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ついに御本人が来阪 ダンハムのワイン会

  3月に生産者不在で開催された「ダンハム・セラーズ」のワイン会。今回、ついにオーナーのエリック・ダンハム氏の来阪が実現し、リベンジのワインメーカーズディナーが開催されました。場所は前会の「Wassy's Dining Souple」ではなく姉妹店「プティ・スープル」の方で。
  ダンハム氏、大阪に来る前に東京でとある式典に参加しておられました。その式典とはワシントンワインマンスプロモーション授賞式。ワシントンワインマンスプロモーションというのは、毎年3月にワシントンワイン協会主催のプロモーションを日本国内のレストランやワインショップなどの小売店で開催し、期間中に販売した売上や席数などを考慮し、各部門別に順位を決めるというもの。小売店部門で「Wassy's」が2年連続で一位になり、50席以上のレストラン部門でも「Wassy's Dining Souple」が初の一位となって、鷲谷商店が史上初の小売部門&レストラン部門の二冠を達成しておられます。拍手。
  イカツイ風貌のエリック・ダンハム氏は寡黙な職人タイプの人とお見受けしました。「評論家が高得点を付けた100ドルのワインよりも20ドルのワインの方が心に残ることもある。評論家が自分の造るワインに高得点を付けて値段が跳ね上がってしまうなんてことを望んでいない」と静かに語る口調から、職人としての矜持を感じました。
  前回、「最強の代弁者」としてワシントンワインと「ダンハム・セラーズ」を語り尽くした、オルカ・インターナショナル株式会社の今川氏が今回も通訳として参加。最初は主賓たるダンハム氏の前で遠慮していたのか大人しかったのに、会が中盤を過ぎた辺りから興が乗ってきてお得意の「石」の話も御披露。ダンハム氏が寡黙で多くを語る人でない分、今川氏が熱弁を振るう訳です。

<ワインリスト>
1.ダンハム・セラーズ ルイス・ヴィンヤード リースリング2008
2.ダンハム・セラーズ シャーリー・メイズ シャルドネ2009

3.ダンハム・セラーズ シラー2006
4.ダンハム・セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン2006
5.ダンハム・セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン2001

6.ダンハム・セラーズ レイト・ハーヴェスト リースリング2008

 前回に登場した「フォー・レッグド・ホワイト リースリング」は現在ではもう生産しておらず、デザートワインでないリースリングは「ルイス・ヴィンヤード」の名を冠しているものだけになるそうです。
  ワシントンのシラーの素晴らしさを知ってしまった私としてはダンハム氏に問わずにはいられません。「ワシントンのシラーは近い将来に世界のワイン好き達を驚かすことになると信じているが、現在ワシントンのシラーはどれ位認知されているのか?」との問いに対し、ダンハム氏からの意外な回答は「ワシントンのシラーを評価してくれているワインジャーナリストもいるが、実際のところシラーは売りにくい。シラーといえばローヌのシラーという世間の認識があるし、ワシントンはカベルネの産地として強く認知されているから」というもの。つくづくワシントンのシラーを知らない人は不幸だわ。ローヌのシラーともオーストラリアのシラーズとも違う、ワシントンのシラーの個性をもっと知ってもらいたい。特にこの「ダンハム・セラーズ シラー」の酸の綺麗なことときたらもう!テイスティングしたダンハム氏が「ストロベリーの香り。もう5年」と短く口走ったのを聞き洩らしませんでした。5年先まで待つかは分かりませんが一本購入してセラーにて保管しております。
 シラーをベタ褒めしていますが、シラーと共通してカベルネ・ソーヴィニヨンも酸が綺麗です。アメリカでカベルネ・ソーヴィニヨンと言えばカリフォルニア州ナパ・ヴァレーが有名ですが、私にはワシントンのカベルネの方が断然合ってます。

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<コース料理>
1.ホワイトアスパラガスのバヴァロワとエチュべ
2.手長海老とフォアグラのラヴィオリ・モリーユ茸のソース
3.フランス産トリュフと平飼い玉子のウッフ・ブイヤード
4.フランス産ピジョンのパテ・チョコレートソース
5.フランス産ピジョンのバロンティーヌ・トリュフのソース
6.フランス産ピジョン手羽と腿肉の赤ワイン煮春巻き仕立て
7.コアントローのケーキ

ホワイトアスパラのバヴァロワとエチュベ 手長海老とフォアグラのラヴィオリ トリュフと平飼い玉子のウッフ・ブイヤード 仏産ピジョンのパテ・チョコレートソース 仏産ピジョンのバロンティーヌ 仏産ピジョン手羽と腿肉の赤ワイン煮春巻仕立て コアントローのケーキ

  今回の大きな楽しみが、「Wassy's Dining Souple」の田代シェフ&藤次シニアソムリエのコンビによるコース料理と、 「プティ・スープル」の岩田シェフ&ワシノリ女将のコンビによるコース料理との違いを楽しむこと。同じ生産者のほぼ同じ構成のワインに対してであっても、その料理のアプローチの仕方は見事なまでに違っていました。ワインと料理の組み合わせには唯一無二の正解があるのではなく、色々なアプローチができてそのどれもが正解なのですね。結果としてどちらも最高にワインとマリアージュしており、甲乙付け難いです。
  中でもメイン料理のフランス産ピジョン(仔鳩)の料理3種は岩田シェフの真骨頂ではないでしょうか。艶(あで)やかさ、妖艶なまでの美しさを感じます。

※おまけ写真
エリック・ダンハム happy birthday!
↑デザートが出る際に急に店内の照明が暗くなり、ダンハム氏のもとにロウソクを立てたデザートの皿が。来週がダンハム氏の誕生日なので一足先にハッピーバースデーをという粋な計らいなのでした。ダンハム氏のはにかんだ顔を見て下さい。
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