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リースリング王子が土山人大阪に来たる

  ついに「土山人大阪」に行って、ついに「リースリング王子」の話を聴くことができました。
  何故に「ついに」なのかと言うと、土山人大阪の方は以前から味噌餡最中「一吉」の店主こまめさんと「Cave de Terre(カーヴ・ド・テール)淡路町店」の双方から何度も「蕎麦や料理が美味しいし、落語寄席もやっている」と薦められていたのに場所が遠いことを理由にして行っていなかったのです。そして、「リースリング王子」のセミナーは2年前にも四天王寺「Wassy's Dining Souple」で企画されたのにその時は足蹴にしてしまっていたので・・・。今回、「リースリング王子」を「土山人大阪」に招いてのワイン会が開催されるとはこれこそ一石二鳥というもの。なお、そのような異色の組み合わせのワイン会を企画開催するお店はもちろんCDT淡路町店以外にありません。

  ここで先ず、リースリング王子とは、茨木市にあるドイツワイン専門インポーターのヘレンベルガー・ホーフ株式会社の取締役にして、リースリングを愛する団体「リースリング・リング」理事の山野高弘氏その人のことです。社長の息子であり、その端整なルックスから「ドイツワイン王子」や「リースリング王子」の異名を持つ人物ですが、ベルンハルト・フーバーやゲオルグ・ブロイヤーで研鑽を積み、ドイツワインを誰よりも熟知した人物でもあります。そして、何しろ大阪人ですので「笑い&ツカミ」の重要性も熟知しています。ドイツワインやリースリングについてよく知らない人でも興味を持って聴いてもらえるようテンポよく笑いを交えながら、でも伝えるべきことはしっかり伝えるという話術はお見事です。

<ワインリスト>
1.ゼクトケラーライ・ダイデスハイム「ダイデスハイム リースリング・ゼクト・ブリュット」
2.ラッツェンベルガー「バハラッヒャー クロスター・フュルステンタール・リースリング・ゼクト・ブリュット2007」
3.ゲオルグ・ブロイヤー「ソヴァージュ リースリング・トロッケン2009」
4.フリードリヒ・ベッカー「シュヴァイゲナー リースリング・トロッケン2008」
5.ぶどうの樹3本オーナー「ケステナー・パウリンスベルク リースリング・シュペートレーゼ2005」

ゼクト2種類 ゲオルグ・ブロイヤー  リースリング・ソヴァージュ09
  最初にゼクト(ドイツのスパークリング)2種の飲み比べ。1の方はステンレスタンク内二次発酵方式ゼクト、2は漫画「神の雫」でも大絶賛された瓶内二次発酵方式ゼクト。2は確かに良く出来ていますよ。3のゲオルグ・ブロイヤーの先代当主ベルンハルト・ブロイヤー氏はワイン法の格付けに縛られないワイン造りを行い、「リースリング・ルネッサンス」の立役者となりましたが2004年にお亡くなりになり、現在はハインリッヒとテレーザの兄妹が父の遺志を継いでいます(会ったことのある人から聞いた話ではこのテレーザさんが物凄い美人だそうです)。4のフリードリヒ・ベッカーもまた甘口ワイン用ブドウばかり造られていた時代に辛口ワイン用のブドウ栽培に着手し、今ではドイツ最高の赤ワイン生産者と評されています。
  そして、今回のワイン会の本題こそが5のワイン。山野氏が最も語りたかったワイン。ヘレンベルガー・ホーフ社はドイツのモーゼル地方ケステン村のパウリンスベルク畑とモーゼル地方マルターディンガー村のビーネンベルク畑の中に自社畑を借りており、前者はパストゥゲン家に、後者はベルンハルト・フーバー氏にブドウ栽培を委託しています(フーバー氏はワイン醸造も受託)。5のワインは前者のケステン村パウリンスベルク畑で採れたリースリングで造られたものなのです。「ぶどうの樹3本オーナー」企画とは、この二つの畑のどちらか又は両方に出資することでその畑のブドウで造られたワインが毎年送られてくるというものだそうです。なかなか考え付かない浪漫あふれる企画ですな。

<土山人の料理>
  土山人大阪は朝日放送隣の堂島クロスウォーク1階にあります。四天王寺のウチの事務所近くにある蕎麦屋「はやうち」の店主も独立前にこちらで働いていたそうです。ちなみに、60名収容できる広い店内を参加者20名のワイン会で貸し切っています。
  土山人系蕎麦屋の特徴は、蕎麦切りだけでなく蕎麦前の種類が豊富な上に味も確かであること。先日に「蕎麦屋は蕎麦さえ旨ければいい」という意見の方々にお会いして軽いカルチャーショックを受けたものですが、蕎麦だけじゃつまらんでしょうよ。

1.白魚とアスパラガスのサラダに旨酢ジュレかけ
2.蓮根饅頭にそば実あんかけ
3.大根と鰆の柚子煮
4.山菜天麩羅に蕗味噌添え
5.ざる蕎麦

白魚とアスパラの旨酢ジュレかけ蓮根饅頭・蕎麦の実餡掛け大根と鰆の柚子煮山菜天婦羅と蕗味噌ざる蕎麦

 どの料理も料理単独で食べても美味しいですが、リースリングと合わせるとよりおもしろいです。特に、酸味と旨味のある旨酢ジュレとゼクトとのマリアージュ、蕗味噌と5のシュペートレーゼとのマリアージュが秀逸。締めの蕎麦は「先ずはお塩でどうぞ」と出てきましたが、塩もツユもなくても蕎麦だけ食べても美味しいですよ(塩もツユも蕎麦をより美味しく食べるための存在なので、蕎麦自体が美味しいことが大前提ですから)。
  土山人大阪では月に一度のペースで落語寄席を開催していて、6月の寄席ではCDT淡路町店の弓場店長が出張ソムリエを行うとのこと。これまで一吉からもCDT淡路町店からも何度も薦めてもらっていた落語寄席、気にはなっているのです。


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