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アンドレア・フランケッティ来阪

  久々にイタリアより超大物生産者がやって来ました。トスカーナを、いやイタリアを代表する赤ワイン「テヌータ・ディ・トリノーロ」の生みの親アンドレア・フランケッティ氏が大阪にやって来たのです。フランケッティ氏を囲んでのワインメーカーズディナーが、四天王寺「Wassy's」と生野区「ニシノ酒店」との共催で本町「Marble*tre(マーブル・トレ)」にて開催されました。
  Marble*treに来るのは、今年2月に開催された「NZ垂直+水平ワイン会」以来です。その時に、武田マネージャーのワインサーヴと井川シェフの妥協のない料理を堪能しているので今回も楽しみでなりませんでした。

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↑右からフランケッティ氏、武田マネージャー、エージェントの林氏。ちなみに手だけ写っているのはフランケッティ氏の彼女で、一人で来日するはずだったフランケッティ氏にくっ付いて一緒に日本にやって来てしまったそうです。そして彼女の手に納まっているのは、この日のために名画伯ムッシュNが描いた力作。

<ワインリスト>
1.パッソピシャーロ「グアルディオラ2009」
2.パッソピシャーロ「パッソピシャーロ2009」
3.パッソピシャーロ「フランケッティ2008」
4.テヌータ・ディ・トリノーロ「レ・クーポレ・ディ・トリノーロ2009」
5.テヌータ・ディ・トリノーロ「テヌータ・ディ・トリノーロ2007」

フランケッティ08

 フランケッティ氏はトスカーナ州とシチリア島とにワイナリーを保有しており、前者が「テヌータ・ディ・トリノーロ」で後者が「パッソピシャーロ」です。フランケッティ氏は前者のワインを「冷たいワイン」、後者のワインを「熱いワイン」と表現していました。パッソピシャーロはシチリア島の活火山エトナ火山の北斜面、標高1000mを超える場所にあります。そこには樹齢100年を超えるシチリア島固有品種のネレッロ・マスカレーゼ種が存在しており、地中深く伸びた根から大地の養分を十二分に吸い取り、豊かな日照と冷たい風とによってゆっくりと実が成熟しているそうです(収穫時期は何と11月!)。この地とネレッロ・マスカレーゼ種のポテンシャルに魅了されたフランケッティ氏は、今でこそ注目を浴びるようになっている同種のパイオニアとなったのです。一方、テヌータ・ディ・トリノーロのあるトスカーナ州サルテアーノ村は元々ワイン造りに関してはな~んもない場所で、ブドウ栽培に適した土地もほんの極僅かしかないのに、その僅かな適した土地を見つけ出して大量の岩石を取り除くところから始めたんだとか。
  最初にシャルドネ100%の白ワインであるグアルディオラを飲んで驚いたのがミネラルの豊富さ。めちゃくちゃミネラリーなのです。これこそがエトナ火山のテロワールなのだそうです。ネレッロ・マスカレーゼ種はピノ・ノワール種によく似た上品で綺麗な酸味を持った品種だと思っていますが、ネレッロ・マスカレーゼ100%で造るパッソピシャーロはピノ・ノワールのエレガントさを持ちながらピノ・ノワールとは異なる独自の香りを持ったワインでした。自らの名を冠したフランケッティはプティ・ヴェルドにチェザネーゼ・ダフィーレを混ぜてあるようなのですが、これはちょっと濃過ぎて苦手です。
  そして、本日の最大の目玉テヌータ・ディ・トリノーロ2007。それはもう抜群に美味しいですよ。セカンドワインのレ・クーポレも良いなと思っていましたがファーストを飲んでしまうとまるで別次元です。一滴たりとも残さずに飲み干しましたわ。文句無しで今年、いやここ数年で飲んだイタリアワインの最高位に位置しています。しかし、林エージェントは「空輸されてきたばかりでまだ落ち着いていないな」と言っていて、落ち着いた状態ならどれ程に美味しいのか想像できません。

<コース料理>
1.天然鰻のマリネ
2.トリッパと豆の冷たいインサラータにサルサ・ヴェルデ添え
3.バッカラ(=干しタラ)とジャガイモのトマト煮込み
4.空豆とトマトのピチ
5.フランス産鴨肉ラグーのパッパルデッレにサマートリュフがけ
6.山形牛の煮込み
7.ドルチェ・ミスト

鰻のマリネトリッパと豆の冷サラダ・サルサヴェルデ干鱈とジャガイモのトマト煮込み空豆とトマトのピチ仏産鴨肉ラグーのパッパルデッレ夏トリュフ山形牛の煮込みドルチェ・ミスト

 想像を完全に上回る井川シェフの料理のオンパレード。まさに作りも作ったりの7皿(さらにパンと食後の飲み物が別にあります)。特に二皿目のトリッパのサラダについてフランケッティ氏も「パッソピシャーロに最高に合う素材はトリッパなんだよ」と大喜びしていました。ほんまトリッパを冷たいサラダで出すとはやられましたね。手打ちパスタも二種類ですからね、お腹パンパンになります。
  19時過ぎに始まった宴が終幕を迎えたのは23時。テーブルはWassy's組とニシノ組とに完全に分かれていましたが、どちらのテーブルでも相当に濃密濃厚な状況になっていたはず。

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