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マンモスカフェ復活一周年

  昨年3/1のプレオープンから早1年、新生「マンモスカフェ」が移転復活から一周年を迎えました。茶屋オーナー&あみソムリエールおめでとうございます!

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 (左)鹿児島県枕崎産鶏肉の刺し身。プレオープンの時以来食べましたが相変わらず美味しい鶏肉です。
 (右)ドイツのファルツ地方のフリードリッヒ・ベッカー「プティ・ロゼ2014」。ドイツのトップ生産者フリードリッヒ・ベッカーが元々は自宅用に醸造していたロゼワインでシュペート・ブルグンダーとポルトギーザーとで合計90%にカベルネ・ソーヴィニヨンとドルンフェルダーとで合計10%をブレンド。このロゼと鶏肉刺し身とのマリアージュはドンピシャ!

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 (左)マグロとアヴォカドのタルタル。
 (右)フランスのブルゴーニュ地方ボージョレー地区のドメーヌ・クリストフ・パカレ「ボージョレー・ヴィラージュ2014」。パカレという姓から判るようにフィリップ・パカレとは従兄弟で醸造技術についてはフィリップ以上とも言われるクリストフ・パカレ。このワインとタルタルとのマリアージュもドンピシャ!

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 (左)アッシェ・パルマンティエ。ピューレではなく角切りジャガイモで蓋をした下には肉肉しい挽き肉がたっぷりと。ジャガイモに合わせて濃厚な白ワイン、挽き肉に合わせて赤ワインとどちらも楽しめそうなので両方セレクトしてもらうことに。
 (中央)フランスのロワール地方トゥーレーヌ地区のドメーヌ・ヴィニョー・シュヴロー「ヴーヴレー クロ・ド・ルージュモン アベイ・ド・マルムティエール2014」。最近ビオロジックやビオディナミ農法を実践している生産者のワインの取り扱い量が増えている株式会社モトックスが輸入しているワインでここのドメーヌも1995年からビオディナミ農法を導入しています。濃密という言葉が相応しいシュナン・ブラン。
 (右)イタリアのトスカーナ州のファットリア・カステッリーナ「イ・ポジェーオ トスカーナ・ロッソ2012」。肉にはやはりサンジョヴェーゼということでこれを。

  茶屋オーナーのシェフ振りもすっかり板に付いています。そこに合わせるあみソムリエールのワインセレクトもハイセンスでやはりエエお店です。


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TAMANEGIが女性料理人2人の新体制に

  昨年11月に南船場のイタリア料理店「BOCCIO(ボッチォ)」とその2号店の日本酒居酒屋「お酒・料理 玉ねぎ」とが合併して「イタリア料理店TAMANEGI」になってすぐに訪問して以降一度も行けていないまま1年が過ぎてしまいました。その間に併設する御菓子店「茶丸堂」の歴舎パティシエールが結婚&出産に伴い退職したり玉ねぎ料理長だった北木シェフが元BOCCIO店舗にて「食堂RUTA」を始めたりと色々な動きがあったことは知っていたのですが今回さらに大きな動きがあったことを知り、1年1ヵ月振りにTAMANEGIに行ってきました。
  その大きな動きとは昨年12月末で閉店した中之島ダイビル「Arialaska Marble*tre(アリアラスカ マーブル・トレ)」で2番手を務めていた岡野さんが12月から加入して厨房が地頭方貴久子シェフと岡野さんの女性料理人2人の新体制になったことです。今年になってからイタリアに留学したり先輩のお店を手伝っていた岡野さんがいよいよ本格的に現場復帰という訳ですな。

  しかし1年1ヵ月も行っていないとオーナーの地頭方さんに「お元気でしたか?」と聞かれても仕方無いですね(汗)。
  BOCCIOでは封印していたイタリア料理と日本酒とのアッビナメントがTAMANEGIでは解禁されています。なので地頭方さんに料理に合わせてワインと日本酒とを1杯ずつセレクトしてもらうことに。

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 (左)愛知産ウナギと赤ナスのサルタートにプレ・ディ・メランザーナと柚子の皮を添えて。ウナギの皮目だけをこんがりとソテーし、身の方は白焼きのような状態に。その下に分厚く切ってソテーした赤ナスと焼きナスのピューレを敷き、周りに擦り下ろした柚子の皮を散らせてあります。
 (右)宮城県の「登米(とめ)」。白ワインがピエモンテ州のラ・ライア「ガヴィ・リゼルヴァ2012」でラ・ライアのガヴィの特徴である良い意味でのラムネっぽさを保ちながらそこにふくよかさも加わっているところが流石はガヴィ・リゼルヴァ。お酒だけで呑むとガヴィ・リゼルヴァの方が好きなのですが料理との相性で言うと圧倒的に登米の方が合っています。よく考えてみるとウナギもナスも和食の素材ですしそこに柚子の香りまで加わっているのですから調理法はイタリアンでも日本酒と合わないはずはないのですよね。

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 (左)伝助穴子の赤ワイン煮込みソースのキタッラ。アブルッツォ州が発祥と言われるキタッラはギターの弦のように針金を張った器具の上にパスタ生地をのせて綿棒で伸ばしながら押し切った手打ちパスタのことで断面が四角形をしています。脂ののった伝助穴子を赤ワインで煮込んでピリッと辛味を効かせたソースとキタッラとがよく絡みます。
 (右)福岡県久留米市の旭菊酒造株式会社「旭菊 生酛純米23BY」。赤ワインがヴェネト州のラルコ「ロッソ・デル・ヴェロネーゼ2010」。地頭方さんも私も大好きなラルコのワインですからワイン単独で呑んでも最高ですしキタッラとのアッビナメントも素晴らしい。正直これに匹敵するアッビナメントを日本酒で実現できるとは思えなかったのですが実際に旭菊とキタッラとを合わせてみるとこれまた素晴らしいアッビナメント!

  1年前は茶丸堂の御菓子をTAMANEGIに持ち込むことができましたが9/5から新しいパティシエールを迎えてリニューアルした現在でも可能なのかを地頭方さんに聞いてみると「新しいパティシエールは奈良の「GATEAU DES BOIS」出身でカステラと茶丸以外はフランス菓子でやっています。なのでデザートはTAMANEGIと茶丸堂とで完全に分離させています」との返答。という訳で貴久子シェフのドルチェをいただきます。

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 (左)クロスタータ・アル・リモーネ‘天草’。天草産レモンを使った見た目に極めてシンプルなタルトですが一瞬で酔いが醒める程に美味です!
 (右)食後酒にはレモン繋がりでリモンチェッロ・ディ・ソレントを。地頭方さんが知人のイタリア旅行土産にもらったリモンチェッロなので日本には輸入されていません。

  奥様の作るイタリア料理と合うことを大前提としたセレクトであるとしてもイタリアンと日本酒とのアッビナメントはアリもアリの大アリです。そして新加入した岡野さんがどうケミストリーを引き起こしていくのか楽しみが増えました。

極みチーズ会 北イタリア編

  この日は京都で「FESTIVIN(フェスティヴァン)」というヴァン・ナチュールのイベントがある日です。今年2月にもよく似たイベントで「ヴィナイオッティマーナ神戸」というのがあり、ヴィナイオッティマーナがその名の通り株式会社ヴィナイオータの単独開催であるのに対しFESTIVINがヴィナイオータを含めた複数のヴァン・ナチュール取扱いインポーターが参画しています。このブログにもヴァン・ナチュールがたくさん登場する通り日頃からヴァン・ナチュールをよく呑むので何人かの人に「FESTIVINに行かないの?」と聞かれましたが、ハイ、行っておりません。わざわざ遠方の特別なイベントになど行かなくても御馴染みの大好きなお店で自然にヴァン・ナチュールを呑めばいいと考えております。

  おりしもこの日は「極みチーズ会」の日。前回が古代ギリシア&ローマ時代の「歴史ごはん」という超マニアックなテーマでしたが今回のテーマは北イタリアのチーズ。大好きなピエモンテ州とロンバルディア州のチーズとくれば参加しない訳には行きませぬ。
 今回はロンバルディア州の「カセイフィッチョ・クアットロ・ポルトーニ」、ピエモンテ州の「ベッピーノ・オッチェリ」「カセイフィッチョ・デッレ・アルタ・ランガ」という三つのカセイフィッチョ(=チーズ工房)のチーズだけの特集です。
  クアットロ・ポルトーニ社は水牛チーズ専門の工房で伝統的な水牛チーズをモデルにしながら様々なオリジナル水牛チーズを作っています。ベッピーノ・オッチェリ社は以前は「テストゥン・アル・バローロ」という名称だったネッビオーロの絞り粕コーティングチーズを作っている工房。テストゥン・アル・バローロはラクオーレ実店舗があった頃の思い出のチーズ(その時の記事はこちら)で、オッチェリ・アル・バローロという名称になった今でも私の中ではテストゥン・アル・バローロの方がしっくりきます。アルタ・ランガ社はチーズの品質だけでなくチーズを包むラベルの華麗さも大きな魅力な工房。
 
<カセイフィッチョ・クアットロ・ポルトーニ>
1.カザティカ・ディ・ブッファラ
2.ブル・ディ・ブッファラ(若いものと酸化したものとの2種類)
<カセイフィッチョ・デッレ・アルタ・ランガ>
3.ラ・トゥール
4.カルボンチーノ
5.ロッソ・ディ・ランガ
6.トーマ
<ベッピーノ・オッチェリ>
7.オッチェリ・アル・バローロ
8.オッチェリ・カプラ
9.オッチェリ・アル・マルトダルツォ・エ・ウイスキー
10.フルッタ・エ・グラッパ・ディ・モスカート

  カプレット(=仔山羊肉)を食すピエモンテ州では山羊が非常にポピュラーな存在で当然ながらチーズにも山羊乳が使われます。ベッピーノ・オッチェリ社では8.オッチェリ・カプラを山羊乳100%で作り、7&9&10のチーズは季節によって牛乳と山羊乳と羊乳の3種類を単独でもしくは混乳でと使い分けているようです。アルタ・ランガ社のチーズはいずれも混乳タイプで3&4が3種混乳、5&6が牛乳と羊乳の混乳です。

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 (左)カットする前の本日のチーズ達。
 (右)茶床さん絶賛のアルタ・ランガ社のアーティスティックなラベル。

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 (左)左から反時計回りに1~6のチーズ。添え物は野菜サラダ、アニスシードとゴマで味付けしたキャベツマリネ。水牛乳は脂肪分が多いので酸化臭が付きやすいというリスクがあり、今回は比較のためにあえて4~5ヵ月熟成させたものと若いものとの2種類のブル・ディ・ブッファラが出されました。
 (右)左から時計回りに7~10のチーズ。添え物はズッキーニのグリーリアと自家製ビスコッティ。ベッピーノ・オッチェリ社のチーズだけを別にサーヴするのも納得の個性派チーズ揃いです。3月に入荷してからじっくり熟成させたオッチェリ・カプラの凝縮感はスゴく、それをさらに上回る存在感を発揮しているのがウイスキー造りに使われる燕麦をローストしてチーズの表面に塗して熟成させたオッチェリ・アル・マルトダルツォ・エ・ウイスキー。大抵の赤ワインは負けてしまいますので蒸留酒と合わせたいチーズですね。その名の通りモスカートのグラッパに漬け込んだフルーツを表面にのせて熟成させたフルッタ・エ・グラッパ・ディ・モスカートは一見フルーツケーキのような華やかな見た目。

  注目なのはフレンチ専門の「Brasserie MASSENA(ブラッセリ-・マセナ)」関根シェフがイタリア郷土料理に挑戦していること。

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 (左)ロンバルディア州の名物郷土料理と言えばリゾット・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風リゾット)。オッソヴーコ(仔牛スネ肉のミラノ風煮込み)の添え物としても有名なサフランを使った黄色いリゾットですね。ところがこの関根シェフ流リゾット・アッラ・ミラネーゼは並ではないです。「食べ過ぎたら次の日の汗がサフラン臭くなりますよ」と言う程にサフランを大量に使用していて黄色を通り越して黄金色しています。上から擦り下ろすのはパルミジャーノ・レジャーノが無かったのでグリュイエールで代用。
 (右)サフランの使用量もさることながら米に今まで食べたことが無い程にしっかり芯が残っています。しっかり消化するためには顎が疲れる位によ~く噛まないといけませんがこの食感と濃厚な風味は病み付きになります(笑)。

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 (左)ピエモンテ州とくればやはりポレンタ。関根シェフ曰く「ポレンタだけでは美味しくないのでフォン・ド・ヴォーをベースにしてトマトとニンニクを加えて、バターではなくトウモロコシ粉でモンテしたソースを添えてあります」。ピエモンテ州ではポレンタにトーマ等のチーズを混ぜ込んでポレンタ・コンチャとして食べるのでトーマと混ぜ混ぜして食べてみたらこりゃ美味なり!
 (右)じっくり焼き上げたマイアーレのアッロースト。せっかく絶妙な火加減で焼かれた美味しい豚肉が目の前にあるというのにリゾットとポレンタとでお腹が膨れてあまり食べられず・・・

  ピエモンテ州のチーズにはピエモンテ州のワインが最も合うのが道理。先日に「たこりき」のタミさんに教えてもらった赤ワインを持ち込みました。FESTIVINと同じ日ということでもちろんヴァン・ナチュールですよ。

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↑フェッレーロ「バルベーラ・ダルバ2005」。フェッレーロは元々がブドウ栽培農家なので現在も栽培ブドウの半分は組合に卸し、残り半分のブドウでワインを醸造するもその大半は長年の付き合いのある家庭やレストランに量り売りで販売して残りをカンティーナで直販。2005年ヴィンテージとは思えない程に酸が活き活きとしていてバルベーラの特徴はやはり酸味にあると再確認。でも余韻に熟成感も感じられ、若いヴィンテージとバック・ヴィンテージの両方の良いところを1本で感じられるワインですね。

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 (左)(右)ピエモンテ州の伝統的ドルチェのBonet。スペルからは「ボネ」と読めるのですがピエモンテ兄貴には「ボネじゃなくてブネ!」と言い直されたことがあり、ピエモンテ方言は難しいなと・・・日本ではピエモンテ風チョコレートプリンと紹介されることが多いですがチョコレートは一切使わずココアパウダーとアマレッティとでチョコレートのようなビターさを出してるドルチェなのです。
 (右)食後はもちろん関根シェフの実家の関根珈琲のコーヒーで。

  北イタリアのチーズ、とくと堪能しました。次回7月は南イタリア編ということでモッツァレラの食べ比べ等をするようなのですが生憎とこの日は先約があって不参加です。

極みチーズ会 歴史ごはん1

  3月の「極みチーズ会 復活祭」以来2ヵ月振りの極みチーズ会参加。5月のテーマは「歴史ごはん」。極みチーズ会初の試みとして歴史を絡めていつもとは違う視点からチーズにアプローチしようという内容で、その第1弾として古代ギリシア&ローマ時代に焦点が置かれています。

  最初に結論から書いてしまいますと、チーズ自体の歴史は古いものの菌の発見&冷蔵庫の発明&凝乳剤の安定供給等が実現した100年前位を境に飛躍的に発展するまでは古代も中世も近世も大した違いは無かっただろうということです。専ら調味料的な使われ方とか。

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<チーズリスト>
1.ハルミもしくはハロウミ(キプロス産)
2.フェタ(セルビア産)
3.ブロッチュ(フランスのコルシカ島産)
4.ガエック・ド・キャペラン(フランス産)
5.リコッタ・サラータ(イタリア産)
6.ペコリーノ・ロマーノ灰塗し(イタリア産)
7.ロックフォール(フランス産)
8.ナポレオン(フランス側バスク産)
9.コンテス・ド・ヴィシ-(フランスのオーヴェルニュ地方産)
10.コーン・ド・ポルトオブレーMONS熟成(フランス産)
11・エポワス(フランス産)

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 (左)ホメロスの叙事詩「イリアス」にイチジクの樹液で乳を固める描写が登場することからイチジクで本当に乳が固まるかを実験する茶床さん。低殺菌乳を牛の体温に近い37℃~40℃にまで温めてイチジクの実を投入します。
 (中央)先に仕込んでおいたイチジク入り牛乳。少しだけですが固まっているのが分かります。
 (右)出来上がったのをテイスティングしましたが実は牛乳が得意でない私は「おえっ」となります(汗)。

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 (左)ハルミもしくはハロウミはカード(乳の凝固物)を加熱しながらホエーの中で練り、延ばしたり重ねたりを繰り返してから成形して塩漬けにしてあります。
 (中央)フレンチトーストのようにも見えますが炙ったハルミです。
 (右)「メディテラネオ」という商品名のフェタに茶床さんが塩抜きせずにミント入りオイルで3~4時間漬け込むアレンジを加えてあります。

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 (左)羊乳のホエーから作られるブロッチェは出来てから3日以内が美味しいそうでそのままだとケモノ臭さがあるのでハチミツ&干しイチジク&砂糖&バラの花びらで甘~く味付け。
 (中央)本来はフレッシュなガエック・ド・キャペランを藁の上で2週間寝かせて酵母の膜を発生させた茶床熟成版。シェーヴルらしい風味が心地良い。
 (右)六甲山牧場から仕入れたリコッタ・サラータ。イタリアの定番チーズであるリコッタにたっぷりの塩をして浸透圧で水分を抜きながら乾燥させます。普通のイタリア料理店で見かけることはまず無いですが私の好きな郷土料理に特化したイタリア料理店でなら割とよく見かけます。茶床さんも自分でリコッタ・サラータ作りに挑戦してみましたが今回は完璧に不発だった模様。。。

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 (左)ローマ軍の携帯食でもあったペコリーノ・ロマーノは茶床さんの思い付きで虫よけ&雑菌付着防止のために灰塗しに。
 (中央)当時はもっと塩辛かったのではないかと考えられるロックフォール。
 (右)フランス側バスク地方で陽気なおっちゃんが手造りしている羊乳のナポレオン。

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 (左)温泉の多いヴィシーならではのミネラル豊富な乳で作られるコンテス・ド・ヴィシー。
 (中央)三角錐の形をしたエルヴェ・モンス氏熟成のコーン・ド・ポルトオブレー。
 (右)結構若い状態のベルトー社のエポワス。人間で言うと女子高生位?

  料理も「Brasserie MASSENA(ブラッセリ-・マセナ)」関根シェフが「古代ギリシア&ローマの料理とレシピ」「古代ローマの食卓」という文献を参考に当時の料理を再現。あくまで「美味しさ」よりも「再現」を重視しています。。。 

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 (左)大麦のパンとデーツ。大麦を炒って挽いたはったい粉を水とハチミツとオリーヴオイルで練ったスーパー素朴なパン。これは正直美味しくなかったな・・・
 (中央)レンズ豆の煮込み。フレンチビストロ料理やイタリア郷土料理でも御馴染みのレンズ豆の煮込みですがそれらとの大きな違いはレンズ豆の煮込みにあるまじき酸味です。この酸味が好き嫌い分かれるとのことで、茶床さんは全くダメだと言っていましたが私は大丈夫でした。
 (右)キャベツのアテネ風。普通にキャベツのマリネと言ったところです。

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 (左)アスパラガスのパティナ。関根シェフ曰く「現代で言うと玉子焼きですね」、これは美味しかったです。
 (右)ローマ風チーズケーキのプラケンタ。原材料はリコッタにハチミツと月桂樹とフィロでこれもイマイチでした。。。

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 (左)同行者の1人が持参したフランスのブルゴーニュ地方シャブリ地区のドメーヌ・アリス・エ・オリヴィエ・ド・ムール「シャブリ コトー・ド・ロゼット2010」。同ドメーヌのネゴシアン・ブランドである「ル・ヴァンダンジャー・マスケ」のシャブリは「自然派ワインBAR PASSE」で呑んでますが本家ドメーヌのシャブリは初めてです。チーズとシャブリ、それも自然派のシャブリというのは予想外の組み合わせでしたがちょい熟成したこのシャブリはお見事でした。
 (中央)私が持参したスペインのリオハのシエラ・カンタブリア「オルガンサ2012」。ラ・ファミリア・エグレンの一員でありテンプラニーリョの名手であるシエラ・カンタブリアが数量限定で造る唯一の白ワインがこれ。ビウラとマルヴァジアとガルナッチャ・ブランカというリオハの白ワインの基本3品種を使用し、新樽バリックで発酵&熟成を行っています。チーズに負けない樽のボリューム感を期待していたところ期待に違わぬ樽のボリュームがありながらシャープな酸味もあるので重たくてクドい白ワインになっていません。
 (右)同行者のもう1人が持参したイタリアのカラブリア州のリブランディ「グラヴェッロ ヴァル・ディ・ネート・ロッソ2005」。カラブリア州の土着品種ガリオッポとカベルネ・ソーヴィニヨンとをブレンドした傑作ワインのレア熟成モノ。 

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 (左)他の参加者から物々交換でイタリアのヴェネト州のカーサ・コステ・ピアーネ「プロセッコ」。
 (中央)同じくフランスのボルドー地方メドック地区オー・メドックのクリュ・ブルジョワ「シャトー・ラモット・シサック2008」。
 (右)茶床さんからのとっておき中のとっておきスーパープレゼント、イタリアのカンパーニア州のマストロべラルディーノ「ヴィッラ・デイ・ミステーリ2004」。市場にほとんど残っていないだろうしあっても市価2万円以上は確実にするでしょう。2008年7月の「マストロべラルディーノな夜」の時に初めて飲み、昨年10月のマストロべラルディーノ10代目当主ピエロさんを囲んでのメーカーズ・ディナーで2度目に飲んだこのワインと3度目の遭遇です。2000年前のワインを再現したワインなので素朴な印象です。もちろんこれはこれで美味しいですよ。

  極みチーズ会初の試みということで茶床さんも関根シェフも手探りだったようですが食べる方も手探りでした(爆)。

極みチーズ会 復活祭

  2月の「極みチーズ会 MARDI GRAS」に続いて2ヵ月連続の極みチーズ会参加です。3月会のテーマは「復活祭」。イエス・キリストが十字架に架けられて死亡した3日後に復活したことを祝う祭りのことでイースターやパスクアとも呼ばれているそうですね(前会の記事でも書きましたがキリスト教文化に疎いのでピンと来ない話です)。

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 (左)今回のチーズはハードチーズとウォッシュチーズが中心です。
 (右)「Brasserie MASSENA(ブラッセリ-・マセナ)」関根シェフお手製のイースター・エッグ。

1.トム・オ・フルール菊花包み(オーストリア産)
2.ペコリーノ・ロマーノ減塩・酒粕漬け(イタリア産)
3.コンテ20ヵ月熟成(フランス産)
4.トム・ド・サヴォワ抹茶塗し(フランスのサヴォワ地方産)
5.ポンド・ドゥ・ポワトゥ(フランス産)
6.アベイ・ド・シトー(フランス産)
7.モンドール バドス社製(フランス産)
8.モンドール アルノー社製(フランス産)
9.スティルトン(イギリス産)
10.スーマントラン(フランス産)

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↑チーズ熟成士の茶床氏曰く「最近の僕の好みがハードチーズに寄り気味で、ウォッシュチーズについては同業者との間で今年のウォッシュチーズの状態はあまり良くないとの話になってます。今回はかなり変態なアレンジのチーズばかりです」。確かに酒粕漬けのペコリーノ・ロマーノや抹茶を表面に塗したトム・ド・サヴォワなんて聞いたことがありません。

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 (左)関根シェフの新玉ねぎドレッシングのレシピを実演にて開示。
 (右)出来立ての新玉ねぎドレッシングをグリーンサラダにたっぷりと掛けて。

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↑テーマが復活祭ということで料理もちょっと豪華です。会費がいつも通りなので原材料費に上限がある中で、①市場には出回らない極上物の肉厚な鳥取産椎茸のオーブン焼き、②大山産若鹿の前脚&心臓&肝のパテに骨からとった出汁のジュレと生グリーンアスパラガスを添えて、③鳥取産真鯛のロティに菊芋ピューレとディル添え、④揚げ菓子、⑤関根珈琲の新商品のココナッツ風味コーヒーを振る舞ってくれはりました。

  ハードチーズはともかくウォッシュチーズに合わせるワインはなかなか難しいと考えています。非常にクセがあるので白ワインはもちろんのこと赤ワインでもタンニンのしっかりしたタイプか濃厚な甘味のあるタイプでないとワインが負けてしまうのではないでしょうか。今回の参加者で私の大好きなサンジェルヴァジオの「サンジェルヴァジオ・ロッソ」を持ち込んでいる人がいて御相伴に与りましたが二枚看板の「ア・シリオ」「イ・レナイ」ならいざ知らずスタンダードなロッソではやはりウォッシュチーズに対して分が悪いです。ワインバーとかでもウォッシュチーズと合わせるのは赤ワインよりも食後酒(デザートワインもしくは蒸留酒)を選択することが多いです。しかし、今回はあえて白ワインを持って行くと決めていました。ウォッシュチーズと合う白ワインの特徴として先ずはあまり冷やさずに温度高い目で呑む方が真価を発揮するタイプが良いだろうと考えました。具体的にはスキン・コンタクト(果皮浸漬)を行ったいわゆるオレンジワインやシェリーのような酸化熟成のニュアンスのあるタイプ。一緒に参加した同行者とは特に事前に何も打ち合わせしていなかったのですが同行者が持参したのも白ワインでした。

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 (左)私が持参したルーマニアのセナトール「ヴァリウス リースリング・イタリコ」。イタリアのリースリングとなっていますがドイツやフランスのアルザス地方で有名なリースリングとは別種で、北イタリア原産品種でオーストリアで多く栽培されているヴェルシュ・リースリングという品種です。温度が上がっていくにつれて酸化熟成のニュアンスが出てきてハードチーズにはもちろん、ウォッシュチーズにも十分にイケます。
 (右)同行者が持参したフランスのジュラ地方のドメーヌ・フィリップ・ヴァンデル「レトワール シャルドネ・トラディション2011」。ヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)と同じく酵母の膜に包まれて熟成した白ワインでこれこそ私がウォッシュチーズと最高に合う白ワインだろうと夢想していた白ワインです。流石やりますね。

  さて、いよいよ次回は苦手な人の多いシェーヴル(山羊乳チーズ)がテーマですよん。私自身はシェーヴルを臭いとか苦手だと感じたことは一度も無く好きなのですが同じ日に別イベントが重なりそうな感じで参加できるかビミョーですね。。。


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