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カレラ来阪 シングル・ヴィンヤードの個性

  四天王寺「Wassy's Dining Souple」は10月から怒涛の大物生産者のメーカーズディナーラッシュです。10月はチェレット、そして11月はシャンパーニュの名門アンリオとカリフォルニアの巨匠カレラです。流石に一週間違いでアンリオとカレラと両方のメーカーズディナーに参加することは予算的に無理なのでカレラの方を優先しました。

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↑一代でカレラを起こしたオーナーのジョシュ・ジェンセン氏と通訳のOnline Wassy's店長ハダノリさん。
 カレラの白ワインの中で最もスタンダードなセントラルコースト シャルドネ2010で乾杯。バターナッツを想起させる香りとがっしりマッチョな骨格、グレープフルーツのような苦味はこれぞカレラのシャルドネと言える特徴です。以前はこのワインが苦手だったのですが今回は素直に美味しく感じられました。
  カレラの拠点はセントラル・コースト地区のマウント・ハーランにあり、カレラ以外にこの地でブドウ栽培を行っているワイナリーは存在しないそうです。ジョシュさんは偉大なピノ・ノワールとシャルドネを生み出す土地には石灰岩が不可欠の要素であると修行先のブルゴーニュで学び、カリフォルニアで最も高い標高2200フィートのマウント・ハーラン頂上付近に石灰質が豊富な土地を見つけ出したのです。この地にピノ・ノワールを栽培している6つのシングル・ヴィンヤード(単一畑)を所有しており、今回はその中からジェンセン&セレック&ミルズ&ド・ヴィリエの2009年ヴィンテージとリードの1990年ヴィンテージの5種類が登場することは事前に告知されていましたが、何とまさかブラインドでサーヴされるとは想像もしていませんでした。

A:他の4種類とかなり感じが異なる。最近リリースされたばかりのド・ヴィリエか?
B:一見して色が薄く古酒かとさえ思える程の淡さ。これがリード古酒?
C:複雑で陰性のイメージ。Dとの対比で特にそう感じる。セレックか?
D:最も果実味が強く陽性のイメージ、これがジェンセンだと思われる
E:かなり熟成しているが20年以上前の古酒とも思えない力強さがある。ミルズとリードのどっちだ?

 さて、答え合わせですがBがミルズでEがリード古酒、他は予想通りでした。シングル・ヴィンヤードごとの個性がスゴクはっきりしていますね。ミルズは2009年という若いヴィンテージなのに古酒かと迷ってしまう色調の薄さと淡さ。逆にリードは1990年という古いヴィンテージなのにまだまだ力強くて熟成の余地が残っています。6つのシングル・ヴィンヤードの中でもさらに2枚看板のジェンセンとセレックは好対照で、一口でジェンセンと分かる果実味の強さはこのワインの別格の人気の理由でしょう。対してセレックは複雑で通好みな仕上がりか。
  6種類のシングル・ヴィンヤードのワインについてジョシュさんは「基本的に醸造法はどれも同じ。ド・ヴィリエ以外の5つのワインで除梗するのもブルゴーニュの修行先のスタイルがそうだったから。自分の目で見てきたことを実践している。」と語り、そして「どれが一番かは選べない。私の3人の子供の中からどの子が一番かを選べないのと同じでね。」とも。

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<コース料理>
1.人参のババロワ オレンジピール添え
2.カニのロワイヤル トリュフ風味のコンソメ
3.ブーダン・ノワール リンゴのソテーと共に
4.泉州穴子とポルチーニ茸のリゾット
5.フランス産キジのロールキャベツ仕立て
6.デザート

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  今回はメーカーズディナーでブラインド・テイスティングという初の試みでシングル・ヴィンヤード5種類をほぼ同時にサーヴしたため、どのワインに合わせてどの料理ということではなく、どのワインとも万遍無く合うように調理されているとのこと。でも個人的にはこのワインに合わせてこの料理という提供方法の方が好きですけどね。

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