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C→B生産者イベントのハシゴ決行

 同じ日の同じ時間帯に違う場所で生産者イベントが2つ。普通ならどちらか1つへの参加を諦めるところです。しかし、会場となるお店がどちらも大好きなお店で、この2店をハシゴ酒をした実績が何度もありまして今回もハシゴを決行しました。それが可能だったのも、2つの生産者イベントのスタイルが「生産者が滞在している時間帯のいつ来ていつ帰ってもいい」というスタイルで共通していたから。「conextion(コネクション)」と「BRAVURA(ブラヴーラ)」の2店のイニシャルから「C→Bハシゴ」です。

 conextionにやって来たのはアメリカ・オレゴン州「トリイ・モア」の醸造家ジャック・タルディ氏です。1993年創立のトリイ・モアはオレゴンワインの第二世代(タルディ氏曰く「第一世代はジ・アイリーやドメーヌ・ドルーアン」)で、トリイ・モアというワイナリー名は日本語の鳥居と古代スカンジナビア語で「大地」を意味するモアとを合わせた造語です。オーナーのドナルド・オルソン氏は「ワイン、特にピノ・ノワールは人間と自然が相互に協力しあって造り出される値段の付けられない芸術作品」だと考え、タルディ氏も「アルコールを科学するつもりは無い、畑におけるブドウの糖度が全て」と自然の恵みであるブドウの大切さを語っています。

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↑「ピノ・ブラン2010」と「シャルドネ2009」(左)、NZ産手長海老のタルタル(右)。先ずはピノ・ブランで喉を潤し、シャルドネに合わせて藤次シニアソムリエにおまかせで出してもらった手長海老のタルタルを添えられたレモンシャーベットと混ぜ合わせて食べると、これがまたシャルドネと最高にマッチします!花柄の皿への盛り付けも美しく、熊シェフお見事です。

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↑ブラックラベルと呼ばれるスタンダードな「ピノ・ノワール2009」「ピノ・ノワール2010」と上級キュヴェの「ドゥ―・ベール・リザーヴ ピノ・ノワール」(左)、そしてホワイトアスパラガスとキノコのフリカッセ(右)。このフリカッセも尋常でない美味しさでした。

  トリイ・モアでは全部で8種類のピノ・ノワールのワインを造っていて、そのうち日本に輸入されているのはブラックラベルとドゥー・ベール・リザーヴの2種類のみ。8種類の内訳は、シングル・ヴィンヤード4種類(オルソン、ニサ、オラーラ、ラ・コリーナ)、リザーヴ2種類(ドゥー・ヴェール・リザーヴ、クラブメンバー用リザーヴ)、ダンディ・ヒルズ、ブラックラベルとなります。シングル・ヴィンヤードはオルソン・エステート・ヴィンヤードのみ自社畑で他の3つはブドウを購入しているそうです。
  ブラックラベルはオレゴン州のピノ・ノワールを知る上でお手本的なワインだと思います。ドゥー・ヴェール・リザーヴは明らかにレベルの違いを感じます。この上の4つのシングル・ヴィンヤード物となると一体どんだけ美味しいのか。タルディさんに4つのシングル・ヴィンヤードの個性の違いについて質問してみると、「オルソンのワインはデリケートでソフト、複雑味があって余韻も長く私も大好きなワイン。ラ・コリーナのワインはスパイシーで果実味があり、ダークチェリーのアロマ、フレーヴァーが前面に来てフィニッシュはミディアムスイート。ニサのワインはローズの香り、ラ・コリーナよりも畑が古いのでより複雑味があってよりリッチ。オラーラのワインは色が濃くてタンニンもあり、ストラクチャーもしっかりしている。」とのこと。むむむ、呑んでみたい。

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↑通訳をして下さったインポーター株式会社オルカインターナショナルの今川さん&タルディ氏&私&藤次シニアソムリエで記念撮影。


  BRAVURAにやって来たのはイタリア・トスカーナ州パンツァーノ・イン・キァンティ地区にある「ファットリア・ラ・マッサ」の輸出マネージャーであるクラウディア・ガンベルッチさん。ファットリア・ラ・マッサは創立してまだ20年程ながら敏腕エノロゴを向かえ入れてファーストリリースから高評価連発の生産者です。

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↑「ラ・マッサ2009」と「ジョルジョ・プリモ2009」(左)、本日限りの特別料理の牛頬肉の赤ワイン煮込み(右)。
  ラ・マッサはサンジョヴェーゼを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンド。凝縮感があるのに重たさはなく非常に綺麗で、改めてトスカーナ州のサンジョヴェーゼの魅力を確認できます。
  ジョルジョ・プリモはカベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー&プティ・ヴェルドの完全なボルドースタイル。実際にジョルジョ・プリモを呑んでサンジョヴェーゼのニュアンスを感じたのですが全くサンジョヴェーゼは使っていないと聞いて驚きました。はるばる京都から参加していたワイン倍増氏も「なぜかサンジョヴェーゼが含まれてるかの様な、イタリアらしさなものを感じる。」と表現しておられますのでテロワールの影響なのでしょうかね。2002年ヴィンテージまでは「DOCGキァンティ・クラシコ ジョルジョ・プリモ」としてリリース、2003年ヴィンテージからサンジョヴェーゼとボルドー品種とのブレンドに変わって「IGTジョルジョ・プリモ」となり、その後エノロゴがフランス・ボルドー出身のステファン・ドゥルノンクール氏に変わったためかボルドー品種だけのワインになっているようですね。

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↑クラウディアさんとも記念撮影。

  さすがに生産者イベントのハシゴは疲れましたね(笑)。でも両生産者のワインとも、両店の料理とも素晴らしかったです。



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