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第3回アントンnight マルケ編

  京町堀の老舗ナポリ料理店「Ristorante e Pizzeria Santa Lucia(サンタ・ルチア)」の看板ソムリエであるアントン尾畑さんが他店のシェフとコラボするイベント「アントンnight」(またの名を「アンモナイト」)の第3回マルケ編です。第1回カンパーニア編第2回ピエモンテ編と岸里「Linea7(リネア・セッテ)」での開催でしたが、マルケ州と言えばこのお店のこの人しかいないでしょう。おそらく日本で唯一のマルケ料理とマルケワインの専門店「Osteria La Cicerchia(オステリア ラ・チチェルキア)」の連オーナーシェフ兼シニアソムリエール(以下「ムラジーナ」さん)。
  アントンさんとムラジーナさんはA.V.I=Amici Vini Italianiの仲間であり同年齢でもある仲良しコンビ。シニアソムリエールにしてマルケワインのスペシャリストでもあるムラジーナさんとのコラボなだけにアントンさんもこれまで以上に入念に打ち合わせを行ったそうです。

<ワインリスト>
1.エンツォ・メチェッラ「ヴァルディッキオ・ディ・マテリカ・ブリュット・グラン・クリュNV」 
2.テッラクルーダ「ボッカリーノ ビアンケッロ・デル・メタウロ2012」
3.クラーラ・マルチェッリ「ラッファ オッフィーダ・パッセリーナ」
4.べリサリオ「ヴィネーティ・べリサリオ ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ2007」
5.ガロフォリ「ポディウム ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラシコ・リゼルヴァ2006」
6.レ・カニエッテ「ロッソ・ベッロ ロッソ・ピチェーノ」
7.ウマニ・ロンキ「フォンテ・デル・レ ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ」
8.ヴェレノージ「ルディ」
9.ファットリア・サン・ロレンツォ「イル・サン・ロレンツォ2001」
10.ヴィショラ(すみのみ桜リキュール)

  事前に公開されていたワインリストを見てメチャクチャ気になっていたのが4&5の比較テイスティング。山間部の土着品種ヴェルディッキオ・ディ・マテリカと沿海部の土着品種ヴァルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージのそれぞれ熟成したワインを呑み比べることなど滅多にできませんからね。アントンさんに後で聞くとこの比較テイスティングはまさにこの会の「隠しテーマ」だとのこと。私の感性もまんざら捨てたもんでないですね(笑)。

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 (左)スプマンテももちろんマルケ土着品種のヴェルディッキオ・ディ・マテリカで造られたスプマンテで、インポーターはメイワ株式会社。シャルマー製法ながらもかなりのクオリティーです。しかしシャンパーニュでもないのにグラン・クリュて名乗ってええのかいな?(笑)
 (中央)テッラクルーダはペーザロの標高400mの山岳地帯に畑を持ち、アンコーナ大学農学部と提携して土着品種の保存にも尽力している生産者です。インポーターは御馴染み和歌山県にある株式会社仙石。スッキリ呑みやすいですね。
 (右)このパッセリーナ100%の白ワインは昨年の2013年最終ハシゴ酒の中で「mammouth cafe」でも呑んでますね、インポーターはBMO株式会社。その時はかなり変わった個性のクセモノなワインだと思いましたが時間の経過で温度が上がって行くに連れて膨らみが増してきてなかなかエエ感じに。

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 (左)べリサリオはその栽培ブドウの大部分がヴェルディッキオ・ディ・マテリカという生産者で、インポーターは京都の株式会社イタショク。ものすごくミネラル豊かです!
 (中央)ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージの第一人者であるガロフォリの誇る長期熟成型ワインがこのポディウム。インポーターは有限会社フードライナー。「このワインが入手できたのでマルケ編の開催を決めた」とアントンさんが言い切るのも伊達ではない、これこそヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージの熟成ポテンシャルを最大限に発揮した究極ワインと言えますでしょう!
 (右)アスコリ・ピチェーノ県リバトランソーネの山奥にあるレ・カニエッテの畑はロッソ・ピチェーノの生産エリアの中では異例の粘土質と砂質とが適度に入り混じった土壌でピエモンテのネッビオーロのような特徴のワインを生み出したりしていますがこのロッソ・ベッロは同社で最もカジュアルなワイン。

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 (左)ラクリマ・モッロ・ダルバの最大の特徴であるバラの香りはこのワインにもしっかりあります、インポーターはモンテ物産株式会社。
 (中央)私も好きな「ロッジョ・デル・フィラーレ」を造るヴェレノージのトップ・キュヴェがこのルディで、インポーターは株式会社稲葉。ルディ=遊びという意味で、モンテプルチアーノにメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンとをブレンドしていてモンテプルチアーノ特有の甘味をはっきり感じますね。
 (右)ムラジーナさんの友人ナタリーノさんがオーナーのファットリア・サン・ロレンツォによるシラー100%ワインです。上代では10種類のワインの中でダントツの最高値、インポーターはこれもメイワ株式会社。

  普段はコース料理はやっていないムラジーナさんの今宵限りの特別コース料理。

1.オリーヴェ・アスコラーネ&パンツァネッラ&ロンツァ・ディ・フィーコ&サラーメ
2.パッサテッリ・イン・ブロード
3.バッカラ・アンコネターナ
4.ヴィンチスグラッスィ
5.コニリオ・イン・ポルケッタ
6.ドルチェ・ミスト

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 (左)Cicerchia定番の前菜を少しずつ盛り合わせで。オリーヴの肉詰めフリットは何度食べても不変の美味しさ。イチジクのサラミであるロンツァ・ディ・フィーコを初めて食べる人は興味津々な様子でした。
 (中央)パッサテッリは野菜のブロード仕立てで。同店で10人分のパスタを同時に作るのはオープン以来初めてのことでムラジーナさんもなかなか大変そうでした。
 (右)おそらくCicerchia唯一の魚料理。マルケ州の州都であるアンコーナは海に面して魚介が豊富に獲れる街ですがバッカラ・アンコネターナはバッカラ(=塩漬け干しダラ)を戻してジャガイモと玉ねぎと一緒に煮た料理です。

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 (左)マチェラータの名物料理であるヴィンチスグラッスィは牛肉と鶏の内臓とを使って作るラザーニャ。仕込みに手間がかかる割にはあまりオーダーが出ないので滅多に仕込まず、確実に食べたい場合は要予約なレアメニューなのです。このヴィンチスグラッスィを以前からずっと食べたかったので食べられて感動です。これまで某店の名物ランチメニューであるラザーニャがマイ・ベスト・ラザーニャでしたが正直それを上回る美味しさでした。
 (中央)コニリオ・イン・ポルケッタは骨付きのままブツ切りにしたコニリオ(=家禽ウサギ肉)を野生フィノッキオと豚皮と一緒にロースト。すっごいボリューム!
 (右)普段ドルチェはほとんど置いてない同店なのでドルチェ・ミストは、ヴァルネッリ社のアニスのリキュール風味のビスコッティやオリーヴオイル入りチョコレート等を盛り合わせで。これに合わせる食後酒は、スミノミ桜という野生の桜の実で造る甘口リキュールのヴィショラです。

  アントンさん&ムラジーナさんの同い年コンビのホスピタリティお見事でした!次回はちょっと先になるそうですがエミリア・ロマーニャ州がテーマになる予定。会場のお店は以前から噂に聞いていて気になっているので開催日までに行ってみなくては。


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