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スペインのアツい奴らと3年半振りの再会

  3年半前、東日本大震災が起こって多くのワイン生産者の来日イベントが中止になった中で日本を応援するためにいち早く駆け付けてくれたのがスペインの生産者「ボデガス・ロス・アルヒべス」当主マニュエル・モランテ氏と「エメンディス」当主アンナ・バレス・バトレ氏。私は四天王寺「Wassy's Dining Souple」で開催されたチャリティーワインパーティーで彼らと会いました。その時のことは「スペインからアツい奴らが来てくれた」に詳しく書いてます。
  実はSoupleでのワインパーティーの翌日にバスク料理店「ETXOLA(エチョラ)」にも彼らは行っていて、それがETXOLAにとって記念すべき初めてのワインメーカーズディナーとなったそうなのです。平山オーナーと「また来るよ」と約束したマニュエルさんとアンナさんがその約束を果たすために3年半振りにやって来てくれ、「gastroteka bimendi(ガストロテカ・ビメンディ)」にて二人を囲んでのワインメーカーズディナーが開催されました。これが10月&11月にETXOLAとgastroteka bimendiとで合計5回あるワインメーカーズディナーのファイナルです。
  インポーターの株式会社仙石の仙石恭子マネージャーに通訳してもらって、3年半前にSoupleで会っていることを当時の写真を見せながら話し、再び大阪に来てくれたことへの御礼を述べました。

<ワインリスト>
1.エメンディス「イムム ブリュット・ナトゥーレ・レゼルヴァ」
2.アルヒべス「ヴィーニャ・アルヒべス・ブランコ2013」
3.エメンディス「トリオ・ヴァリエタル2013」
4.アルヒべス「アルヒべス2008」
5.エメンディス「マテル2006」
6.アルヒべス「セレクトゥス2008」

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 (左)ラテン語で「深い」という意味のイムムはチャレッロ&マカベオ&パレリャーダというカヴァの典型的な3品種の組み合わせ。グレープフルーツの香りとほとんどリキュール添加をしていないのにブドウ自体の甘味をほのかに感じます。
 (中央)ヴィーニャ・アルヒべス・ブランコは夜の気温が下がった時に機械で収穫したソーヴィニヨン・ブラン80%とシャルドネ20%のブレンド。ソーヴィニヨン・ブランはアロマを出すためにステンレスタンクで熟成させ、シャルドネは骨格を与えて2~3年は熟成できるようにするためにフレンチオーク樽で発酵。
 (右)トリオ・ヴァリエタルはその名の通りマカベオ&ムスカ&シャルドネの3種類の白ブドウを使用。ヴィンテージによって異なるものの大体20%程使用しているムスカ=マスカットの甘い香りが特徴的ですが結構ドライに仕上がっています。

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 (左)アルヒべスは手摘みのカベルネ・ソーヴィニヨン&カベルネ・フラン&メルローを使用したボルドーブレンドの赤ワイン。1万リットルの大樽でマロラクティック発酵の後にバリックで熟成(80%がフレンチオーク樽で20%がアメリカンオーク樽)。ボルドーワインと比べて鉄分をあまり感じず酸度が高いと感じるのですがマニュエルさんは「ボルドーワインの方が酸はある。たまたま土壌に適したブドウがボルドー品種だったのでボルドーブレンドで醸造していて特にボルドーワインは意識していない」と言います。
 (中央)マテルとはラテン語で母親を意味し、しっかりした女性の横腹をエチケットのデザインにしてあります。3年半前と同じ2006年ヴィンテージ、前回呑んだ時の印象を思い出しながら呑んでみるとパワフルさと硬さが取れて非常に柔らかくエレガントに変化していました。この2006年ヴィンテージの次は2011年ヴィンテージまで飛ぶそうです。
 (右)セレクトゥスにはシラー40%&カベルネ・ソーヴィニヨン15%&カベルネ・フラン15%&メルロー15%をブレンド。1万リットルの大樽でマロラクティック発酵後にフレンチオーク新樽で18ヵ月も熟成。複雑味とカフェラッテのような甘苦い香りがしますね。

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 (左)カリフラワーのクワハダとロンバルディア産キャビア。何故にイタリアのロンバルディア州産のキャビアが添えられているのかという理由を私は知っていますがここでは書けません(笑)。
 (中央)大間産ひっさげマグロのマリナードとトマテのエンサラーダ。
 (右)フォアグラのフランにグリーンピースとルッコラのクレマ。底に飴色に炒めた玉ねぎを敷き、その上にフォアグラのフラン、グリーンピースとルッコラのクレマを注いで三層構造になっています。フォアグラのテリーヌ程にフォアグラの風味が濃厚ではないのでトリオ・ヴァリエタルともバッチシ合います。

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 (左)ポルチーニのオーブン焼きに豚足の赤ワインソース。
 (中央)スペイン産アンコウの入ったアロス・ネグロ。
 (右)順番が前後していますがポストレはカヴァとパイナップルのソルベテ。

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 (左)セゴビア名物料理「コチニージョ(=仔豚の丸焼き)」を掲げる平山オーナー。
 (右)切り分けられた仔豚とその焼き汁を吸った玉ねぎとサツマイモのフリートスを添えて。昨年1月に東京・代々木八幡の「Ardoak(アルドアック)」で食べて以来となるコチニージョ。パリッと焼けた皮の下のゼラチン質の部分がコチニージョの最大の美味ポイントなのです。

  今回はワインメーカーズディナー初参加お二人も含めた5人テーブルで異常な位のハイ・テンションで大盛り上がり。こういう雰囲気のワインメーカーズディナーもたまには悪くないですね(笑)。

  ワインメーカーズディナー終了後にベンハミン・ロメオの時と同じく本店ETXOLAの特等席に移動して食後の締めタイムに入ったのですが今回はまなみんソムリエールに食後酒ではなくワインを希望しました。11/6にETXOLAで開催された「アスル・イ・ガランサ」のワインメーカーズディナーに参加しなかったのでアスル・イ・ガランサのワインがどんなものなのか呑んでみたかったのです。

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↑左から「フィエスタ2013」「ガルシアーノ2012」「アブリル・デ・アスル・イ・ガランサ2013」。どの赤ワインもいわゆるビオとか自然派と呼ばれるタイプのワインであることは一口呑んで判ります。苦手とする人もいるのですがこういうタイプのワインを日頃から美味しく呑んでいる私にはどのワインも美味しく受け入れられます。
  醸造学校で同級生だった醸造担当ダニエル・サンチェス・ノゲ氏と栽培担当マリア・バレナ・ベルスネギ氏のコンビにマリアさんの兄でエチケットのデザインを担当するフェルナンド・バレナ・ベルスネギ氏を加えた3人で2000年に設立したのがアスル・イ・ガランサです。アスル・イ・ガランサはD.O.ナヴァ-ラの生産者の中でもヨーロッパ最大の砂漠地帯ラス・バルデナス・レアレスの一端カルカステョーリョ村でワイン造りを行っている唯一の生産者。この場所に他の生産者がやって来ない理由は、雨が降らないので降雨の影響を受けず砂漠から吹く乾燥した風と北部のピレネー山脈から吹く涼しい風のおかげで病気の心配もほとんど無いもののブドウ果実が大きく成長せず収量も少ないため。アスル・イ・ガランサでは果実の小さいブドウの方が凝縮感があり、大量生産しないので収量が少なくても問題無いと積極的に捉えて農薬等を一切使用しない有機農法を実践しています。
  インポーターの株式会社モトックスがこういうビオとか自然派と呼ばれるタイプのワインを取り扱っていることが意外でした。もちろん同社の取扱い生産者の中には自然農法のワイン造りを行っている生産者もいることは知っていますが、株式会社ラシーヌや株式会社ヴィナイオータのようにそれ専門という訳ではないですからね。幅の広い会社さんです。
 

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