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シモーネ流エスプレッソにカルチャーショック!

  今日は寄り道せず真っ直ぐ帰ろうかと思っていましたが上本町で人気のパン屋「cocoro」のすぐ北、東高津公園の傍に気になるお店があることを思い出して立ち寄ってみることに。「Bottega Simone(ボッテガ・シモーネ)」というお店です。ちなみにbottegaボッテガとは「工房」を意味するイタリア語。
  事前に持っていた情報は、オーナーさんは「シモーネ」というアダ名を持つイタリアナイズされた日本人男性でコーヒーに相当のこだわりがあって昨年11月から専属シェフも加入しているという程度だけ。ワインバーなのかイタリアンバールなのかトラットリアなのか全く知らないまま19時過ぎに行ってみると、ハンチング帽をかぶった柔らかな物腰の男性(この男性がシモーネさん)が迎えてくれました。ちょっと辺鄙な場所にも関わらずカウンター席は予約で満席、テーブル席もすぐに埋まってしまいました。

  シモーネさんが半紙に筆で手書きしたメニューを持ってきて料理の説明をしてくれます。5千円・8千円・1万円の3種類のおまかせコース、本日のおすすめ、定番とがあり、本日のおすすめは値段が書いてないので少しビビりながらもズワイガニを焼きガニにしてもらうことに。
  この日のグラスワインは、シャンパーニュ1種類、白ワイン1種類、赤ワイン2種類。先ずはイタリア・ヴェネト州のカンパニョーラ「シャルドネ・デル・ヴェネト」を呑みながらカニの焼き上がりを待ちます。カニと合わせるワインですが以前に「conextion」の藤次シニアソムリエから「あらゆる素材の中で最も味の濃い素材であるカニには赤ワイン」と聞いて以降カニの料理にはなるべく赤ワインを試すようにしていて、シモーネさんも「僕もカニには果実味の強過ぎない赤ワインだと思います」と意見が合致。2種類の赤ワインのうち、「サッシカイア」を生み出したトスカーナの名門テヌータ・サン・グイドがサルデーニャ島で立ち上げたアグリコーラ・プーニカの「モンテッス」で行くことにします。モンテッスはカリニャーノ(フランス品種で言うカリニャン)60%にカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランとメルローとシラーを各10%ずつブレンドしています。失礼ながらサルデーニャの赤ワインと思えぬ均整の取れたスマートな造りでカニともイケます。

DSC_3672.jpg DSC_3673.jpg
 (左)皿の中心にサラダを盛り、その周りに香ばしく焼かれたズワイガニの足を配してあります。「さっきまで生きてたカニですよ」とシモーネさん。中心のサラダのヴィネグレットが異様に旨いです。
 (右)まさかの漆の器に入って出てきたエスプレッソ・ダブル。あえてイタリア風にカッフェ・ドッピオとは書かないでおきます。「ティピカ種の豆の特徴を活かしたブレンドなので通常のイタリアンのエスプレッソよりもシャープです」と言って砂糖を置かずにキッチンに戻って行ったシモーネさん。砂糖を持ってくるのを忘れた?いや、これは砂糖を入れずに飲んでという意味か?とにかく一口飲んでみよう、そうすれば明らかになるはず。そして一口飲んで驚愕しました。ものスゴイ酸味のキレ味。キレっキレ、まるで研ぎ澄まされた日本刀のようにスパッと斬れる。こんな鋭角な酸味のエスプレッソをこれまで飲んだことがありません。「LA VINERIA BRAVURA」が使うパッサラックア社の豆も「Punto e Linea」が使うラ・ヴァッツァ社の豆も深いコクがあってそこに砂糖を入れることでさらに深みと広がりが出ます。しかしこの豆はそれらの豆と全くタイプが異なる、砂糖を入れることで酸味が殺されてしまいます。なのでわざと砂糖は出さない。カッフェではなく、エスプレッソ、それもまさにシモーネ流エスプレッソと言うべき、カルチャーショックなエスプレッソでした。

  値段の書いてない焼きガニですが自分が思ってたよりもお安かったです、ホッ(笑)。
  こちらのお店はワインバーでもイタリアン・バールでもトラットリアでもないですね。オーナーのシモーネさんのこだわりのモノ(エスプレッソ、ワイン、料理、内装etc.)を集めた、店名の通りの「シモーネの工房」です。


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COMMENTS

No title

はじめまして!居酒屋で働いててワインに興味があって見させてもらいました!
結構勉強になること多いです。ありがとうございます。
これからも更新楽しみにしています!

No title

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

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