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若き大将の和食とワインのマリアージュ

  和食とワインのマリアージュを探る会に参加してきました。会場は大阪市福島区にて5/9にオープンしたばかりの「いわ志」。まだ30歳前の若き大将の谷山さんと色白美人な奥様の御二人で切り盛りされています。
  ワインは全て主催者Sリンさんのセレクトによる持ち込み。

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↑イタリア・ロンバルディア州のカヴァレッリ「フランチャコルタ ブラン・ド・ブラン」(左)。
 同じくイタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の巨人ヴィエ・ディ・ロマンス「ドレエ2011」(中央)。
 トスカーナ州のヴァルデッレコルティ「サンジョヴェーゼ・ロザート」(右)。

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↑フランスからのハンドキャリー物のブルゴーニュ地方のドメーヌ・フランソワ・ペロ「シャンボール・ミュジニー2007」(左)。
 締めシャンパーニュはヴーヴ・クリコ「ポンサルダン・ロゼNV」(右)。

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↑いわ志は福島6丁目の交差点すぐ、ライオン大阪ビルの隣のビルの4階にあります(左)。ビルにエレベーターは備わっていないので階段で上り下りするのですが素面の行きはよいものの酔っぱの帰りは要注意です(笑)。
 ワイン会のために大将が特別に構成を考えて下さったコース料理(右)。

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↑旬野菜とポテトのサラダ(左)。ポテトサラダはジャガイモの食感を割としっかり残してあります、生野菜のドレッシングは人参ベース。
  鴨肉とチーズの瞬間燻製(中央)。軽く炙った鴨胸肉とチーズに着火した桜チップを添えて上から器を被せ、しばらくして器を上げると薫香とともに出来上がった燻製の登場という演出です。
  刺し身盛り合わせ(左)。見て下さい、この豪勢な盛りを!これで一人前ですよ。きずしは皮目を炙ったものと炙ってないものの2切れ、カンパチ、肉厚のヒラメとその縁側、脂ののった極上イワシ、カツオの5種盛りです。

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↑中休み的にじゅんさいをツルツルっと(左)。
  蓮根饅頭にはカニ身入りの濃厚な餡をかけて(中央)。和食には珍しい器だったので大将に「この器はカレーライスにもってこいですね」と冗談を言ったら「賄いでカレーライス食べるのにこの器使います」と返してくれましたわ。
  これまた肉厚の金目鯛の煮付け、その卵を添えて(右)。
 
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↑ハモの骨から取った極上出汁のハモしゃぶしゃぶ(左)。ハモも肉厚な上物ですがとにかく出汁が美味しい!ハモを食べ切り出汁も余さず飲み干してしまったところに、Sリンさんのリクエストで素麺が登場します。当然ながら出汁も追加でおかわり、素麺をその中に投入してにゅうめんとしてこれまた美味しくいただきました(右)。

  コースの締めは大将御自慢の握り寿司です。この時点で既にお腹はパンパン。大将が「そんなには食べられないですよね?」と聞きましたが正直1貫食べられるかどうかという満腹具合。しかしながら1貫目を食べてその美味しさに驚嘆、2貫目、3貫目とペロリと平らげてしまいました。

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↑真鯛の昆布〆(左)。昆布の美味しさを知っている日本人で良かったと思える瞬間。
 カンパチの脂ののった腹身部分を塩とレモンでサッパリと(中央)。
 刺し身盛り合わせでも食べた極上イワシ(右)。店名がいわ志なだけにイワシの仕入れには相当こだわっておられると思われます。

  これで終わりかと思ったら大将が「まだありますよ」と透明の器を取り出します。「あぁ、デザートの水物・水菓子ね」と思い込んで出てきた器の中身を見てビックリ!

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↑イクラとウニのご飯でした。最後の力を振り絞ってこれも平らげました(笑)。

  さて、持ち込みワインと和食とのマリアージュですが、どれも上手く合いました。中でも目覚ましい働きぶりだったのがドレエとサンジョヴェーゼ・ロザート。ドレエは少し温度が上がってくるとオイリーさが出てきてトロンとし出すのですがこの状態のドレエとヒラメ縁側とのマリアージュは予想を超えた完璧なマリアージュ!そしてワイン自体からして極めてクオリティーの高いサンジョヴェーゼ・ロザートは料理との組み合わせにおいても万能でした。どの料理とも仲良くやってくれました。

 
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