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Le BOISからLe BOIS vinvinoへ

  北浜の有名ビストロ「La Tortuga(ラ・トォルトゥーガ」の二階にあるカジュアル姉妹店「Le BOIS(ル・ボワ)」が何とイタリア料理店に変身しました。変身と言っても完全にイタリア料理店一色になった訳ではなく火~土の昼間はこれまでと変わらない「Le BOIS」としてのランチ営業で、火~土の夜と日祝の終日がイタリア料理店「Le BOIS vinvino(ル・ボワ ヴァンヴィーノ)」としての営業になります(月曜日は定休日)。
  萬谷オーナーシェフからカポクオッカ(=女性料理長)を任されているのは「PONTE VECCHIO」「尼崎PurPur」「北新地Pur」出身で昨年にトスカーナ州ピサ県モントーポリの「Quattro Gigli」とエミリア・ロマーニャ州レッジョ・エミリアのミシュラン星付きロカンダ・リストランテ「Ca'Matilde」とで一年近く修行してきた岩村みさシェフ。トスカーナでは80歳のノンナ(=おばあちゃん)から料理を直伝されたり、エミリア・ロマーニャではリストランテのシェフからプリモやセコンドも任されたりと濃密な時間を過ごしたそうです。

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 (左)アフェッタート・ミストにはプロシュット・クルード、ラルド、サラーメに混じって自家製のモルタデッラも。イタリア料理店ならどこででも置いてるド定番ソーセージのモルタデッラを自家製しているシェフは初めてです。既製品と比べて食感の滑らかさはありませんがその代わり肉の旨味が濃い~ですね。
 (中央)アンティパスト・ミストは手前から自家製モルタデッラ&水ナスのマリナータ&パンツァネッラ&イワシとアランチャ&スップリ&吉田牧場のモッツァレラのカプレーゼ&枝豆のパンナコッタ。提供に少し時間はかかりますがその日のストゥッツキーノとアンティパストからエエとこ取りで盛り合わせてもらえるのでメッチャお得です。
 (中央)クロスティーニ・ディ・フェガティーニ・アッラ・トスカーノ。トスカーナ名物にして私の中ではインサラータ・ルッサと並ぶ大好き前菜がフェガティーニ(鶏レバーペースト)なのです。本来は無塩のパーネ・トスカーノと合わせるのですがLe BOISのパンと言えば靭公園沿いにあった行列のできたパン屋「Boulangerie Takeuchi」のパン。実店舗を閉めた今でも特別に作ってもらっているバゲットをスライスして表面を焼き、その上にフェガティーニを盛ってから再度オーブンで軽く焼いてあります。温かいフェガティーニを提供しているお店を他に知らないのでみさシェフに聞いてみたらみさシェフがトスカーナで学んだのがこのスタイルなのだそうです。初体験でしたがmolt buono!

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 (左)信州黒豚サルシッチャのブルスケッタ。肉肉しいサルシッチャが激ウマ。
 (中央)ナスとスカモルツァのカラメッレ。イタリア語でキャンディーを意味する単語カラメッラが語源でキャンディーを包む包装紙のようにラヴィオリの両端を包むことからその名が付いたというエミリア・ロマーニャ州の郷土パスタです。
 (右)アニエッロのリモーネ煮込み。ちなみにこれでメッツォ(半量)です。レモンの酸味と玉ネギの甘味を活かして暑い夏場でもサッパリと食べられるように仕上げつつ仔羊肉を食べたという満足感も十分に得られるところにみさシェフの力量を感じます。

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 (左)テッリーナ・ディ・チョコラートのジェラート添え。ドルチェの中で最も濃厚です。
 (右)ドルチェ・ミスト。テッリーナ・ディ・チョコラートの単品と見比べてみるとよく分かりますがドルチェ・ミストの方が圧倒的にお得です。

  もちろんワインは全てイタリアワインでグラスワインも常時6種類は開いています。

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 (左)ヴェネト州のマルスーレ「プロセッコ・スーペリオーレ・ヴァルドッビアーデネ サン・ボルドNV」。
 (中央)トレンティーノ・アルト・アディジェ州のポイエル・エ・サンドリ「ソーヴィニヨン2009」。ポイエル・エ・サンドリのワインやディジェスティーヴォを好んで呑んでますがソーヴィニヨンも造っていたとは知りませんでした。豆知識ですがポイエル・エ・サンドリのワインのエチケッタに使われている画はアルブレヒト・デューラーというルネサンス期のドイツ人画家が描いた「バグパイプ奏者」という画です。
 (右)ピエモンテ州のロアーニャ「ランゲ・ビアンコ2012」。ロアーニャのランゲ・ビアンコと言えばシャルドネを主体に黒ブドウのネッビオーロを少量ブレンドしていて、以前に呑んだ2006年ヴィンテージと随分エチケッタが変わっていますね。

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 (左)トスカーナ州のフラスコ―レ「ビトルニノ・ダ・フラスコ―レ」。トスカーナのフェガティーニにはトスカーナの赤ワインが一番合うのが道理。素朴で良い意味でのサンジョヴェーゼの酸っぱさを楽しめます。
 (中央)アブルッツォ州のラバスコ「ヴィーノ・ロッソ カンチェッリ2013」。以前に「たこりき」でここのロザートを呑んで衝撃的に美味しかったのですがロッソにはそこまでのインパクトは無いですね。同じモンテプルチアーノの赤ワインでも超有名生産者ファルネーゼのドぎつい程の果実味ワインとは対極に位置する染み入るワインです。
 (右)ピエモンテ州のエルバルーナ「ランゲ・ネッビオーロ」。ラバスコがやや印象弱かったので大好きなエルバルーナにも手を伸ばしてしまいました。影のある、霧掛かった印象がピエモンテの赤ワインらしい。

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 (左)トスカーナ州のヴェルベーナ「ヴィン・サント2007」。トスカーナ好きなみさシェフらしくヴィーノ・ドルチェもトスカーナのヴィン・サントです。
 (右)ビッラは南紀白浜の地ビール「ナギサビール」もあります。

  手打ちパスタも常時数種類を揃え、豪快に鳥取和牛のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(オーダーは最少700g~)を焼き上げたりとキュートな見た目に反してガチなイタリア郷土料理を作るみさシェフ。大阪にまたおもしろいイタリア郷土料理店が増えました。ただ、当面の課題はサーヴィススタッフ不足でしょうね。厨房が一人で回すには広過ぎる上に奥まっていて客席との距離があるので厨房とフロアーを兼務するには限界があります。イタリア郷土料理とイタリアワインとに精通したサーヴィススタッフが入ってみさシェフが料理に専念できるようになればさらなる力を発揮できることは確実です。
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