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ディケムかき氷のワイン会

  西天満のワインバー「Tuxedo Park(タキシード・パーク)」の北野オーナーソムリエールからのお誘いを受けて急きょ同店でのワイン会に参戦してきました。
 京都の西村酒店とのコラボによるこのワイン会は真夏の7月という時季を考えて赤ワイン抜きで構成されています。ワインは全て西村酒店当主の西村氏によるセレクト。

<ワインリスト>
1.アンリ・ビリオ「グラン・クリュ・アンボネィ キュヴェ・トラディションNV」
2.「シャトー・カルボニュー・ブラン2010」
3.ドメーヌ・ジョルジュ・ヴェルネ「コンドリュー レ・シャイエ・ド・ランフェール2009」 
4.ドメーヌ・レイモン・ユッセリオ「コート・デュ・ローヌ・ブラン2011」
5.シャトー・デ・トゥール「コート・デュ・ローヌ・ブラン・レゼルヴ2009」
6.「シャトー・ミュザール・ホワイト1999」
7.「シャトー・ディケム1999」

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 (左)ウェルカム・シャンパーニュという位置付けでサーヴされたアンリ・ビリオですがこれはクオリティー高いですね。
 (中央)ボルドー地方きっての白ワインの名産地であるグラーヴ地区ペサック・レオニャン村のシャトー・カルボニュー・ブラン。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン主体にセミヨンとミュスカデルで、西村氏曰く「僅か数%しか入っていないミュスカデルが実はポイント」とのこと。
 (右)北ローヌのコンドリュー村のトップ生産者ジョルジュ・ヴェルネの二大看板ワインが「コトー・ド・ヴェルノン」とこのレ・シャイエ・ド・ランフェール。ヴィオニエという品種は私の数少ない苦手品種でありヴィオニエ100%の白ワインを進んで呑むことはあまりしないのですがこのワインは流石に美味しいですね。

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 (左)ローヌの白ワインの定番品種であるマルサンヌとルーサンヌの組み合わせ、他の白ワインと比べて凡庸な感じです・・・
 (中央)この白ワインが選ばれた理由は非常に珍しいグルナッシュ・ブラン100%の白ワインだから。確かにグルナッシュ・ブラン単体での白ワインて見かけないですもんね。
 (右)個人的にこの日の一番の当たりがレバノンのシャトー・ミュザール・ホワイト。レバノンは6000年以上のワイン造りの歴史のある国で、この白ワインに使われている品種のオバイデはシャルドネの祖先、メルワーはセミヨンの祖先と言われています。非常に濃い色をしていますがマセラシオン=果皮浸漬を行っている訳ではないようです。大きめのブルゴーニュグラスで温度も高い目(赤ワインと同じ位)で呑むのが適してますね。非常におもしろいワインです。

  あくまでワイン主役の会なので食べ物も基本的に控え目で。1~5までをおつまみプレートで通し、異色の白ワインであるシャトー・ミュザール・ホワイトに合わせて2種類のメイン料理が登場。

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 (左)おつまみプレートは豊中のチーズ屋から仕入れている熟成チーズ3種類とパン2種類にナッツ。
 (中央)オリーヴオイルで6時間低温火入れした鶏腿肉のコンフィ。
 (右)車海老とマツタケのバターソテー。

  そしていよいよ本日の目玉の登場です!

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 (左)レンタルしてきたアイス・スライサーでかき氷を準備する北野オーナーソムリエ。
 (中央)シャトー・ディケム1998のハーフボトル。
 (右)かき氷にかける前に先ずはディケム単独でいただきます。他の甘口ワインとは香りが全く別次元です!同じソーテルヌと比べても別格の存在感。これがディケムなのですね(震撼)。この偉大な甘口ワインをかき氷にかけて食べるなんて大それたことは一度は経験してみたいものですが一度切りでいいですね、やはりディケム単独の方が圧倒的に良いですから(笑)。

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