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BOCCIOの新展開は日本酒居酒屋「玉ねぎ」

  南船場にあるイタリア料理店「BOCCIO(ボッチォ)」が2号店を出すという情報を入手したのは今年2月のこと。それもイタリア料理店ではなく日本酒の店とな!?BOCCIOにはランチで2度訪問しただけですが、シェフである奥様の直球料理とそれに合わせたご主人の当意即妙なサーヴィスが最大の魅力であることは前回の訪問時に理解しているつもりです。2店舗での展開となるとそのコンビ解消なのか?2号店の内容はどうなるのか?と気になります。
  そんな中、「イタリア郷土料理とワイン愛好会」のメンバーの一人がイタリアに語学留学することとなり、その壮行会を開催したいなと思いまして会場を探していました。これからイタリアに行くのにイタリア料理店というのも変な話なのでここはやはり和食と日本酒だろうと、それならBOCCIOの2号店が日本酒のお店だそうなので会場にどうか?と思い到って初訪問してきました。

  場所は大阪市西区新町、御馴染みの「mammouth cafe」よりも少し南です。店名は「お酒・料理 玉ねぎ」。オーナーの地頭方さんによると、BOCCIOは奥様と女性サーヴィススタッフの女性コンビで、玉ねぎは地頭方さんと男性シェフの男性コンビで営業しているとのこと。地頭方さんは以前から日本酒に興味があり、日本酒と日本酒に合う料理を出す店をやってみたかったが生粋のイタリア郷土料理店であるBOCCIOでそれを実現することは不可能なので2号店出店という形にしたそうです。
  ランチはパスタランチ1種類のみで、前菜・パスタ・パン・食後のコーヒーの構成で1200円です(土日祝のランチがBOCCIOのようにアラカルトでの営業なのかは未確認)。地頭方さんが「夜は居酒屋やってます」と語る夜のメニューは刺し身盛り合わせや鰆の醤油麹焼き等の純和風もあればウズラの唐揚げ・ゴルゴンゾーラチーズソース等の洋風創作、BOCCIO仕込みのパテ・ド・カンパーニュや豚肉ゼリー寄せもあります。
  玉ねぎは日本酒メインのお店でありながらワインも扱っています。BOCCIOではワインリストは存在せず地頭方さんがお客の好みや料理に合わせてワインをお薦めしてくれるのが特徴ですが、玉ねぎでもワインリストは置かずに日本酒リストだけがあります。その理由について地頭方さんは「日本酒は同じ蔵元でも実に種類豊富でリスト化した方が分かりやすいし、ワインならボトルごと何本か客席まで持って行って実物を見てもらいながら説明できますが日本酒の一升瓶を何本も持って説明するのはやりづらいですから」と語ります、なるほど~。日本酒は1グラス500円~で十数種類オンリストしていますがリストに載っていない日本酒も色々とあるようです。

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↑付き出しは京都産の汲み上げ湯葉(左)。京都で豆腐を作らず湯葉のみを作っている湯葉専門店のこの湯葉を食べて衝撃を受けた地頭方さんが日本酒の店を出すなら必ずこの湯葉を取り扱おうと決めていた逸品は、驚く程クリーミーです。この湯葉に合わせて滋賀県の美冨久酒造「三連星 純米吟醸無濾過生原酒 渡船六号」を。三連星と言うと初代ガンダムに出てくる「黒い三連星」をついつい連想してしまいますが、美冨久酒造の時期四代目当主を中心とした3人組で醸造していることと、消費者・農家・蔵元の三者の輪の縁を深めるという意味を込めて三連星と命名されたんだとか。爽やかでフルーティーな飲み口がクリーミーな湯葉とよく合います。
 刺し身4種盛り合わせはハーフサイズで(中央)。地頭方さん曰く「和食屋や寿司屋にも魚を卸している魚屋と良いお付き合いをさせていただいてますので魚屋の勧める食べ頃で提供しています」。この日の内容は、天然鯛&伝助穴子&ケンケンカツオ&剣先イカ。出色なのは伝助穴子、肉厚な身に甘味のある上品な脂がノっていて2キレでは足りません(笑)。日本酒は広島県の盛川酒造「白鴻 特別純米60」と兵庫県但馬の田治米酒造「竹泉 醇辛」の2種類をいただきました。
 ノドグロと西洋蕪の焼き物にバーニャ・カウダのクリーム和え(右)。今ではイタリア料理店以外でもよく見かけるバーニャ・カウダは元はイタリア・ピエモンテ州の冬の名物料理。それを乳化させて焼き魚と合わせる辺りはイタリア料理店の2号店らしいところでしょうか、このクリームは激ウマでした。合わせたのは島根県の若竹酒造「開春 純米超辛口 袋取り」。機械による圧搾ではなく袋で搾るから袋取りと言うのですね。

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↑土佐あか牛の茹でタン塩焼き(左)。日本で和牛を名乗れる4品種の内の一つが褐毛和種で熊本系と高知系とがあり、この料理は高知系の土佐あか牛のタンをブイヨンで柔らかくなるまで煮込んでサッと表面を塩焼きしてあります。これはやはり日本酒よりも赤ワインでしょう、という訳でトレンティーノ・アルト・アディジェ州のトラミン「ピノ・ネロ」と合わせました。
 本店がイタリア料理店なだけにメニューにはパスタもあり、パスタで締めることもできますがもう一つの〆メニューが焼きおにぎり(右)。ご飯に焼き魚のほぐし身を混ぜて握り、醤油を塗って香ばしく焼いてから最後に大葉をのせて出来上がり。焼き魚はこの日はノドグロと鰆です。日本酒の方も地頭方さんに〆の一杯をお願いすると石川県輪島市の白藤酒造店「奥能登の白菊 番外編」が登場。低温で3年間も熟成させた蔵出し限定酒はまさに〆に相応しい一杯でした。

  居酒屋と言うには少し高級路線な価格設定だとは思いますが料理のクオリティーは高いですし地頭方さんの当意即妙なサーヴィスはこちらでも健在です。4200円/一人でおまかせコースにも対応してもらえるということで壮行会の会場の予約を入れさせていただきました。当日どんな料理とサーヴィスを提供してもらえるのか幹事である私が一番楽しみにしていますよ。

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