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噂に違わぬコチネッラワイン会

  京都の三条にある「Osteria Coccinella(オステリア・コチネッラ)」の森山オーナーシェフのイタリアワイン愛は半端なものではありません。そのイタリアワイン愛が最も強く表れるのがコチネッラワイン会だとの噂を聞いており、そのワイン会に参加する機会を伺っていたところに新春ワイン会の開催が発表され即座に申し込みました。
  先ずは森山シェフ入魂のワインリストを。驚くべきことにフランスワインが2本混ざっています。これにはコチネッラワイン会に何度も参加しているcesc22氏も驚いておられましたが、森山シェフ曰くお気に入り生産者としてセラーに常備しているとのこと。
  ※印のジダリッチは当初ワインリストに無かったものの「今日は酒豪の皆さんが集まっているので1本追加します」と森山シェフの粋な計らいによって追加されたのです。

1.ヴィドピーヴェッツ「ヴィトフスカ アンフォラ熟成2006」
2.アニエス・エ・ルネ・モス「キュヴェ・ルネ・シャール2006」
※ ジダリッチ「カルーソ・ヴィトフスカ2001」
3.モンテヴェルティーネ「モンテヴェルティーネ1999マグナム」
4.モンクルベラ「ラッチェント2009」
5.ドメーヌ・ヨヨ「KM31(カーエム・トンティアン)2008」
6.マッサヴェッキア「ラ・フォンテ・ディ・ピエトラルサ2001」
7.カーゼ・コリーニ「ラ・バルラ1996」

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↑ヴィトフスカ2種類の飲み比べとは流石は森山シェフ。某ワインバーで初めてヴィドピーヴェッツのヴィトフスカを飲んだ時に「このワインは開くまで時間がかかる」と言われた記憶があったので少しずつゆっくりと飲んでいたらどんどん変化していくのが分かります。美味しいけれど難解なワインです。フリウリの、俗に自然派と言われる生産者のマセラシオン(スキンコンタクト)をして色素を抽出した色の濃い白ワインは好き嫌いが分かれるところでしょうが非常におもしろいワインではあります。ジダリッチの方はヴィドピーヴェッツ程の複雑さと言うか難解さは無く、よりストレートな感じでしょうか。
  キュヴェ・ルネ・シャールはロワール地方アンジュ地区の完熟遅摘みシャルドネ100%の白ワイン。完熟フルーツの甘い香りですが甘口とまでは行かず、サラ~っとしていますね。

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↑森山シェフが愛してやまない「モンテヴェルティーネ」、「知的でクールで艶っぽくキュートさもある!パーフェクト!」というのが森山シェフ自身によるコメント。モンテヴェルティーネ社がサンジョヴェーゼ100%で造る「レ・ペルゴーレ・トルテ」で赤ワインに目覚めた私にとってもモンテヴェルティーネ社は特別な生産者であり、間違いなくサンジョヴェーゼのワインの究極を具現化する生産者だと思っています。
  実は今回のワイン会で一番の大当たりというか、嬉しい誤算だったのがピエモンテの土着品種ルケ100%の「ラッチェント」。イタリアのワイン専門誌「ルカ・マローニ」で99点を獲得したらしいのですけど私はそういう点数評価に全く興味ありません。そんなの関係無く、このワインの香りにすっかり魅了されてしまいました。持ち寄りワイン会があったら持ち込みたい位ですけど価格を調べたら5千円位するらしい(汗)。

 そしてここから怒涛の三連発。「僕にとってこの3種類のワインは全て同じ方向を向いているワインです。なので同時に出します」という森山シェフの説明により、産地も品種も全く異なる3種類のワインの飲み比べです。キーワードはやはり「透明感」だと思います。

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  マッサ・ヴェッキアはインポーターであるヴィナイオータの看板生産者として有名ですし、カーゼ・コリーニはバルベーラの最高峰の生産者としてこれまた有名ですのでここでの説明は割愛します。今回初めてその存在を知ったドメーヌ・ヨヨについて説明しますと、女性オーナーがラングドック・ルーシヨン地方コリウールでたった一人で立ち上げたドメーヌの名前に自分のあだ名であるヨヨを冠し、2007年がファーストリリースながらも自然派好きの間ではかなり知名度が上がっているようです。グルナッシュ・ノワールとカリニャンとで造るトップ・キュヴェのKM31(カーエム・トンティアン)はラングドック・ルーシヨンのワインとは思えぬピュアなワインでした。
  ラ・フォント・ディ・ピエトラルサとKM31とははっきりと共通するものがあります。どちらもピュアで優しく柔らかい。カーゼ・コリーニの造るバルベーラは並外れたパワーがあって若いヴィンテージだとパワーがあり過ぎて飲むのがシンドイのですけど流石に15年熟成のラ・バルラは力強さと優しさと優雅さのバランスが素晴らしい!

  さらに追加料金で2種類の赤ワインをいただきました。これらのワインがフツーに出てくるところがこれまたコチネッラのスゴイところな訳で・・・

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↑(左)ロンバルディア州のポデーレ・イル・サント「チェント」、(右)トスカーナ州のポデーレ・フォルトゥ二「ピノ・ネロ2007」

  ワイン会用の料理は二皿。「ミネストローネを超えるミネストローネ」と森山シェフが名付けた具だくさんのミネストローネ(もはやズッパではなくて煮込み料理のようなボリューム)と3kgの塊にじっくりと火入れした仔羊のアッロースト・柚子モスタルダ添え。去年に初訪問した際に私は森山シェフのことを「イタリアワインとパスタの魔術師」と勝手に命名しましたが肉料理についても見事な火入れの技術をお持ちです。

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  ワインと料理のレベルの高さを考えたら全く釣り合っていない会費の金額からしてもはや森山シェフの趣味か!?とも言えるようなワイン会、今から第2回の開催が待ち遠しいです。

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