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ロエロの真価 モンキエロ・カルボーネ来阪とアルド拝命

  ピエモンテ州ロエロ地区。バローロとバルバレスコを産するランゲ地区とはタナロ川を挟んで北西に位置し、同じネッビオーロのワインの産地でありながら土壌の違いからバローロとバルバレスコとはまた異なる個性のワインを産するエリア。そのロエロ地区を代表する生産者がマッテオ・コッレッジャ、マルヴィラ、モンキエロ・カルボーネ。今回そのモンキエロ・カルボーネから当主のフランチェスコさん&ルクレツィアさんのモンキエロ夫妻が日本にやって来ました。
  エージェントである「闘うワイン商」こと川頭さん&ジョヴァンナさん夫妻のアテンドでモンキエロ夫妻を囲んでのメーカーズディナーや試飲会が連日開催され、私は「TAVERNETTA da KITAYAMA(タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ)」で開催されたメーカーズディナーに参加しました。同店でのメーカーズディナーはこれが2回目で記念すべき第1回目のメーカーズディナーも川頭さんがエージェントを務めている「サンドロ・ファイ」でした(その時の記事はこちら)。

  フランチェスコさんの父親で先代当主マルコさんはイタリアを代表する醸造家であり、モンキエロ・カルボーネというカンティーナ名はマルコさんのモンキエロ家と妻ルチェッタさんのカルボーネ家の二つの家系の畑を受け継ぐカンティーナであることから付けられています。

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↑最初に出てきた3種類の白ワイン。魚見マネージャーソムリエより「ロエロ・アルネイス チェク、ファヴォリータ ガヴィの3種類のワインのどれとどの料理が合うかを先入観無く試して下さい」と何とブラインドでの提供です。私個人はこれまでに通常営業で何度も魚見ソムリエからブラインド・テイスティングを受けていますがメーカーズディナーでブラインドというのは私の数あるメーカーズディナー経験の中でもわずかに2例目です(ちなみに1例目は「カレラ」)。
  私が同席したテーブルには業務店向け卸専門のイタリアワインショップEB社長や泉佐野市の某イタリア料理店の代表ソムリエもいらっしゃったので本気モードでブラインド・テイスティングが始まりました。フランチェスコさんでさえ「1番のワインはすぐに判ったけど2番と3番とは迷うね」と言う位にブラインド・テイスティングは難しいので一般消費者のワタシは当たらなくても気にしない気にしない。
  第1印象は1番がちょっと地味な印象、2番がアロマティック、3番が群を抜いてボリューミー。正解は下記のワインリストの順番の通りで2番がファヴォリータだというのは当たったのですがチェクとガヴィとを完全に間違えました。ちょっと地味だと感じたチェク、飲み進むうちにどんどんとその真価と魅力を発揮していきました。流石にモンキエロ・カルボーネ渾身の白ワインなだけあります。インパクトよりも深みのワインですね。ガヴィはフランチェスコさんのアルバ醸造学校時代の学友とのコラボワインで学友が育てたコルテーゼでフランチェスコさんが醸造するという役割分担だそうです。

<ワインリスト>
1.ロエロ・アルネイス チェク・デラ・ビアンダ2013
2.ランゲ・ファヴォリータ2013
3.ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ2013
4.ランゲ・ネッビオーロ レグレット2011
5.ロエロ・リゼルヴァ プリンティ2010
6.バルベーラ・ダルバ モンビローネ2011
7.モスカート・ダスティ2013

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↑モンキエロ・カルボーネが造っているワインは手元参考資料に載っているだけで13種類(もしかしたら日本未輸入のワインが他にあるかもしれません)、そのうちの7種類がこの日サーヴされました。
 モンキエロ・カルボーネが所有する畑は全部で約18haあり、その中でもブリッコ・ディ・レオージネ、タノーネ、スルゥ、プリンティ、モンビローネの5つのコントラーダ(単一畑)がワイン醸造において中心的な存在です。今回の7種類のワインのうちガヴィとモスカートだけが自社畑のブドウではないワインです。
  レグレットは通訳のジョヴァンナさんも「どんな料理とも合わせられるワイン」と力説していた通りに非常に汎用性の高い赤ワインです。フランチェスコさんの話では元々はジョッベという名前でリリースしていたが他の生産者がジョッベを商標登録してしまって使用できなくなったので英語のリグレットと同じ「後悔」という意味の単語レグレットを「飲まないと後悔するよ」という意味を込めて命名したそうです。
  モンキエロ・カルボーネのフラッグシップ・ワインであるプリンティはその名の通り単一畑プリンティのネッビオーロのみを使用。モルト・エレガンテな素晴らしいネッビオーロでございます。
  モンビローネは今年1月に閉店した「Cantinetta Barbera(カンティネッタ・バルベーラ)」の周年祝い特別エチケッタの赤ワインとしても知られていますね。2013年の3周年の時に初めて呑んでその美味しさが非常に印象的でした。

  ピエモンテ料理専門ではないもののイタリア全土の郷土料理に精通している北山オーナーシェフ入魂のピエモンテ料理フルコースはこちら↓

<コース料理>
1.ストゥッツキーニ
2.牛タンの冷製ボッリートにバニェット・ロッソ添え
3.タヤリン アスパラゴ・ヴェルデとモリーユ茸とパンチェッタのスーゴ
4.ニョッキ・ディ・パターテ・コン・サルサ・フォンデュータ
5.仔羊腿肉のアッロースト ニンニクと香草風味
6.パンナコッタ・コン・フルッタ
7.自家製小菓子

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 (左)ストゥッツキーニ=おつまみは何と6種盛り。本当は5種盛りの予定が前日に「インサラータ・ルッサは無いの?」と効いた何某がいて急遽インサラータ・ルッサも加えた6種盛りに変更になったそうです。困った人がいるものですね(笑)。右手前の緑色の四角いのから時計回りに、
 ①スフォルマート・ディ・ズッキーニ(ズッキーニのムース)
 ②クロスティーニ・ディ・アッチューゲ・エ・ブッロ・コン・サルサ・ヴェルデ(アンチョビとバターのクロスティーニにイタリアンパセリのソース添え)
 ③ロビオラ・コン・クーニャ(牛乳&羊乳&山羊乳の3種混成チーズのロビオラにワイン用ブドウで作ったジャムのクーニャ添え)
 ④インサラータ・ルッサ(ロシア風ポテトサラダ)
 ⑤ペペローネ・コン・トンナート(パプリカにツナのソース添え)
 ⑥コニリオ・エ・ファーヴェ・コン・ザバイオーネ。(ウサギ肉と空豆に卵黄ソース添え)

  (中央)セコンド・ピアット級のボリュームに圧倒されますがこれでアンティパストです。牛タンのボッリートを冷まして薄くスライスし、季節野菜のインサラータの上にたっぷりとのせてトマトがベースのバニェット・ロッソと共に。
 (右)北山シェフの作るタヤリンは初めてですがこれまた絶品でした。

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 (左)モンキエロ夫妻から特に好評を得ていたのがこのチーズソースのニョッキ。
 (中央)焼き上がった仔羊腿肉を掲げるスタッフのすーさん。いつになくワイルドな男に見えます。
 (右)肉肉しい仔羊は力強さのあるモンビローネと共にいただきます。

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 (左)パンナコッタも日本で定番になっている冷やし固めたパンナコッタではなく焼きパンナコッタです。
 (右)スタッフのマッキーさん特製の小菓子盛り合わせ。

  イタリアワイン関係者はイタリア人名を付けてもらっていることがよくあり、例えばモンキエロ・カルボーネのワインを輸入している株式会社アルトリヴェッロの伊東社長はジョルジョ、関西営業担当T氏はジュリオというイタリア人名があります。フランチェスコさんが私達にもイタリア人名を付けてくれ、前述のEB社長が「ステファノStefano」、某イタリア料理店の代表ソムリエが「オスカルOscar」、そして私が「アルドAldo」という名前を拝命しました。何故にアルドなのかは分かりません、非常にノリの良い人なのでたぶんノリで決めたのでしょう(笑)。せっかく拝命したのでイタリアな場では「Mi chiamo Aldo.」と自己紹介に使わせてもらいますね。

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 (左)全ての料理を作り終えて挨拶をする北山シェフ。
 (右)TAVERNETTA da KITAYAMAの皆さんとアルトリヴェッロT氏と一緒に記念撮影するフランチェスコさん&ルクレツィアさん。
  フランチェスコさん、非常にノリの良い人でした。「Grazie mille」を日本語に直訳すると「ありがとう千回」という話から「アリガトセ~ン」というアヤシイ日本語や「オイシイ~」「スゴイ~」を連発、さらにはモンキエロ・カルボーネのステッカーをあちこちにペタペタ貼りだしたり(笑)

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