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郷土料理会⑧ 飲んで、食って、笑おうがTAVERNETTA流

  「イタリア郷土料理とワイン愛好会」のメンバーのY子さんがイタリア・ヴェネト州ヴェローナでの2ヵ月間の語学留学を無事に終えて先月に帰国されたましたのでそのおかえりなさい会を開催しました。5月に壮行会を新町「お酒・料理 玉ねぎ」で開催した時からおかえりなさい会の会場は私の中でこちらに内定していました、南船場の「TAVERNETTA da KITAYAMA(タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ)」です。3日間のお盆休み明け初日で仕込みが大変な日程にも関わらず開催を快諾いただいた北山オーナーシェフ&魚見マネージャーに感謝申し上げます。
 
  郷土料理会のフルメンバーは私を含めて5人ですが5人全員揃ったのは前回の玉ねぎ壮行会の時だけで今回も1人欠員の4人での開催。ただ、4人という人数が逆に幸いして店奥の個室を使わせていただくことができました。

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↑個室の棚にはパスタマシーンや乾燥パスタ、デキャンタ等が飾ってあります。

  今回も予算と苦手食材とを事前に伝えておいて料理・ワインはお店におまかせするスタイルで。魚見マネージャーから「せっかく来ていただいたのに呑み足りないで帰っていただくことがあってはいけないのでワインは4本用意してあります」との説明を聞き、ワインが4本ということは料理1皿につきワイン1本ペースだろうから料理4皿+ドルチェの構成だろうなと脳内で予測。

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↑ストゥッツキーノ(付き出し)はシエナ風コッパ&生ハムペーストのクロスティーニ&水ナスとスモークしたホタテ貝柱の3種盛り(左)。シエナ風コッパとクロスティーニは酒盗ならぬワイン盗ですね。魚見マネージャーが「呑むペース速いですねっ!?」と驚く勢いでスプマンテが消費されていきます。水ナスとホタテ貝柱には女性陣から「イタリアンで水ナスとは意外、この感覚は日本人シェフならでは」「ホタテ貝柱がちゃんと火は通っているのに限りなく生に近い食感で旨味が凝縮されているのがスゴイ」と絶賛のお声が。
 スプマンテはトレンティーノ・アルト・アディジェ州のロータリ「エクストラ・ブリュット アルペ・レジス2007」(右)。東大阪のインポーターのモトックス社のド定番生産者ロータリのスプマンテについてはこのブログでも御馴染みですが「アルプスの王」という意味の言葉アルペ・レジスを冠したこのエクストラ・ブリュットは初めて呑みました。シャルドネ100%のブラン・ド・ブランで48ヵ月もの瓶内熟成期間(トレントDOCの法定瓶内熟成期間は最低15ヵ月以上)を経たスペチャーレなスプマンテです。

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↑冷製アンティパストはマグロのトラパニ風&インサラータ・ディ・リーゾの2種盛り(左)。シチリア島の西端に位置するトラパニはマグロ漁で有名な街で、トマト&バジル&アーモンドで作るペーストで和えた料理をトラパニ風と呼ぶようです。インサラータ・ディ・リーゾはチコリを器にした美しい盛り付け。
 シチリア風前菜に合わせてワインもシチリア州のテヌータ・デッレ・テッレ・ネレ「エトナ・ロザート2012」(右)。エトナ火山の北斜面の標高の高い場所にある畑ならではのミネラリーなロゼワインとcoolな冷菜との相性はバッチシ!

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↑温製アンティパストはギアラとレンズ豆の煮込み(左)。ギアラは牛の第四胃で焼き肉屋では赤センと呼ばれる部位です。前菜と言うよりかはちょっとしたセコンド・ピアット級の料理ですよ。
 トレンティーノ・アルト・アディジェ州のフランツ・ゴイエール「サンタ・マッダレーナ・クラシコ2011」(右)。このワインは魚見マネージャーから最初ブラインドで出されました。酸味の感じが明らかに北イタリアのワインで間違っても南イタリアのワインではない。北山シェフがトレンティーノ・アルト・アディジェ州で修行されていることからして同州の土着品種スキアーヴァかな?という考えが浮かびましたが確信が持てず声に出して言わないでいると魚見マネージャーから正解発表が。やはりスキアーヴァのワインでした!声高に宣言しておけば良かった(苦笑)。

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↑プリモ・ピアットはストロッツァプレーティ(左)。エミリア・ロマーニャ州等の中部イタリアで作られる手打ちパスタの1種なのですが1本1本手延べ&手巻きして作るパスタです。
 トレンティーノ・アルト・アディジェ州ボルツァーノ県ヴェルトゥルノのラドアール「ロアフ2010」(右)。北イタリアでも珍しいツヴァイゲルト80%にピノ・ネロ20%というブレンドです。実はこのワインは追加のグラスワインです。上述したように4人でワイン4本なら料理も4皿+ドルチェの構成だろうと脳内予想していたらアンティパストが冷菜と温菜との2皿あったので5皿+ドルチェの構成ということになります。魚見マネージャーとしては4本目の赤ワインとセコンド・ピアットに行くまでに3本のワインで4皿の料理と合わせるペースを想定してはったようですが我々がそれを上回る1皿に1本ペースで呑み進んでいるので既に3本目のサンタ・マッダレーナ・クラシコは温製アンティパスト完食と共に空いてしまってます。そこでこのワインをグラスで追加となった次第です(汗)。

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↑セコンド・ピアットは熊本産馬肉のタリアータにルッコラとパルミジャーノを添えて(左)。前々から食べたかった北山シェフの得意料理ですよ。馬肉は生の馬刺しでしか食べたこと無かったのですが加熱した馬ハラミ肉ってこんなにジューシーで旨味に溢れているのですね。
 トスカーナ州のイル・コッレ「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2007」(右)。魚見マネージャーからメインの赤ワインの候補としてこのワインとサン・ファビアーノ・カルチナイア「キァンティ・クラシコ・リゼルヴァ チェッロレ2007」とが提案され、開催者特権で私がこのワインを指名しました。もちろんチェッロレは大好きなワインで品質も安定しています。あえてややボトル差があるというイル・コッレに賭けてみたかったのです。そしてその賭けに勝利しました。私が予想していた美味しさの限界を超えた美味しさ!イル・コッレはブドウ栽培において農薬・化学肥料を一切用いず、醸造においても天然酵母による発酵と大樽熟成という昔ながらの方法を採用しているんだとか。ブルネッロなのでボリューム感のあるワインを予想していたらとんでもない、こんなピュアな果実味のキレイで優しいブルネッロがあるのかと目から鱗、大感動でした。

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↑ドルチェ盛り合わせ(左)と食後酒3種類(右)。食後酒は左からヴィニャイ・ダ・ドゥリーネ「ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ」、エルバルーナ「バローロ・キナーティ」、カステルグラーヴェ「ヴィン・サント・デル・キァンティ・クラシコ」。この中のどれかを呑んだはずなのですが正直に言いますと酔っ払っていてどれを呑んだのか記憶がありません。たぶんヴィニャイ・ダ・ドゥリーネのはずなのですが。。。

  美味しい料理とワインをいただき、Y子さんのイタリア土産話を聞きながら終始笑いの絶えない3時間余り。TAVERNETTA da KITAYAMAのコンセプトは「飲んで、食って、笑おう」だそうですがその通りに、いやそれ以上に「呑みまくって、喰いまくって、笑いまくった」夜でした。


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