダナエ・ファランギーナの方が抜群に合います。ワイン単体で比較するとマシャレッリのモンテプルチアーノの方が洗練されていてスマートですが、石見ポーク煮込みとのアッビナメントを考えるとリクーポ・モンテプルチアーノの方がよく合います。リクーポ・モンテプルチアーノは私の苦手なタイプと書きましたがそれはワイン単体でのことであって、スパイスを効かせて南イタリア料理を彷彿させる石見ポーク煮込みにはリクーポ・モンテプルチアーノの甘味と濃厚さとが合うのです。

  料理もワインも練りに練られていて非常におもしろかったです。今回のmicoソムリエールの趣向は普段あまりワイン飲まない人でも「へぇ~、ワインっておもしろくて美味しい」と感じるのではないかと思います。micoソムリエール、尊敬する先輩に成長した姿を見せることができた素晴らしいイベントになりましたね。
 

スポンサーサイト

COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。