お好み焼きとナチュール にこらしか
お好み焼きと焼きそばにワイン、とりわけヴァン・ナチュールとの組み合わせと言えば西天満から中之島ダイビルに移転した「Pasania(パセミヤ)」が第一人者として有名です。しかし、元々敷居の高さを感じていたところに中之島ダイビルへの移転によってさらに敷居が高く感じられるようになりますます行きにくくなっているワタシに某ソムリエールがお薦めしてくれたのが東心斎橋にある「にこらしか」。同店の若江オーナーとは先日の「ラム料理とワイン・ダイヤモンズのワインに浸るパーティー」でお会いして挨拶程度の会話をしていたのでこの機に行ってみることに。カウンター7席だけの小バコ店舗ゆえ事前の電話予約は必須です。

↑普段あまり通らない夜の心斎橋の喧噪を抜けて雑居ビルに入ると若江オーナーそっくりの提灯が迎えてくれました。
お好み焼きの前に定番アテと本日のおススメの中から3品オーダー。それに合わせてソムリエ資格も持つ若江オーナーにワインをおまかせでセレクトしてもらいます。

(左)龍岡商店のワインに合うキムチ盛り合わせは右手前からスイートコーン&アイコトマト&リンゴ。提供しているお店もかなり増えてきている龍岡商店のキムチは本当にワインが進むキムチなのです。
(右)オーストラリアのヴィクトリア州ビーチワースのカスターニャ「ハーレクィン・ジェダイ2013」。先日のパーティーでも登場したカスターニャのハーレクィンという白ワインにはジェダイとダークサイドという二種類があり、どちらもルーサンヌとソーヴィニヨン・ブランとヴィオニエとセミヨンをブレンドしてアンフォラ熟成というのは共通でダークサイドはアンフォラの底の澱の溜まった部分のワインを澱と一緒に瓶詰めしてボトルの裏にダース・ベイダーのシールが貼ってあり、このジェダイは底より上の部分のワインを瓶詰めしてあります。旨味が凝縮されていながらサラッと軽い飲み心地に一杯目からグッと心を掴まれます。

(左)炙りベーコンのせポテトサラダ。イタリア料理のインサラータ・ルッサは別として普遍的なポテトサラダとしてはトップクラスの美味しさです。しっとり滑らかな食感の秘密は白味噌を加えてあるからとのこと。
(右)山梨県の四恩醸造「ローズ・橙2015」。若江オーナーの「白味噌の入ったポテサラにはやはり日本のワインが合うはずです」との言葉通りにポテサラと抜群の好相性!

(左)鶏せせりと軟骨の勝貴屋ポン酢炒め。酸味の強いポン酢は好きでないという若江オーナーが自分の店で使うポン酢として選んだのは大阪市平野区にある「勝貴屋(しょうきや)」の手造り無添加ポン酢。確かに酸味が穏やかでコクがあります。
(右)山梨県のドメーヌ・オヤマダ「BOW赤」。ジャパニーズ・テーブル・ワインがコンセプトであるBOWシリーズは本当に自宅に常備しておきたい親近感のあるワインなのですがいかんせん生産量が少な過ぎて入手困難なのが難点。滅多に呑めない赤ワインなのでおかわりしておきました(笑)。

↑スジ玉モダン焼き。焼きそばとモダン焼きに使う生太麺は昭和町にある大人気ラーメン店「麺屋彩々」でつけ麺用に使っているのと同じ麺でオーダー受けてから7分間茹でます。ソースは「ヘルメスソース」の無添加ソース。
もっちりボリューミーな太麺とその下のつなぎやや多い目のしっとり生地、かなり美味しいモダン焼きです。でもお好み焼きをキャベツを究極的に美味しく食べるための蒸し焼き料理にまで昇華させているPasaniaのお好み焼きと比べるとまだ粉モンに止まっているなというのが正直な感想です。

(左)フランスのロワール地方のローラン・サイヤール「ラ・ポーズ2013」。初めて出てきたワインがロワールのガメイということは私がロワールワイン好きのロワラーだとバレていたのか!?(爆)
(右)フランスのブルゴーニュ地方のフレデリック・コサ-ル「ラシラー・ド・タレス2014」。えっ、ブルゴーニュのナチュールの巨匠フレデリック・コサ-ルがシラー!?以前はローヌ地方からブルゴーニュ地方まで保冷車に積んで取り寄せたシラーで醸造していたようですが2014年ヴィンテージはラングドック地方のシラーで醸造とのこと。個人的にシラーは好きではないのですがローヌ系品種とソース味のお好み焼きとの好相性振りは昔から実体験として知っているのでやはりこのシラーとヘルメス無添加ソースとの相性や良し。
お好み焼き屋にダラダラと長居するのは無粋だと思い初訪問は1時間程の短時間の滞在に済ませました。お好み焼きにヴァン・ナチュールを合わせたいとの欲求をより身近に実現させてくれるお店としてこれから重宝すること間違い無しです。

↑普段あまり通らない夜の心斎橋の喧噪を抜けて雑居ビルに入ると若江オーナーそっくりの提灯が迎えてくれました。
お好み焼きの前に定番アテと本日のおススメの中から3品オーダー。それに合わせてソムリエ資格も持つ若江オーナーにワインをおまかせでセレクトしてもらいます。


(左)龍岡商店のワインに合うキムチ盛り合わせは右手前からスイートコーン&アイコトマト&リンゴ。提供しているお店もかなり増えてきている龍岡商店のキムチは本当にワインが進むキムチなのです。
(右)オーストラリアのヴィクトリア州ビーチワースのカスターニャ「ハーレクィン・ジェダイ2013」。先日のパーティーでも登場したカスターニャのハーレクィンという白ワインにはジェダイとダークサイドという二種類があり、どちらもルーサンヌとソーヴィニヨン・ブランとヴィオニエとセミヨンをブレンドしてアンフォラ熟成というのは共通でダークサイドはアンフォラの底の澱の溜まった部分のワインを澱と一緒に瓶詰めしてボトルの裏にダース・ベイダーのシールが貼ってあり、このジェダイは底より上の部分のワインを瓶詰めしてあります。旨味が凝縮されていながらサラッと軽い飲み心地に一杯目からグッと心を掴まれます。


(左)炙りベーコンのせポテトサラダ。イタリア料理のインサラータ・ルッサは別として普遍的なポテトサラダとしてはトップクラスの美味しさです。しっとり滑らかな食感の秘密は白味噌を加えてあるからとのこと。
(右)山梨県の四恩醸造「ローズ・橙2015」。若江オーナーの「白味噌の入ったポテサラにはやはり日本のワインが合うはずです」との言葉通りにポテサラと抜群の好相性!


(左)鶏せせりと軟骨の勝貴屋ポン酢炒め。酸味の強いポン酢は好きでないという若江オーナーが自分の店で使うポン酢として選んだのは大阪市平野区にある「勝貴屋(しょうきや)」の手造り無添加ポン酢。確かに酸味が穏やかでコクがあります。
(右)山梨県のドメーヌ・オヤマダ「BOW赤」。ジャパニーズ・テーブル・ワインがコンセプトであるBOWシリーズは本当に自宅に常備しておきたい親近感のあるワインなのですがいかんせん生産量が少な過ぎて入手困難なのが難点。滅多に呑めない赤ワインなのでおかわりしておきました(笑)。

↑スジ玉モダン焼き。焼きそばとモダン焼きに使う生太麺は昭和町にある大人気ラーメン店「麺屋彩々」でつけ麺用に使っているのと同じ麺でオーダー受けてから7分間茹でます。ソースは「ヘルメスソース」の無添加ソース。
もっちりボリューミーな太麺とその下のつなぎやや多い目のしっとり生地、かなり美味しいモダン焼きです。でもお好み焼きをキャベツを究極的に美味しく食べるための蒸し焼き料理にまで昇華させているPasaniaのお好み焼きと比べるとまだ粉モンに止まっているなというのが正直な感想です。


(左)フランスのロワール地方のローラン・サイヤール「ラ・ポーズ2013」。初めて出てきたワインがロワールのガメイということは私がロワールワイン好きのロワラーだとバレていたのか!?(爆)
(右)フランスのブルゴーニュ地方のフレデリック・コサ-ル「ラシラー・ド・タレス2014」。えっ、ブルゴーニュのナチュールの巨匠フレデリック・コサ-ルがシラー!?以前はローヌ地方からブルゴーニュ地方まで保冷車に積んで取り寄せたシラーで醸造していたようですが2014年ヴィンテージはラングドック地方のシラーで醸造とのこと。個人的にシラーは好きではないのですがローヌ系品種とソース味のお好み焼きとの好相性振りは昔から実体験として知っているのでやはりこのシラーとヘルメス無添加ソースとの相性や良し。
お好み焼き屋にダラダラと長居するのは無粋だと思い初訪問は1時間程の短時間の滞在に済ませました。お好み焼きにヴァン・ナチュールを合わせたいとの欲求をより身近に実現させてくれるお店としてこれから重宝すること間違い無しです。
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ばか祭6
「ばか祭6」に初参加してきました。ばか祭(BAKASAI)とは、今年で創業22周年の焼き鳥屋「ばかや」が毎年開催している「ばか騒ぎ祭り」のことで今年で6回目の開催となるそうです。何しろ中之島ダイビル内のばかや自体にまだ一度も行ったことが無いのにイベントの方に先に参加してもええのか?という思いもありましたがせっかく誘ってもらったので思い切って初参加することに。
会場は東心斎橋にあるライヴスペース「COMPASS(コンパス)」。「passion et nature心斎橋店」や「鉄板バルmiconos」のすぐ近くにこんなライヴスペースがあるとは全く知りませんでした。

(左)COMPASSの入り口に貼られたばか祭6のフライヤー。
(右)フードブースではばかやのつくね等が販売されていました。何故か運営スタッフは北新地「Barオマツ」のTシャツを着用。
ライヴは前半と後半の二部制でその間に有名飲食店の料理人によるチャーハン対決があります。

(左)DJの選曲に合わせて踊るダンスフロアーもあり。
(右)某「BdB」店長やどこぞのセクシー女性も踊りまくっています。

(左)北新地「TAKE-SAKE(タケ・サケ)」オーナーバーテンダー竹中さん率いるバンド「ボーンズフェチ」。
(右)西天満「CONEXTION(コネクション)」オーナーソムリエ藤次さんがボーンズフェチの助っ人として電撃参戦。竹中さんと藤次さんは昨年に西天満のライヴハウスで合同ライヴイベントを開催したこともある音楽仲間です。

(左)関西の飲食業界でこの人を知らないとモグリという程の有名人G子さんと坊さんミュージシャンK氏によるユニット「坊さんミッシェル」。
(右)ばか祭の主催者である「ばかや」オーナー石倉さんとバンド「ソノヒグラシ」。
チャーハン対決の出場者は以下の8人の料理人。北新地の予約の取れない中華料理店「善道」以外は普段チャーハンを作らないお店ばかりですね。ご飯物の美味しいバーとして評判の「サクラbar」もチャーハンはやっていないそうですし。
<決勝戦からのシード>
中華料理「善道 ZENDO」井川さん(昨年の優勝者)
バー「鳶Bar」鳶さん(昨年の準優勝者)
<予選第1組>
和食「纐纈」纐纈さん
イタリア料理「Capanna(カパンナ)」根岸さん
ワインバー「Kiff(キフ)」RICOさん
お好み焼き「お好み たまちゃん」北出さん
<予選第2組>
トスカーナワインと炭火焼き料理「Kurattini(クラッティーニ)」倉谷さん
イタリア料理「Virgola(ヴィルゴラ)」星山さん
イタリア料理「Sotto Villaggio(ソット・ヴィラッジョ)」下村さん
ご飯バー「サクラbar」大賀さん

↑予選第1組の4人。使う食材は各人の持ち込みで、サーモンやら大根おろしやらキムチやらマヨネーズやらと色々なモンが登場して味の想像ができない(笑)。御馴染みのネギさんとRICOさんの雄姿を見られて満足したんで審査結果を待たずに退散しました。結局、誰が優勝したんでしょうかね。
初参加のばか祭は前半戦のみでしたが予想以上に楽しかったです。順番が逆になってしまいましたがばかやにも行ってみたいな。
会場は東心斎橋にあるライヴスペース「COMPASS(コンパス)」。「passion et nature心斎橋店」や「鉄板バルmiconos」のすぐ近くにこんなライヴスペースがあるとは全く知りませんでした。


(左)COMPASSの入り口に貼られたばか祭6のフライヤー。
(右)フードブースではばかやのつくね等が販売されていました。何故か運営スタッフは北新地「Barオマツ」のTシャツを着用。
ライヴは前半と後半の二部制でその間に有名飲食店の料理人によるチャーハン対決があります。


(左)DJの選曲に合わせて踊るダンスフロアーもあり。
(右)某「BdB」店長やどこぞのセクシー女性も踊りまくっています。


(左)北新地「TAKE-SAKE(タケ・サケ)」オーナーバーテンダー竹中さん率いるバンド「ボーンズフェチ」。
(右)西天満「CONEXTION(コネクション)」オーナーソムリエ藤次さんがボーンズフェチの助っ人として電撃参戦。竹中さんと藤次さんは昨年に西天満のライヴハウスで合同ライヴイベントを開催したこともある音楽仲間です。


(左)関西の飲食業界でこの人を知らないとモグリという程の有名人G子さんと坊さんミュージシャンK氏によるユニット「坊さんミッシェル」。
(右)ばか祭の主催者である「ばかや」オーナー石倉さんとバンド「ソノヒグラシ」。
チャーハン対決の出場者は以下の8人の料理人。北新地の予約の取れない中華料理店「善道」以外は普段チャーハンを作らないお店ばかりですね。ご飯物の美味しいバーとして評判の「サクラbar」もチャーハンはやっていないそうですし。
<決勝戦からのシード>
中華料理「善道 ZENDO」井川さん(昨年の優勝者)
バー「鳶Bar」鳶さん(昨年の準優勝者)
<予選第1組>
和食「纐纈」纐纈さん
イタリア料理「Capanna(カパンナ)」根岸さん
ワインバー「Kiff(キフ)」RICOさん
お好み焼き「お好み たまちゃん」北出さん
<予選第2組>
トスカーナワインと炭火焼き料理「Kurattini(クラッティーニ)」倉谷さん
イタリア料理「Virgola(ヴィルゴラ)」星山さん
イタリア料理「Sotto Villaggio(ソット・ヴィラッジョ)」下村さん
ご飯バー「サクラbar」大賀さん

↑予選第1組の4人。使う食材は各人の持ち込みで、サーモンやら大根おろしやらキムチやらマヨネーズやらと色々なモンが登場して味の想像ができない(笑)。御馴染みのネギさんとRICOさんの雄姿を見られて満足したんで審査結果を待たずに退散しました。結局、誰が優勝したんでしょうかね。
初参加のばか祭は前半戦のみでしたが予想以上に楽しかったです。順番が逆になってしまいましたがばかやにも行ってみたいな。
鉄板とスパイスを操る新星シェフ
少し前にカレー屋激戦区として「ウラ谷四」なんて言葉が流行りましたが谷町四丁目エリアに限らずいつの間にやら大阪市内各地に続々とスパイスカレーのお店がオープンしているみたいですね。そんな中、スパイスカレー好きの間で話題になっているお店の一軒に「カリケン ミコノス」というお店があります。カリー研究所を略してカリケンなのですが実はこちらのマスターとは以前にお会いしたことがあるのです。北久宝寺町のイタリア料理店「TAVERNETTA da KITAYAMA(タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ)」で一度だけ北山オーナーシェフの代役としてランチ営業シェフを務めた中尾さんその人です(その時のことはこちら)。

↑中尾シェフはかって堺筋本町にあった「Sagra Marble*tre(サグラ マーブル・トレ)」出身で、同店出身の先輩はプーリア料理店「La Pignata」溝口オーナーシェフ、お初天神にあった「Cantinetta Barbera」元シェフで現在は「祇園Il cipresso」厨房スタッフの戸津シェフ、ピエモンテ料理店「BUN da BUN!!」村上店長、神戸市御崎公園前「Trattoria Sassa」佐々木オーナーシェフ等そうそうたる顔触れです。2012年8月に心斎橋「鉄板バルmiconos(ミコノス)」オープンと同時に料理長に就任し、イタリアンを離れて鉄板前で腕を振るう傍ら2013年7月から毎週日曜日のランチ営業限定で「カリケン ミコノス」としてカレー屋営業を始めているのです。カリケンのカレーはカレー好きの間で徐々に広まって行ってイベントコラボの誘いもひっきりなしの、まさに大阪カレー界のライジング・スター的存在です。
何せワインとヨーロッパ郷土料理以外への関心が薄いもので鉄板バルにもカリケンにも行けてないまま月日が流れていたのですが先日のとある出来事をきっかけに鉄板バルに初訪問しました。その出来事とは、日本橋のワインショップ「FUJIMARU(フジマル)」にワインを買いに行った時にたまたま中尾シェフと遭遇したことです。私の大好きなスペインのベルナべ・ナヴァーロの「ヴェニマキア・ティナハス」を購入していてワインの勉強にもかなり本気で取り組まれているようで俄然興味が湧いてきたのです。
ドリンクメニューのワインの欄を見るとグラスで開いてるワインもなかなかにセンスのエエものが揃っていて、中尾シェフが 「FUJIMARUさんで買ってきた自然派のワインありますよ」と薦めてくれたのがこちら↓

↑フランスのロワール地方アンジュー地区のピトン・パイエ「グロロローNV」。土着品種グロローとグロ(「大きな」という意味の仏語)とロロー(「おっぱい」という意味の仏語)とを掛け合わせてグロロローと命名、エチケットもそのまんま半裸の巨乳女性です(爆)。冷蔵庫で冷やしてあったので温度がやや低かったですが気取らずにゴクゴク行けちゃう赤ワインです。
中尾シェフ曰く「特にワインだけという訳でなくて料理と合うお酒を扱っています。自然派のワインはスパイスを使った料理との相性もイイですよね」。そうそう、特にマセラシオン(=果皮浸漬)したオレンジワインは中華料理やエスニック料理との相性はかなりイイはずです。
今回はデビュー戦でお腹も結構膨れていたので鉄板を使ったメニューは次回以降に回して、グロロローとマリアージュしそうな軽い目の料理で。



(左)ポテトとツナのサラダ。イタリアンのインサラータ・ルッサではなく日本人が慣れ親しんだポテサラです。
(中央)サーモンとアボカドのわさび醤油糀和え。日本酒ともワインとも合う酒の進む味付けです。
(右)羊肉水餃子。辛味ソースとパクチーが食欲をそそります。
ハンバーグ、お好み焼き、焼きそば等の鉄板焼きメニューにカリケンのカレーも食べ次第追記していく予定です。

↑中尾シェフはかって堺筋本町にあった「Sagra Marble*tre(サグラ マーブル・トレ)」出身で、同店出身の先輩はプーリア料理店「La Pignata」溝口オーナーシェフ、お初天神にあった「Cantinetta Barbera」元シェフで現在は「祇園Il cipresso」厨房スタッフの戸津シェフ、ピエモンテ料理店「BUN da BUN!!」村上店長、神戸市御崎公園前「Trattoria Sassa」佐々木オーナーシェフ等そうそうたる顔触れです。2012年8月に心斎橋「鉄板バルmiconos(ミコノス)」オープンと同時に料理長に就任し、イタリアンを離れて鉄板前で腕を振るう傍ら2013年7月から毎週日曜日のランチ営業限定で「カリケン ミコノス」としてカレー屋営業を始めているのです。カリケンのカレーはカレー好きの間で徐々に広まって行ってイベントコラボの誘いもひっきりなしの、まさに大阪カレー界のライジング・スター的存在です。
何せワインとヨーロッパ郷土料理以外への関心が薄いもので鉄板バルにもカリケンにも行けてないまま月日が流れていたのですが先日のとある出来事をきっかけに鉄板バルに初訪問しました。その出来事とは、日本橋のワインショップ「FUJIMARU(フジマル)」にワインを買いに行った時にたまたま中尾シェフと遭遇したことです。私の大好きなスペインのベルナべ・ナヴァーロの「ヴェニマキア・ティナハス」を購入していてワインの勉強にもかなり本気で取り組まれているようで俄然興味が湧いてきたのです。
ドリンクメニューのワインの欄を見るとグラスで開いてるワインもなかなかにセンスのエエものが揃っていて、中尾シェフが 「FUJIMARUさんで買ってきた自然派のワインありますよ」と薦めてくれたのがこちら↓

↑フランスのロワール地方アンジュー地区のピトン・パイエ「グロロローNV」。土着品種グロローとグロ(「大きな」という意味の仏語)とロロー(「おっぱい」という意味の仏語)とを掛け合わせてグロロローと命名、エチケットもそのまんま半裸の巨乳女性です(爆)。冷蔵庫で冷やしてあったので温度がやや低かったですが気取らずにゴクゴク行けちゃう赤ワインです。
中尾シェフ曰く「特にワインだけという訳でなくて料理と合うお酒を扱っています。自然派のワインはスパイスを使った料理との相性もイイですよね」。そうそう、特にマセラシオン(=果皮浸漬)したオレンジワインは中華料理やエスニック料理との相性はかなりイイはずです。
今回はデビュー戦でお腹も結構膨れていたので鉄板を使ったメニューは次回以降に回して、グロロローとマリアージュしそうな軽い目の料理で。



(左)ポテトとツナのサラダ。イタリアンのインサラータ・ルッサではなく日本人が慣れ親しんだポテサラです。
(中央)サーモンとアボカドのわさび醤油糀和え。日本酒ともワインとも合う酒の進む味付けです。
(右)羊肉水餃子。辛味ソースとパクチーが食欲をそそります。
ハンバーグ、お好み焼き、焼きそば等の鉄板焼きメニューにカリケンのカレーも食べ次第追記していく予定です。
Naga~nオープン7周年
私にとって2008年5月は少し特別な意味のある年月です。あれからもう7年なのかまだ7年なのかは一言では言えませんが、同じく7年の年月を刻んできたこのお店のオーナーシェフと語らいたくて久し振りに訪問してきました。2008年5/12にグランドオープンした長堀橋「Naga~n cucina italiana(ナガーン クッチーナ・イタリアーナ)」です。
7年前のオープン初日にランチを食べに行った時の記事はこちら。ランチの価格は流石に7年前と同じという訳にはいきませんがこの御時勢にこの内容でこの価格ならお安いと言える価格ですよ。もちろんアンティパスト・ミスト&プリモ・ピアット&セコンド・ピアット&食後のカッフェのBランチをいただきます。

(左)アンティパスト・ミストは、手前から時計回りにカポナータのクロスティーニ&鶏肉インヴォルティーニ&ミネストローネ&フンギのマリナータ&長芋フリット。
(右)エミリア・ロマーニャ州のモリネッリ「アルヴィナ リースリング・レナーノ」。エミリア・ロマーニャ州でリースリング・レナーノ?と興味を持ってこれをサーヴしてもらいましたが大当たりでした!濃い~色調の通りにハチミツのようにトロっとしていてかなり厚みがあり、アンティパストにもパスタにも合わせられます。



(左)プリモ・ピアットは初訪問の時と同じくイイダコのトマトソーススパゲッティーニですがトマトソースは今回の方が濃厚です。コースのパスタと思えないボリュームですね(笑)。
(中央)セコンド・ピアットは鴨肉のハンバーグ。ハンバーグの上にのっているのはモッツァレラではなくプレ・ディ・パターテ(=ジャガイモのピューレ)です。鴨肉と聞いて肉肉しい感じを想像していましたがスパイスを効かせつつあっさり仕立てなので軽やかなチロ・ロッソとも好相性でした。
(右)カラブリア州のデ・ルーカ「ドンナ・カテリーナ チロ・ロッソ」。チロ・ロッソがグラスで開いていると聞いてモンテ物産が輸入している有名生産者リブランディのチロ・ロッソかなと思って確認してみたら株式会社イタショクが輸入しているこのワインでした。ヴィーノ・ビオロジコの認証を受けていますが悪い意味での自然派っぽさは微塵も無く気楽に呑めるワインですね。
改めまして長山オーナーシェフ、7周年おめでとうございます!久し振りにお会いできて元気をいただきました、私も8年目頑張ります。
7年前のオープン初日にランチを食べに行った時の記事はこちら。ランチの価格は流石に7年前と同じという訳にはいきませんがこの御時勢にこの内容でこの価格ならお安いと言える価格ですよ。もちろんアンティパスト・ミスト&プリモ・ピアット&セコンド・ピアット&食後のカッフェのBランチをいただきます。


(左)アンティパスト・ミストは、手前から時計回りにカポナータのクロスティーニ&鶏肉インヴォルティーニ&ミネストローネ&フンギのマリナータ&長芋フリット。
(右)エミリア・ロマーニャ州のモリネッリ「アルヴィナ リースリング・レナーノ」。エミリア・ロマーニャ州でリースリング・レナーノ?と興味を持ってこれをサーヴしてもらいましたが大当たりでした!濃い~色調の通りにハチミツのようにトロっとしていてかなり厚みがあり、アンティパストにもパスタにも合わせられます。



(左)プリモ・ピアットは初訪問の時と同じくイイダコのトマトソーススパゲッティーニですがトマトソースは今回の方が濃厚です。コースのパスタと思えないボリュームですね(笑)。
(中央)セコンド・ピアットは鴨肉のハンバーグ。ハンバーグの上にのっているのはモッツァレラではなくプレ・ディ・パターテ(=ジャガイモのピューレ)です。鴨肉と聞いて肉肉しい感じを想像していましたがスパイスを効かせつつあっさり仕立てなので軽やかなチロ・ロッソとも好相性でした。
(右)カラブリア州のデ・ルーカ「ドンナ・カテリーナ チロ・ロッソ」。チロ・ロッソがグラスで開いていると聞いてモンテ物産が輸入している有名生産者リブランディのチロ・ロッソかなと思って確認してみたら株式会社イタショクが輸入しているこのワインでした。ヴィーノ・ビオロジコの認証を受けていますが悪い意味での自然派っぽさは微塵も無く気楽に呑めるワインですね。
改めまして長山オーナーシェフ、7周年おめでとうございます!久し振りにお会いできて元気をいただきました、私も8年目頑張ります。
passion et natureランチワイン会
昨年に「Pasaniaワイン会」と「BON MARCHE閉店間際食事会」にお誘い下さったA氏主催の日曜ランチワイン会に参加してきました。会場はA氏の行きつけ店である「passion et nature(パシオン・エ・ナチュール)心斎橋店」。ワタクシ、こちらのお店に来るのは約7年振りのことです。
今回このお店でのランチワイン会開催となったのは、同店を運営する株式会社小松屋のフランス駐在員でA氏とも旧知の仲の岩田ソムリエが数年振りに帰国しているため。
<コース料理>
1.春菊/鶏肝/イチゴ/白バルサミコ
2.天王寺カブラ/菜の花/ブリ/酢味噌
3.まぐろ/カリフラワー/長芋/ゆかり
4.但馬鶏/水菜/塩麹/豆腐/マンサニージャ
5.柚子/マスカルポーネ/ヴァニラ



(左)シェリーヴィネガーでソテーした春菊と鶏肝にイチゴのピクルスを添えて白バルサミコで。
(中央)表面を軽く火入れしたブリの上に皮ごと擦り下ろしたリンゴとニンジンの微塵切り、そしてピンクペッパーをのせてあります。
(右)生のマグロの上にかかっているのは大の苦手のとろろ芋・・・・

(左)タタキ状の但馬鶏に豆乳とマンサニージャで作ったソースで白和え風に。
(右)デザート。
<ワインリスト>
1.カミッロ・ドナーティ「マルヴァジア・ローザ」(イタリア)
2.トーマス・ワインズ「ブラエモア・セミヨン2014」(オーストラリア)
3.オッキピンティ「イル・フラッパート2012」(イタリア)
4.フィリップ・ボールナール「イヴレス・ド・ノエ2009」(フランス)
5.ドメーヌ・ガン「リモンチェッロ2014」(秘密)

↑フランス駐在ソムリエのワインセレクトなのでフランスワイン中心になると予想していたらまさかのフランスワインは1種類のみ、それもジュラ地方アルボワ村のムロン・ド・アルボワのレイト・ハーヴェストとは。カミッロ・ドナーティとオッキピンティとはよく知る生産者です。おもしろいのがブラエモア・セミヨン。スッキリとしながら酸とミネラルとを備えていて出汁や酢味噌とよく合いそう。最初の印象はやや凡庸ですが後からジワジワと来る感じです。
参加者の中には一般客だけでなく高麗橋の和食店の御店主と阿波座の自然派ワインバーのオーナー御夫妻もいらっしゃっていて両店にも行ってみなくては。
今回このお店でのランチワイン会開催となったのは、同店を運営する株式会社小松屋のフランス駐在員でA氏とも旧知の仲の岩田ソムリエが数年振りに帰国しているため。
<コース料理>
1.春菊/鶏肝/イチゴ/白バルサミコ
2.天王寺カブラ/菜の花/ブリ/酢味噌
3.まぐろ/カリフラワー/長芋/ゆかり
4.但馬鶏/水菜/塩麹/豆腐/マンサニージャ
5.柚子/マスカルポーネ/ヴァニラ



(左)シェリーヴィネガーでソテーした春菊と鶏肝にイチゴのピクルスを添えて白バルサミコで。
(中央)表面を軽く火入れしたブリの上に皮ごと擦り下ろしたリンゴとニンジンの微塵切り、そしてピンクペッパーをのせてあります。
(右)生のマグロの上にかかっているのは大の苦手のとろろ芋・・・・


(左)タタキ状の但馬鶏に豆乳とマンサニージャで作ったソースで白和え風に。
(右)デザート。
<ワインリスト>
1.カミッロ・ドナーティ「マルヴァジア・ローザ」(イタリア)
2.トーマス・ワインズ「ブラエモア・セミヨン2014」(オーストラリア)
3.オッキピンティ「イル・フラッパート2012」(イタリア)
4.フィリップ・ボールナール「イヴレス・ド・ノエ2009」(フランス)
5.ドメーヌ・ガン「リモンチェッロ2014」(秘密)

↑フランス駐在ソムリエのワインセレクトなのでフランスワイン中心になると予想していたらまさかのフランスワインは1種類のみ、それもジュラ地方アルボワ村のムロン・ド・アルボワのレイト・ハーヴェストとは。カミッロ・ドナーティとオッキピンティとはよく知る生産者です。おもしろいのがブラエモア・セミヨン。スッキリとしながら酸とミネラルとを備えていて出汁や酢味噌とよく合いそう。最初の印象はやや凡庸ですが後からジワジワと来る感じです。
参加者の中には一般客だけでなく高麗橋の和食店の御店主と阿波座の自然派ワインバーのオーナー御夫妻もいらっしゃっていて両店にも行ってみなくては。