バンコ立ち呑みバーカロ使い再び
今年2月にその自由奔放な使い勝手の良さに衝撃を受けた「Osteria Bricola(オステリア・ブリッコラ)」に8ヵ月振りに行ってきました(2月のことはこちら)。
お店に入ってすぐのショーケース内には野菜のグリリアータや焼きポレンタ等のアンティパストが並んでいるのでそこからフリッタータを選んで切ってもらい、さらに玉井シェフお薦めのクレスペッラと切り立て生ハムとを。クレスペッラは薄焼きクレープのことで、クレープを紫キャベツとクレマで和えた冷菜です。このクレマ和えクレスペッラとトレンティーノ・アルト・アディジェ州のフランツ・ハース「ゲヴュルツトラミネール」の甘味とが非常によく合いますわ~。今回もパンはてんこ盛りで出してくれはります。この店に来てパンが食べ足りないと感じることは絶対に無いでしょうね(笑)

↑赤のグラスワインはトレンティーノ・アルト・アディジェ州のサン・ミケーレ・アッピアーノ「ピノ・ネロ2010」とヴェネト州のトノン「カベルネ・ソーヴィニヨン」とを(左)。ワインはヴェネト州のワイン限定という訳ではないようです。
締めはカッフェと自家製ビスコッティで(右)。ショーケース横にオステリアとしてはかなり立派なエスプレッソマシーンが鎮座しているので最近カッフェにハマっている者としては堪らずオーダーしました。パンだけでなくビスコッティもてんこ盛りで、しかもかなり美味しいです!
ランチタイムが始まる前の11時30分位に入店して、後から来るお客さんは皆ランチメニューのオーダーで私のようにバンコ立ち呑みをする人はいません(汗)。最後に支払額にビックリしました。玉井シェフの「〇円位にしときましょかね」と言う金額が安過ぎ!グラスワインも料理も値段聞かないでオーダーしましたがどー考えても計算合ってないというか計算してないというか、こりゃまた行かないといけませんわ(笑)
お店に入ってすぐのショーケース内には野菜のグリリアータや焼きポレンタ等のアンティパストが並んでいるのでそこからフリッタータを選んで切ってもらい、さらに玉井シェフお薦めのクレスペッラと切り立て生ハムとを。クレスペッラは薄焼きクレープのことで、クレープを紫キャベツとクレマで和えた冷菜です。このクレマ和えクレスペッラとトレンティーノ・アルト・アディジェ州のフランツ・ハース「ゲヴュルツトラミネール」の甘味とが非常によく合いますわ~。今回もパンはてんこ盛りで出してくれはります。この店に来てパンが食べ足りないと感じることは絶対に無いでしょうね(笑)


↑赤のグラスワインはトレンティーノ・アルト・アディジェ州のサン・ミケーレ・アッピアーノ「ピノ・ネロ2010」とヴェネト州のトノン「カベルネ・ソーヴィニヨン」とを(左)。ワインはヴェネト州のワイン限定という訳ではないようです。
締めはカッフェと自家製ビスコッティで(右)。ショーケース横にオステリアとしてはかなり立派なエスプレッソマシーンが鎮座しているので最近カッフェにハマっている者としては堪らずオーダーしました。パンだけでなくビスコッティもてんこ盛りで、しかもかなり美味しいです!
ランチタイムが始まる前の11時30分位に入店して、後から来るお客さんは皆ランチメニューのオーダーで私のようにバンコ立ち呑みをする人はいません(汗)。最後に支払額にビックリしました。玉井シェフの「〇円位にしときましょかね」と言う金額が安過ぎ!グラスワインも料理も値段聞かないでオーダーしましたがどー考えても計算合ってないというか計算してないというか、こりゃまた行かないといけませんわ(笑)
自由奔放なバーカロ使い
イタリア料理店で久々にカルチャーショックを受けました。福島のABC朝日放送のすぐ近くの細い路地にある「Osteria Bricola(オステリア・ブリッコラ)」でのことです。
イタリア偏愛主義者のグラッパ女王様と新年早々にお会いした時に「今はBricolaにハマってる」と仰っていたのでスゴク気になっていたのです。実は昨年にグラッパ女王様を含むグループで一度訪問しているのですが、その時は私の胃腸の調子が最悪で料理を楽しむ余裕が全くなくて一人だけ先に帰らせてもらったのです。今回、グラッパ女王様を魅了するBricolaの魅力を探るべく万全の体調にて再訪問した次第です。
Bricolaの大きな特徴がバンコ(カウンター)での立ち呑み使いが可能なこと。オーナーシェフの玉井さんが10年修行していたヴェネツィアでは「バーカロ」と呼ばれる居酒屋がそこいらにあって、バーカロの雰囲気を再現するためのスペースがこのバンコなのです。バンコでの立ち呑みバーカロ使いは店の営業時間中ならいつでも可能で当然ながら予約も不要。昼でもおやつ時でも夜でもいつ飲みに行ってもいいのです。
ちなみに、バンコは店の入り口と店奥のテーブル席とを繋ぐ通路沿いにあるので立ち飲みしている最中も他のお客さんが行き来します。当たらないように注意です。

↑(左)先ずはアンティパストを玉井シェフにおまかせで盛ってもらいました。イワシのカルピオーネ、カレイのフリット、棒状に固めた白ポレンタ、アンチョビとゆでたまご、野菜のグリリアータetc.パンもてんこ盛りです。これで白ワイン2杯イケます♪
(右)ウズラの一羽丸ごとアッロースト。はい、セコンド・ピアット(メイン料理)です。立ち呑みでメイン料理まで食べるのアリなのか!?と思いますが、玉井シェフは「それがバーカロのおもしろいところですよ。フレッシュなウズラを焼いているので内臓も食べられますよ」と意に介さず(笑)。腿や手羽の部分も当然に美味しいですが内臓がまた美味しいのです。ただ、内臓と合わせるには赤ワインがヴァルポリチェッラでは軽過ぎましたね。

↑(左)順番が前後しましたがプリモ・ピアットは玉井シェフにおまかせで作ってもらったリコッタとオレンジのトルテッリ。チーズとフルーツの酸味が爽やかな一皿。
(右)ドルチェはマスカルポーネのトルタとイナマ「ヴィーノ・ドルチェ」。「うちのドルチェはどれもしっかりした味なのでグラッパにも合いますよ」と玉井シェフ曰く。確かにこの濃厚なトルタなら蒸留酒にも合わせられそう。
結局、アンティパスト・ミストだけで済ませる当初の予定だったのがコースを立ち喰いすることに。同じことグラッパ女王様もやってるらしいですが(笑)。でもこのバンコでのバーカロ使いはハマりますね。立ちながら呑みたい酒を飲んで食べたい料理を食べる。何を食べるかはシェフと話しながら決めればいい。立ち喰いだからアンティパストしかダメとかそんな制約は一切無い。満足して帰りたくなったらチャチャッと精算して帰ればいい。自由奔放なまでに自由で、この自由さにはカルチャーショックを受けました。
イタリア偏愛主義者のグラッパ女王様と新年早々にお会いした時に「今はBricolaにハマってる」と仰っていたのでスゴク気になっていたのです。実は昨年にグラッパ女王様を含むグループで一度訪問しているのですが、その時は私の胃腸の調子が最悪で料理を楽しむ余裕が全くなくて一人だけ先に帰らせてもらったのです。今回、グラッパ女王様を魅了するBricolaの魅力を探るべく万全の体調にて再訪問した次第です。
Bricolaの大きな特徴がバンコ(カウンター)での立ち呑み使いが可能なこと。オーナーシェフの玉井さんが10年修行していたヴェネツィアでは「バーカロ」と呼ばれる居酒屋がそこいらにあって、バーカロの雰囲気を再現するためのスペースがこのバンコなのです。バンコでの立ち呑みバーカロ使いは店の営業時間中ならいつでも可能で当然ながら予約も不要。昼でもおやつ時でも夜でもいつ飲みに行ってもいいのです。
ちなみに、バンコは店の入り口と店奥のテーブル席とを繋ぐ通路沿いにあるので立ち飲みしている最中も他のお客さんが行き来します。当たらないように注意です。


↑(左)先ずはアンティパストを玉井シェフにおまかせで盛ってもらいました。イワシのカルピオーネ、カレイのフリット、棒状に固めた白ポレンタ、アンチョビとゆでたまご、野菜のグリリアータetc.パンもてんこ盛りです。これで白ワイン2杯イケます♪
(右)ウズラの一羽丸ごとアッロースト。はい、セコンド・ピアット(メイン料理)です。立ち呑みでメイン料理まで食べるのアリなのか!?と思いますが、玉井シェフは「それがバーカロのおもしろいところですよ。フレッシュなウズラを焼いているので内臓も食べられますよ」と意に介さず(笑)。腿や手羽の部分も当然に美味しいですが内臓がまた美味しいのです。ただ、内臓と合わせるには赤ワインがヴァルポリチェッラでは軽過ぎましたね。


↑(左)順番が前後しましたがプリモ・ピアットは玉井シェフにおまかせで作ってもらったリコッタとオレンジのトルテッリ。チーズとフルーツの酸味が爽やかな一皿。
(右)ドルチェはマスカルポーネのトルタとイナマ「ヴィーノ・ドルチェ」。「うちのドルチェはどれもしっかりした味なのでグラッパにも合いますよ」と玉井シェフ曰く。確かにこの濃厚なトルタなら蒸留酒にも合わせられそう。
結局、アンティパスト・ミストだけで済ませる当初の予定だったのがコースを立ち喰いすることに。同じことグラッパ女王様もやってるらしいですが(笑)。でもこのバンコでのバーカロ使いはハマりますね。立ちながら呑みたい酒を飲んで食べたい料理を食べる。何を食べるかはシェフと話しながら決めればいい。立ち喰いだからアンティパストしかダメとかそんな制約は一切無い。満足して帰りたくなったらチャチャッと精算して帰ればいい。自由奔放なまでに自由で、この自由さにはカルチャーショックを受けました。
リースリング王子が土山人大阪に来たる
ついに「土山人大阪」に行って、ついに「リースリング王子」の話を聴くことができました。
何故に「ついに」なのかと言うと、土山人大阪の方は以前から味噌餡最中「一吉」の店主こまめさんと「Cave de Terre(カーヴ・ド・テール)淡路町店」の双方から何度も「蕎麦や料理が美味しいし、落語寄席もやっている」と薦められていたのに場所が遠いことを理由にして行っていなかったのです。そして、「リースリング王子」のセミナーは2年前にも四天王寺「Wassy's Dining Souple」で企画されたのにその時は足蹴にしてしまっていたので・・・。今回、「リースリング王子」を「土山人大阪」に招いてのワイン会が開催されるとはこれこそ一石二鳥というもの。なお、そのような異色の組み合わせのワイン会を企画開催するお店はもちろんCDT淡路町店以外にありません。
ここで先ず、リースリング王子とは、茨木市にあるドイツワイン専門インポーターのヘレンベルガー・ホーフ株式会社の取締役にして、リースリングを愛する団体「リースリング・リング」理事の山野高弘氏その人のことです。社長の息子であり、その端整なルックスから「ドイツワイン王子」や「リースリング王子」の異名を持つ人物ですが、ベルンハルト・フーバーやゲオルグ・ブロイヤーで研鑽を積み、ドイツワインを誰よりも熟知した人物でもあります。そして、何しろ大阪人ですので「笑い&ツカミ」の重要性も熟知しています。ドイツワインやリースリングについてよく知らない人でも興味を持って聴いてもらえるようテンポよく笑いを交えながら、でも伝えるべきことはしっかり伝えるという話術はお見事です。
<ワインリスト>
1.ゼクトケラーライ・ダイデスハイム「ダイデスハイム リースリング・ゼクト・ブリュット」
2.ラッツェンベルガー「バハラッヒャー クロスター・フュルステンタール・リースリング・ゼクト・ブリュット2007」
3.ゲオルグ・ブロイヤー「ソヴァージュ リースリング・トロッケン2009」
4.フリードリヒ・ベッカー「シュヴァイゲナー リースリング・トロッケン2008」
5.ぶどうの樹3本オーナー「ケステナー・パウリンスベルク リースリング・シュペートレーゼ2005」

最初にゼクト(ドイツのスパークリング)2種の飲み比べ。1の方はステンレスタンク内二次発酵方式ゼクト、2は漫画「神の雫」でも大絶賛された瓶内二次発酵方式ゼクト。2は確かに良く出来ていますよ。3のゲオルグ・ブロイヤーの先代当主ベルンハルト・ブロイヤー氏はワイン法の格付けに縛られないワイン造りを行い、「リースリング・ルネッサンス」の立役者となりましたが2004年にお亡くなりになり、現在はハインリッヒとテレーザの兄妹が父の遺志を継いでいます(会ったことのある人から聞いた話ではこのテレーザさんが物凄い美人だそうです)。4のフリードリヒ・ベッカーもまた甘口ワイン用ブドウばかり造られていた時代に辛口ワイン用のブドウ栽培に着手し、今ではドイツ最高の赤ワイン生産者と評されています。
そして、今回のワイン会の本題こそが5のワイン。山野氏が最も語りたかったワイン。ヘレンベルガー・ホーフ社はドイツのモーゼル地方ケステン村のパウリンスベルク畑とモーゼル地方マルターディンガー村のビーネンベルク畑の中に自社畑を借りており、前者はパストゥゲン家に、後者はベルンハルト・フーバー氏にブドウ栽培を委託しています(フーバー氏はワイン醸造も受託)。5のワインは前者のケステン村パウリンスベルク畑で採れたリースリングで造られたものなのです。「ぶどうの樹3本オーナー」企画とは、この二つの畑のどちらか又は両方に出資することでその畑のブドウで造られたワインが毎年送られてくるというものだそうです。なかなか考え付かない浪漫あふれる企画ですな。
<土山人の料理>
土山人大阪は朝日放送隣の堂島クロスウォーク1階にあります。四天王寺のウチの事務所近くにある蕎麦屋「はやうち」の店主も独立前にこちらで働いていたそうです。ちなみに、60名収容できる広い店内を参加者20名のワイン会で貸し切っています。
土山人系蕎麦屋の特徴は、蕎麦切りだけでなく蕎麦前の種類が豊富な上に味も確かであること。先日に「蕎麦屋は蕎麦さえ旨ければいい」という意見の方々にお会いして軽いカルチャーショックを受けたものですが、蕎麦だけじゃつまらんでしょうよ。
1.白魚とアスパラガスのサラダに旨酢ジュレかけ
2.蓮根饅頭にそば実あんかけ
3.大根と鰆の柚子煮
4.山菜天麩羅に蕗味噌添え
5.ざる蕎麦





どの料理も料理単独で食べても美味しいですが、リースリングと合わせるとよりおもしろいです。特に、酸味と旨味のある旨酢ジュレとゼクトとのマリアージュ、蕗味噌と5のシュペートレーゼとのマリアージュが秀逸。締めの蕎麦は「先ずはお塩でどうぞ」と出てきましたが、塩もツユもなくても蕎麦だけ食べても美味しいですよ(塩もツユも蕎麦をより美味しく食べるための存在なので、蕎麦自体が美味しいことが大前提ですから)。
土山人大阪では月に一度のペースで落語寄席を開催していて、6月の寄席ではCDT淡路町店の弓場店長が出張ソムリエを行うとのこと。これまで一吉からもCDT淡路町店からも何度も薦めてもらっていた落語寄席、気にはなっているのです。
何故に「ついに」なのかと言うと、土山人大阪の方は以前から味噌餡最中「一吉」の店主こまめさんと「Cave de Terre(カーヴ・ド・テール)淡路町店」の双方から何度も「蕎麦や料理が美味しいし、落語寄席もやっている」と薦められていたのに場所が遠いことを理由にして行っていなかったのです。そして、「リースリング王子」のセミナーは2年前にも四天王寺「Wassy's Dining Souple」で企画されたのにその時は足蹴にしてしまっていたので・・・。今回、「リースリング王子」を「土山人大阪」に招いてのワイン会が開催されるとはこれこそ一石二鳥というもの。なお、そのような異色の組み合わせのワイン会を企画開催するお店はもちろんCDT淡路町店以外にありません。
ここで先ず、リースリング王子とは、茨木市にあるドイツワイン専門インポーターのヘレンベルガー・ホーフ株式会社の取締役にして、リースリングを愛する団体「リースリング・リング」理事の山野高弘氏その人のことです。社長の息子であり、その端整なルックスから「ドイツワイン王子」や「リースリング王子」の異名を持つ人物ですが、ベルンハルト・フーバーやゲオルグ・ブロイヤーで研鑽を積み、ドイツワインを誰よりも熟知した人物でもあります。そして、何しろ大阪人ですので「笑い&ツカミ」の重要性も熟知しています。ドイツワインやリースリングについてよく知らない人でも興味を持って聴いてもらえるようテンポよく笑いを交えながら、でも伝えるべきことはしっかり伝えるという話術はお見事です。
<ワインリスト>
1.ゼクトケラーライ・ダイデスハイム「ダイデスハイム リースリング・ゼクト・ブリュット」
2.ラッツェンベルガー「バハラッヒャー クロスター・フュルステンタール・リースリング・ゼクト・ブリュット2007」
3.ゲオルグ・ブロイヤー「ソヴァージュ リースリング・トロッケン2009」
4.フリードリヒ・ベッカー「シュヴァイゲナー リースリング・トロッケン2008」
5.ぶどうの樹3本オーナー「ケステナー・パウリンスベルク リースリング・シュペートレーゼ2005」


最初にゼクト(ドイツのスパークリング)2種の飲み比べ。1の方はステンレスタンク内二次発酵方式ゼクト、2は漫画「神の雫」でも大絶賛された瓶内二次発酵方式ゼクト。2は確かに良く出来ていますよ。3のゲオルグ・ブロイヤーの先代当主ベルンハルト・ブロイヤー氏はワイン法の格付けに縛られないワイン造りを行い、「リースリング・ルネッサンス」の立役者となりましたが2004年にお亡くなりになり、現在はハインリッヒとテレーザの兄妹が父の遺志を継いでいます(会ったことのある人から聞いた話ではこのテレーザさんが物凄い美人だそうです)。4のフリードリヒ・ベッカーもまた甘口ワイン用ブドウばかり造られていた時代に辛口ワイン用のブドウ栽培に着手し、今ではドイツ最高の赤ワイン生産者と評されています。
そして、今回のワイン会の本題こそが5のワイン。山野氏が最も語りたかったワイン。ヘレンベルガー・ホーフ社はドイツのモーゼル地方ケステン村のパウリンスベルク畑とモーゼル地方マルターディンガー村のビーネンベルク畑の中に自社畑を借りており、前者はパストゥゲン家に、後者はベルンハルト・フーバー氏にブドウ栽培を委託しています(フーバー氏はワイン醸造も受託)。5のワインは前者のケステン村パウリンスベルク畑で採れたリースリングで造られたものなのです。「ぶどうの樹3本オーナー」企画とは、この二つの畑のどちらか又は両方に出資することでその畑のブドウで造られたワインが毎年送られてくるというものだそうです。なかなか考え付かない浪漫あふれる企画ですな。
<土山人の料理>
土山人大阪は朝日放送隣の堂島クロスウォーク1階にあります。四天王寺のウチの事務所近くにある蕎麦屋「はやうち」の店主も独立前にこちらで働いていたそうです。ちなみに、60名収容できる広い店内を参加者20名のワイン会で貸し切っています。
土山人系蕎麦屋の特徴は、蕎麦切りだけでなく蕎麦前の種類が豊富な上に味も確かであること。先日に「蕎麦屋は蕎麦さえ旨ければいい」という意見の方々にお会いして軽いカルチャーショックを受けたものですが、蕎麦だけじゃつまらんでしょうよ。
1.白魚とアスパラガスのサラダに旨酢ジュレかけ
2.蓮根饅頭にそば実あんかけ
3.大根と鰆の柚子煮
4.山菜天麩羅に蕗味噌添え
5.ざる蕎麦





どの料理も料理単独で食べても美味しいですが、リースリングと合わせるとよりおもしろいです。特に、酸味と旨味のある旨酢ジュレとゼクトとのマリアージュ、蕗味噌と5のシュペートレーゼとのマリアージュが秀逸。締めの蕎麦は「先ずはお塩でどうぞ」と出てきましたが、塩もツユもなくても蕎麦だけ食べても美味しいですよ(塩もツユも蕎麦をより美味しく食べるための存在なので、蕎麦自体が美味しいことが大前提ですから)。
土山人大阪では月に一度のペースで落語寄席を開催していて、6月の寄席ではCDT淡路町店の弓場店長が出張ソムリエを行うとのこと。これまで一吉からもCDT淡路町店からも何度も薦めてもらっていた落語寄席、気にはなっているのです。
ミンチカツサンドも負けてはいない
福島にある「洋食 泉」は一番好きな洋食店です。1年ちょっと御無沙汰していましたが、空いた期間を埋めるかのように泉シェフの洋食をしっかりと堪能してきました。
一皿目は定番の魚介とアボカドのタルタル・ガーリックトースト添え。写真写りが悪かったので画像は無し。



↑(左)これまた定番の鶏白肝サラダ。レアな焼き加減の白肝がいつもながら美味しい!
(中央)短角牛のビーフシチュー。短角牛のスネのゼラチン質豊富な部分なのでナイフで切る際に力を入れなくてもホロリとほぐれます。
(右)新メニューのビーフミンチカツサンド。こちらの二大看板メニューはオムライスとビーフカツサンド。通常のカツサンドは牛フィレ肉のカツなのですが、これはビーフミンチカツのサンドです。泉シェフは「お薦めはあくまでビーフカツサンドです」と言うものの、このビーフミンチカツサンドも負けてはいない、抜群に美味しい大ヒットですよ。

↑デザートの苺のブリュレ。サクランボのフレーヴァーティーと共に。
料理もワインもサービスも素晴らしい名店であることを再認識できました。ただ、唯一の難点はウチの事務所のあるエリアから福島まで交通の便が悪いことです。電車で行くには不便過ぎるんですよねぇ。
一皿目は定番の魚介とアボカドのタルタル・ガーリックトースト添え。写真写りが悪かったので画像は無し。



↑(左)これまた定番の鶏白肝サラダ。レアな焼き加減の白肝がいつもながら美味しい!
(中央)短角牛のビーフシチュー。短角牛のスネのゼラチン質豊富な部分なのでナイフで切る際に力を入れなくてもホロリとほぐれます。
(右)新メニューのビーフミンチカツサンド。こちらの二大看板メニューはオムライスとビーフカツサンド。通常のカツサンドは牛フィレ肉のカツなのですが、これはビーフミンチカツのサンドです。泉シェフは「お薦めはあくまでビーフカツサンドです」と言うものの、このビーフミンチカツサンドも負けてはいない、抜群に美味しい大ヒットですよ。

↑デザートの苺のブリュレ。サクランボのフレーヴァーティーと共に。
料理もワインもサービスも素晴らしい名店であることを再認識できました。ただ、唯一の難点はウチの事務所のあるエリアから福島まで交通の便が悪いことです。電車で行くには不便過ぎるんですよねぇ。
黄色い華が満開オムライス
昨日の福島聖天通り商店街ではお祭りがありました。商店街の各店が店先に出店(でみせ)を出して、色々な食べ物やビールを売ったりしていて、そして「占い商店街」の異名のとおりに占い師さん達があちこちで占いをしていました。
商店街の一員である「洋食 泉」にも「カツサンドの出店を出して」という要望が来たそうですが、シェフとサポートスタッフの2人だけの店が出店とレストラン営業の両立をすることは不可能なので、カツサンド出店は実現しませんでした。チョット見てみたかったような・・・。

↑(左)ヒラマサとアボカドのタルタル。ヒラマサはブリやカンパチの親戚魚です。どんな魚介を使ってもピッタシと合うこの料理のルセット(レシピ)は凄いです。もちろん、白ワインともビールとも合います。
(右)ビーフハンバーグステーキ。文字どおりビーフ100%で、「〇〇牛のハンバーグ」とか御大層な名前の割に大して旨くないハンバーグよりもここのハンバーグの方がはるかに美味しいです。「特別な素材を使わなくても美味しい料理が作れるのが洋食の魅力」とは泉シェフがよく口にする言葉です。

↑名物のオムライス。どうしても食べたかったひと皿。前にいつ食べたか忘れてしまいましたが、他店のオムライスを食べてみて改めてこのオムライスの凄さが分かりました。
レシピ自体はシンプルです。先ずは牛フィレ肉の端肉・ピーマン・玉ネギを炒め、そこに水分少な目で炊き加減硬めの白ご飯を投入し、塩・コショウ・トマトケチャップ・特製トマトソースで味付け。オムレツは卵4個使用(一人で注文の場合は3個)で、ライスの味付けが濃い目なのでオムレツには一切味付け無し。包丁でオムレツに切り込みを入れ、皿を揺するとオムレツが開いて黄色い華が満開となる訳です。上にかかるのは3ヵ月かけて仕込むドミグラスソースとトマトケチャップ。
商店街の一員である「洋食 泉」にも「カツサンドの出店を出して」という要望が来たそうですが、シェフとサポートスタッフの2人だけの店が出店とレストラン営業の両立をすることは不可能なので、カツサンド出店は実現しませんでした。チョット見てみたかったような・・・。


↑(左)ヒラマサとアボカドのタルタル。ヒラマサはブリやカンパチの親戚魚です。どんな魚介を使ってもピッタシと合うこの料理のルセット(レシピ)は凄いです。もちろん、白ワインともビールとも合います。
(右)ビーフハンバーグステーキ。文字どおりビーフ100%で、「〇〇牛のハンバーグ」とか御大層な名前の割に大して旨くないハンバーグよりもここのハンバーグの方がはるかに美味しいです。「特別な素材を使わなくても美味しい料理が作れるのが洋食の魅力」とは泉シェフがよく口にする言葉です。

↑名物のオムライス。どうしても食べたかったひと皿。前にいつ食べたか忘れてしまいましたが、他店のオムライスを食べてみて改めてこのオムライスの凄さが分かりました。
レシピ自体はシンプルです。先ずは牛フィレ肉の端肉・ピーマン・玉ネギを炒め、そこに水分少な目で炊き加減硬めの白ご飯を投入し、塩・コショウ・トマトケチャップ・特製トマトソースで味付け。オムレツは卵4個使用(一人で注文の場合は3個)で、ライスの味付けが濃い目なのでオムレツには一切味付け無し。包丁でオムレツに切り込みを入れ、皿を揺するとオムレツが開いて黄色い華が満開となる訳です。上にかかるのは3ヵ月かけて仕込むドミグラスソースとトマトケチャップ。