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ラ・リュミエール・ドゥース 夏の夕べ会

  枚方市樟葉の住宅街の中に凄く行ってみたいパティスリーがあり、今回念願叶って初訪問してきました。2011年10月にオープンした「La lumiere douce(ラ・リュミエール・ドゥース)」という、フランスで製菓を学んだオーナーパティシエール松崎さんの焼き菓子カフェです。
  私にとってお姉さん的な存在の女性M子さんがこのお店を開店準備段階から知る常連客であり、その方からこのお店のことを聞いて凄く興味があったのです。今回は通常のカフェ営業ではなく松崎さんのお知り合いの女性シェフを招いてのお食事会で、そこに参加させていただきました。

<コース料理>
1.トマトと桃のガスパッチョ
2.海老とそうめんかぼちゃのマリネ・つるむらさきと山葵のソース、クレームパッション添え
3.鴨肉のソテー・じゃがいものガレットとビーツのマリネ添え
4.無花果のバルサミコソテー・ソルベオレンジアメールとココナッツのタルティーヌ、アーモンドのソースと共に
5.コーヒーとプティ・フール


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 お食事会のテーマが「夏の夕べ」ということで、どの料理も食欲が落ちがちな猛暑の夏でもさっぱりと食べられる爽やかな仕立てでした。
  先ずはトマトと桃のガスパッチョで口内が爽快感で一杯になります。そうめんかぼちゃのマリネにつるむらさきと山葵のグリーンソース、そしてクレームパッションを混ぜ合わせてロングパスタを食べる要領でフォークに巻きつけて食べてみると、そうめんかぼちゃのツルッとした食感・グリーンソースのフレッシュ感・クレームパッションの酸味とが三位一体となってまさに口福です。
  鴨肉のソテーの断面は見事にロゼ色をしています!鴨肉を綺麗なロゼ色の焼き加減にするにはオーヴンでのロティが最適な調理法だと思いますが、パティスリーなので焼き菓子用のオーヴンはあってもフレンチ用のオーヴンは無いはず。なのにこの見事なロゼ色をどうやって実現したのかと不思議に思っていたら何やら真空調理の技法を駆使されているとのこと。添えられたビーツのマリネも存在感を発揮しています。

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  デセールのアーモンドクリームもさっぱりとしていて重たさを感じさせません。鴨肉を食べて肉モードと化している口内を冷たいソルベでクールダウンです。
  フレンチの素晴らしいところの一つがデザートを数回に分けて楽しむところ。この日もデセールの次に松崎さん特製プティ・フールが登場です。この小さなプティ・フールの一つ一つが松崎さんの作品なのですね。コーヒーは京都府城陽市で女性焙煎家が焙煎しているカイドウコーヒー焙煎所の豆で淹れたもの、このコーヒーも非常に美味しくておかわりしてしまいました。

  お店で用意されていたワインもありましたが今回は2本持ち込みました。

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↑東京の御馴染みインポーターであるアズマコーポレーションの「シャトー・クープ・ローズ フレミヤン・ロゼ2010」(左)、M子さんが持参されたものです。夏の夕べに飲むのにピッタシでガスパッチョ、海老とそうめんかぼちゃのマリネとのマリアージュも素晴らしい。
  メインが鴨肉だということがM子さんを通じて事前に判っていたので鴨にはやはりピノ・ノワールを合わせたくて私が持参したカリフォルニアのオー・ボン・クリマの「サンタ・バーバラ ピノ・ノワール2009」。同社のスタンダードクラスのピノですが、食事と合せることを念頭に置いて不必要にアルコール分を上げないジム・クレンデネン氏の醸造ポリシーを端的に表しているワインだと再確認、やはり美味しいワインですね。本当はフレンチなのでフランスワインを持ってきたかったのですがお手頃なものが見つからなかったので、あえて国にこだわらずに食事と飲んで美味しいワインとしてこれを選びました。

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↑コーヒーおかわりの際に追加注文したガレット・ブルトンヌ。焼き菓子好きとしては食べずにはいられない定番中の定番であり、パティシエの焼き菓子の技量が問われる重要なお菓子でないかと思います。焼き菓子は華やかさという点では生菓子に劣りますが噛み締める楽しみ、小麦の滋味を感じるという点で生菓子に勝っています。その焼き菓子の醍醐味がこのガレット・ブルトンヌという古典菓子に詰まっています。7月にも一度M子さんからお土産でいただいて食べているのですが、初めて食べた時よりもさらに美味しく感じました。3度目はさらに美味しく感じるかもしれません。

  素晴らしく楽しいひと時を過ごすことができ、この会に参加させて下さったM子さん、同席のHさん、オーナーパティシエール松崎さん、そしてシェフに感謝申し上げます。

  これまで曜日限定営業だったのが夏休み明けからは平日営業も本格稼働するようです。詳しくはこちらのブログをご確認下さい。 http://lumiere-douce.at.webry.info/





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再び守口の尾道ラーメン

  守口市の依頼者の元に行った帰りに尾道ラーメン「山長」に寄って来ました。昨年末に初めて行った時は依頼者との待ち合わせの時間のことが頭にあって十分に味わっている余裕が無かったのですが、今回は仕事を終えているのでじっくりと味わうことができました。

山長の尾道ラーメン
  麺を啜った際に唇で感じられる麺のなめらかさは特筆物です。前回はいくら大急ぎでかっ込んだとはいえこの麺の素晴らしさを見落としたことは恥ずかしいことです。豚骨・鶏ガラ・小魚・昆布でとった醤油味のスープもなかなか味わい深く、ポン酢を入れない方がスープを最後まで楽しめると改めて感じました。


守口の尾道ラーメン

  29日をもって一応は仕事納めとなりました。とはいえ、実際には年末年始を楽しめるような状況ではないのですが。役所が休みなので仕方なくそれに合わせて休むだけです。
  年内最後の仕事は守口市に行くこと。13時30分が約束の時間なのでその前に腹ごしらえとなりました。守口市といえば以前から行ってみたいラーメン屋があり、しかも目的地までの通り道にあるとくれば、行かない訳にはいきません。

山長の尾道ラーメン
「尾道ラーメン 山長」の尾道ラーメン。尾道ラーメンを食べるのは10年ぶり位です。女性店主がラーメンを作るという事前情報だったのですが、確かに女性はいるものの実際にラーメンを作っているのはおじいさんでした。平ザルで麺の湯切りをするので一度に何人前も麺を茹でることはできない模様、ということで割と待たされます。
  食べてみた感想としては、まぁ普通に尾道ラーメンでした。麺を全て食べ終わると、残ったスープに尾道のポン酢を加えてもらえます。ただ、個人的にはこのポン酢を加えることにどんな意味があるのか分かりません。酸っぱくなっただけに感じました。