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新町からチーズ業界を盛り上げよう

 天満橋でワインとチーズを楽しめた店「ポワチエ・ド・ラ・ヴィーニュ」が12/27で閉店し、聞くところによると心斎橋の老舗「フロマージュ・エ・ヴァン クレオール16」も12月末で一旦閉店(オーナーが今年9月に逝去され、その後は奥様が12月末までの期間限定で営業していた)とのこと。暗い話二つに大阪のチーズ業界の消沈を感じさせられてしまいます。

  ワイン同様に底が見えない程に深遠であり、保管と熟成に関してはワイン以上に経験と技術が要求されるチーズ。デパ地下や洒落たスーパーに行けば様々なチーズがパックされた状態で売っていますが、保管・熟成の状態については甚だ疑問です。大阪のチーズ業界を盛り上げるためにも、チーズに関心のある人ならチーズを熟知した専門店やレストランでチーズを楽しむべきかと考えます。
  大阪市西区新町でチーズ愛を燃やし続けている欧式チーズ専門店フロマジュリー「ラクオーレ」、オーナーの茶床さんは多種多様なチーズの魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと色々と企画を練ってはります。
  今回は、年末年始に赤ワインと合わせるためのチーズ4種類を提案してもらいました。いつものようにテイスティングして決まったのは↓

 ○シュロプシャー(イギリス)
 ○ブルー・ド・メメー(フランス)
 ○クーズィエ 栗の葉包み(イタリア)
 ○エティヴァ(スイス)


  シュロプシャーは、スティルトンをアナトー色素(ベニの木から取る色素)で濃黄色に色付けしたブルーチーズ。濃黄色と食感とがカボチャを連想させます。ブルー・ド・メメーは、羊乳のブルーチーズ。クーズィエは、イタリア・ピエモンテ州のテストゥンという複数の乳を混成して作ったチーズを栗の葉に包んで熟成させたもの。茶床さん曰く「栗の葉も食べられるんです。柏餅の柏の葉みたいなものですね」。エティヴァは、スイスのAOC認定チーズ第1号で夏の放牧期の牛乳のみで作られます。
  どのチーズも食べると口内に旨味が爆発的に広まり思わず笑みがでます。
  合わせる赤ワインもちょっと珍しい物をセレクト。インポーター株式会社稲葉の今年最後の試飲会で気になって買った物です。

ヴーニャ・ファレルニア サンジョヴェーゼ08
↑チリのヴィーニャ・ファレルニア「サンジョヴェーゼ2008」。そう、チリでイタリア土着品種のサンジョヴェーゼのワインです。ヴィーニャ・ファレルニアはチリ最北のワイン産地エルキ・ヴァレーに位置し、オーナーのアルド・オリヴィエ・グラモラ氏はイタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州から移住してきた人物だそうです。それでサンジョヴェーゼも栽培しているようです。
  ヴァニラのニュアンスも感じるやや甘い香り、タンニンは穏やかで飲みやすいタイプ。4種類のチーズの中では、ミルキーなブルー・ド・メメーと最も相性が良かったかな。個性の強いクーズィエとだとワインが押されてしまった感がありました。
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