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ビッビアーノと五月の歌に酔う京都の夜

  つい先日にアメリカ・オレゴン州からドメーヌ・セリーヌが来阪したばかりですが、今度はイタリア・トスカーナ州からのゲストです。カステッリーナ・イン・キァンティの地でキァンティ・クラシコを造っている「テヌータ・ディ・ビッビアーノ」の当主トンマーゾ・マッロケージ・マルツィ氏です。トンマーゾさんを囲んでのワインメーカーズディナーが、「ニシノ酒店」の主催で京都の「OSTERIA IL CANTO DEL MAGGIO(オステリア イル・カント・デル・マッジョ)」を会場にして開催されました。
  ニシノ酒店でイタリアワインを購入するようになってからまだ日が浅く、西野組長主催のワイン会には今回が初参加です。と言っても他の参加者は何度も一緒にワインを飲んでいる方々ばかりなので緊張はしませんが。しかし、驚いたのは開始時間に全参加者が揃っていること。他のワイン会の参加者の方々にも見習っていただきたい位です。

  IL CANTO DEL MAGGIO(=「五月の歌」という意味)は、料理はトスカーナ料理のみ、ワインはスプマンテ以外はトスカーナワインのみという超硬派店。オーナーシェフの田村さんについて、サーヴィス担当の奥様に色々聞いてみたところ、田村シェフはイタリアではトスカーナのみで修行し、料理研修期間も含めた修行期間は約10年にも及ぶとのこと。ちなみに奥様も最後の3年間はトスカーナのお店でアルバイトしていたそうで、ご夫婦ともイタリア語ペラペラです。店名は田村シェフが実際にトスカーナで修行していたアグリツーリズモ(宿泊施設付きレストラン)と同名なのです。

<ワインリスト>
1.レ・マルケジーネ フランチャコルタ・ブリュット2005
2.ビッビアーノ キァンティ・クラシコ2008
3.ビッビアーノ キァンティ・クラシコ モントルネッロ2008
4.ビッビアーノ キァンティ・クラシコ モントルネッロ2009
5.ビッビアーノ キァンティ・クラシコ・リゼルヴァ ヴィーニャ・デル・カパンニーノ2007
6.ビッビアーノ キァンティ・クラシコ・リゼルヴァ ヴィーニャ・デル・カパンニーノ1990
7.ビッビアーノ ヴィン・サント・デル・キァンティ・クラシコ サン・ロレンツォ1997

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  ビッビアーノは赤ワインとヴィン・サントしか造っていない生産者なので最初の乾杯の1杯は、インポーターである株式会社オーバーシーズが輸入しているフランチャコルタです。これはスゴイね。
 ビッビアーノは1942年からキァンティ・クラシコを造り始め、現当主のトンマーゾさんで5代目です。そのキァンティ・クラシコのスタイルはクラシック過ぎずモダン過ぎずでバランスが取れており、私の好みのどストライクです。オーソドックスなキァンティ・クラシコがサンジョヴェーゼ95%にコロリーノ5%のブレンドで、コントラーダ(単一畑)の「モントルネッロ」は当然サンジョヴェーゼ100%。「ヴィーニャ・デル・カパンニーノ」もコントラーダなのですが、何とサンジョヴェーゼ・グロッソ100%なのです。トンマーゾさんにサンジョヴェーゼ・グロッソを栽培している理由を皆で質問すると、初代エノロゴのジュリオ・ガンベッリが1955年に突如植えたもので、それはもう「神のお告げ」みたいなものだとのこと。栽培したサンジョヴェーゼ・グロッソに他のブドウを混ぜて身内のみの特別なワインとして飲んでいたが、1988年ヴィンテージからサンジョヴェーゼ・グロッソ100%のワインとしてリリース。今回、西野組長が秘蔵ワインである1990年ヴィンテージの「ヴィーニャ・デル・カパンニーノ」を放出して下さり、熟成した香りとは対照的に飲んでみたらまだ熟成の余地があることに一同驚きました。トンマーゾさんも「あと5年はいけるんでは」と言ってました。

<コース料理>
1.クロスティーニ2種(ランプレドットと鶏レバー)・鴨首の詰め物・豚頭ゼリー寄せ
2.ホウレン草とリコッタのニュディ・ペコリーノのクレマ
3.鴨のスーゴのパッパルデッレ
4.ポルケッタ
5.牛脛肉の煮込み「ペポーゾ」
6.チョコレートのトルタとリンゴのトルタ

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  最初のランプレドット(牛の第4胃、赤センとかギアラと言われる)のクロスティーノを齧った瞬間に「うおっ!」と仰天しました。肉汁がドバーっと滴り落ちてきて、皿に肉汁の水溜りが出来たのです。一口目から完全に田村シェフにやられました。鴨の全ての部位を使う濃厚なラグーソースのパッパルデッレも牛脛肉を黒胡椒風味で柔らかく煮込んだペポーゾもどれも美味しかったですが本日のピカイチはこのランプレドットです。トンマーゾさんも田村シェフの料理を褒め、ポルケッタ(いわゆるローストポーク)をおかわりした程です。素晴らしい、私も田村シェフの料理のファンになってしまいましたよ。

  ニシノ組のワイン会デヴュー戦は最高に素晴らしいものとなりました。次回12月にも期待です!

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