fc2ブログ

ワシントンのシラー ブードローのワイン会

  今月は生産者来日イベントが多数開催される予定で、そのうち4つに参加申込していたのですが日本の状況が状況なので4つとも生産者が来られなくなってしまいました。4つのイベントうち2つはイベントそのものを中止、うち2つは生産者抜きで決行することに。
  後者の2つについては、地震・津波・原発のことで気分も沈み込んでいる状況なので「生産者=主賓」なきワインメーカーズディナー参加をキャンセルすることも考えられたのですが、消費を止めずに関西から元気を発信したいという鷲谷商店さんの考えを尊重して参加を決めました。 
  2つのうちの1つ目が「Wassy's dining Souple」にて開催されたワシントン州の「ブードロー」のワインメーカーズディナー。日本への流通がほとんどなく知名度もほとんどない小さなワイナリーですが、鷲谷商店の女将ワシノリさんが惚れ込んで日本に招聘しようとした実力派生産者です。オーナーのロブ・ニューソン氏の来日は家族の反対によって実現しませんでしたが、実際にワイナリーを訪問したことのあるワシノリ女将のナビゲートによってワイン会は進行。
  ロブ・ニューソン氏は、登山家でありミュージシャンでありゴワテックスのアドヴァイザーでもあった人物でワイン造りについてはまだ10年程のキャリアのようですが、ワシントンワインのカルト生産者「レオネッティ・セラー」のゲイリー・フィリング氏の指導・助言を受けて急スピードで評価を上げているとか。生産量は年間2000ケース程で、自社畑をほとんど持たずにレオネッティ等からブドウ供給を受けてワイン造りを行っているそうです。

<ワインリスト>
1.ブードロー リースリング2009
2.ブードロー シャルドネ2008

3.ブードロー シラー2006
4.ブードロー メルロー2006
5.ブードロー カベルネ・ソーヴィニヨン2005


110315_2147~01
  この中でベストだったのが3のシラー。ワシントン州は昼間は日照量が多くて日照時間も長いけど夜になると温度がガクンと下がるらしく、ボリューム感はあるけどキレがいいというこのシラーの特徴にワシントン州の気候の特徴そのものが表れているのではないかと。

<コース料理>
1.アミューズ・ブッシュ
アミューズ・ブッシュ
  爽やかな甘味のリースリングに合わせるためにゲヴュルツトラミネールでマリネしたフォアグラのカナッペと新タマネギのプティキッシュに野菜添え。

2.活タラのブランダード・カダイフのフリットを添えて金柑ソースで
活タラのブランダード・カダイフのフリット
  今回の料理の裏テーマはチャイニーズ。カダイフは近年はフレンチでもたまに見ますが、元はギリシャやトルコが起源の小麦粉で作った細い綿状の生地。それを揚げて中華の揚げ麺に見立てています。金柑のソースとシャルドネの相性が抜群!

3.ズワイガニのリゾット・ルネッサンストマトのクーリー添え
ズワイガニのガレット
 「あらゆる素材の中で最も味の濃いカニに合うのは赤ワイン」というのが藤次シニアソムリエの持論。確かにカニと赤ワインって合うのですよね。

4.マンガリッツァ豚肩ロース肉の低温ロティ
マンガリッツァ豚肩ロース肉の低温ロースト
  ハンガリーの国宝豚と呼ばれる毛むくじゃらの豚マンガリッツァ種。流石は国宝です。

5.黒毛和牛サーロインのポワレ・里芋のゴルゴンゾーラ風味ドフィノワ
黒毛和牛サーロインのポワレ
  サーロインも旨いんですけど、里芋とゴルゴンゾーラの組み合わせの方が興味深いです。予想外の組み合わせが好相性。

6.濃厚ガトーショコラとフランボワーズのソルベ
ガトーショコラとフランボワーズのソルベ
 小麦粉をほとんど使っていない、ほぼショコラそのまんまと言うべき濃厚ガトーショコラ。「ヴィノ・バール チルカ」のブラウニーと並ぶショコラデザートの最高峰にあります。

  主賓なきワインメーカーズディナーもこれはこれで楽しかったです。次回「ダンハム」も同じく主賓なきワインメーカーズディナーとなりますが、流石にこれが続くと寂しいな・・・

スポンサーサイト



COMMENTS

COMMENT FORM

TRACKBACK


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)