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デコボコトリオで新世界珍道中

 前夜の持ち寄りワイン会でぬこ長と話しているうちに急きょ翌日の大阪観光に参戦することとなり、彼が宿泊していた肥後橋のアパホテル前にて3人で待ち合わせ。もう一人は某インポーターの営業担当女性です。

 特に目的地を定めずに新世界をブラリと散策。東京からのゲストと新世界を巡りをするのはこれで3回目なのですが年齢の近い3人での行動というのはなかなか新鮮です。
  看板にワインショップとあるのに外から店内を眺める限りワインがほとんど置いてなさそうな酒屋、酒焼けしているようなガラガラ声で「お姉さん、めっちゃオシャレや~ん!」と呼びかけてくる串カツ屋の客引きネエちゃん、どデカいビリケンの置物を店先に置いて「日本一」と自称してる串カツ屋等々相変わらずツッコミ所満載な街ですな。
  一軒目に入ってみたのは「やまと屋2号店」。一見すると寿司屋に見えるのにメニューには串カツもあれば焼き肉もある。ほとんどが3桁な金額のメニューの中で飛び抜けて高いスッポン鍋も一人前が2500円でスッポン一匹となると8500円とはこの6000円の差は何なのか?店内にいる客全員が朝から飲酒していて店内時計が無ければ時間の感覚失いそうです。しかもビールも日本酒も2杯呑んだら1杯タダになるとかって(笑)。店内BGMもド定番の演歌が流れる中で何曲かに1曲のペースで演歌でない曲が流れ、それがモーニング娘。のLOVEマシーンだったりと選曲の基準が解らねぇ(笑)。とにかくツッコミ所が多過ぎて何からツッコんでいいのか分からない、もはや気にしたら負けだなと思い至った次第です(爆)。

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↑この握り盛り合わせ赤出汁付き、何と11時から14時までの時間帯は通常850円なのが500円というお得さ。3人で2人前をシェアして食べて十分なボリュームです。
  メニューに串カツがあるもののぬこ長が「串カツは別の店で食べたい」と言うので寿司とポテトサラダだけで店を出ました。何となく入った串カツ屋は「からさき」というお店です。
 
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↑串カツ10種盛り。注文してからなかなか出てこないので「タコは活きたタコを使ってて、奥で捌くのに苦戦してるんちゃうか(笑)」などとアホな会話をしていたら出てきました。何の前情報も無く適当に入ったお店でしたがなかなかどうして美味しかったです。
 
  その後は何故かパチンコ屋でパチンコをすることになり、もはや意味不明(爆)。

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ヴェー流BBQ2011

 毎年恒例の「Bistro b'(ビストロ・ヴェー)」のBBQに2年振りの参戦です。去年のこの時期は仕事で落ち込んでいてBBQの気分ではなく不参加でした。一昨年の様子はこちら。会場は毎年同じで堺市内にある大泉緑地です。でも、今年は20周年の年のBBQなので阪本オーナーシェフや寒川ソムリエールも例年以上に気合い入りまくりのようです。

  ヴェー流BBQのこだわりは、普段のビストロ営業では提供していない料理をビストロ営業時と変わらぬクオリティーで提供すること。肉を塊のまま切り分けて食べることやスモークしたてのスモークサーモンを食べることは普段のビストロ営業ではやっていないことです。そして、BBQであれば紙皿・紙コップ・割り箸なのが普通なところ、皿もグラスもカトラリーも全てビストロ営業時に使っているものを持ち込み、テーブルにはクロスまで敷いてあります。なので野外なのにビストロで食事しているような感覚になります。

ウリ坊丸焼き
↑仔イノシシ(ウリ坊)の丸焼きをデデーンと。丸焼きは仔イノシシだけでなく豚腿肉の一本丸焼きもあります。さすがにBBQの炭焼きだけでは丸焼きは出来なので予めお店のオーヴンで火入れしてある肉塊を最後の仕上げとして炭焼きで表面焼いてあります。しばらく猪肉と豚肉は食べなくていいという位に肉肉肉のオンパレード。

スモークする阪本シェフスモークしたサーモンとカマンベール
↑これまた定番のスモークサーモンとスモークカマンベール。段ボール箱の中でチップを燃やしてスモークするという阪本シェフの十八番。昨年から登場したという鯛の塩釜焼きは今年も登場。

パエリア完成
↑締めはパエリアというのもお決まり。その向こうに見えるのは今年新登場のぐるぐる巻きソーセージ、もちろん自家製のソーセージです。
  飲み物は樽詰め赤ワイン・ボトル白ワイン・シードル・缶ビール・ソフトドリンクに、サンテロ「ピノ・シャルドネ」のWマグナム(ジェロボアム)。

  参加者の年齢は下は23歳から上は??歳まで実に幅広い世代であり、この23歳の青年(中身はおっさんキャラですけど)は何と5歳の時位から親に連れられてヴェーに通っているとのこと。まさに20年の歴史の生き証人ですな。フレンチBBQなのに何故か三味線を弾く人、それに合わせて踊り出す御婦人方などもいらっしゃいました(笑)。
  オープンしては潰れを繰り返す飲食業界の中で20年続けることは並大抵でなく、それがフレンチで、しかも新世界という立地ではなおのこと。阪本シェフの弛まぬ努力とそれを愛して支え続けるお客さんの結集が20年の歴史なのでしょう。


20周年の偉業を記念してフレンチ小旅行

  新世界で唯一のフランス料理店である「Bistro b'(ビストロ・ヴェー)」が今年でオープン20周年を迎えられます。新世界で20年間フレンチを、それも本物のフレンチを提供し続けてきた。これを偉業と言わずして何を偉業と言おうか。
  20周年特別企画の第1段として、阪堺電車(いわゆる「ちんちん電車」)の車両を一両貸し切ってフレンチ小旅行に行ってきました。実は阪堺電車に乗るのは人生初です。路面電車自体は幼少時に広島で乗ったことがあるんですけどね。

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お店の道路を挟んだ反対側が始発駅の「恵美須町」。ここから終着駅の「浜寺公園」まで行ってまた「恵美須町」に戻ってきます。

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↑Bistro b'特製フレンチ弁当。何と、阪本シェフの実家「肉のさかもと」御自慢のカツサンドとコロッケも入っています。他に、ムール貝のフラン、カクテルサラダ、ローストビーフ、赤ワインパン、有頭海老のカレー風味串焼き、キッシュ、桜の葉包みパテ、魚介ムース、豚肩ロース肉の豆煮込み、フルーツグラタン。
  飲み物は、サンテロ「ピノ・シャルドネ」のジェロボアム(Wマグナム)、白ワイン、赤ワイン、ヴァン・ショー、シードル、缶ビールetc.意外と揺れるので注ぐ際と飲む際はこぼさないように要注意。

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 途中「我孫子道」で車庫に入って記念撮影とトイレ休憩。浜寺公園まではあっという間です。

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↑電車内では火を使えないので、浜寺公園にカセットコンロを持ち込んでリゾットを作っている最中。ブルーチーズを混ぜ合わせパセリを散らして完成、しっかりアルデンテに仕上がっています。

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↑帰りの車内では何とマジックショーが。常連客の中にマジック好きなお客さんがいて、その方が一肌脱いで下さった訳です。写真はロング風船を飲み込んでいるところです。
  いやはや、楽しい、素晴らしいイベントでした。新世界で誕生して20年間継続してきたBistro b'の偉業を祝うイベントとしてこれ以上相応しいイベントはないでしょう。ナイス企画でした。


新世界でオーストラリアワイン会

  新世界の「Bistro b'(ビストロ・ヴェー)」の定例ワイン試飲会、今年度第1回目のテーマは「オーストラリア」でした。NZワインはよく飲んでますがお隣のオーストラリアは飲む機会が少なく、今年はオーストラリアのワインももっと飲もうと決めていたので、今回のテーマはまさにドンピシャでした。

<ワインリスト>
1.ディーキン・エステート サニークリフ シャルドネ2009
2.ピーターレーマン バロッサ リースリング2008
3.ケープ・メンテル ソーヴィニヨン&セミヨン2008
4.ローガン・ワインズ アップル・ツリー・フラット メルロー2007
5.サンダルフォード エレメント シラーズ&カベルネ2008
6.ADW(オーストラリア・ドメーヌ・ワインズ) アライアンス シラーズ2008
7.ナインス・アイランド ピノ・ノワール2009

アライアンス シラーズADW2008 ナインス・アイランド ピノ・ノワール2009

どれもコストパフォーマンスに優れたワインでした。特に5~7の赤ワイン3種類は良かったです。7はタスマニア島産のピノ・ノワールで、オーストラリアのピノ自体ほとんど飲んだことがないので当然タスマニア島のピノも初体験でした。重過ぎず軽過ぎずバランス良し。

  ワインがオーストラリアなので料理もオーストラリアをテーマにして阪本シェフが腕を振るいました。

オージー仔牛ロースト 仏産フロマージュ5種盛り合わせ
(左)オーストラリア産仔牛のロースト・バルサミコとカシスのソースとタスマニアンマスタード添え。
(右)ワインが良かったのでフランス産フロマージュの盛り合わせを追加注文。寒川ソムリエールお薦めの5種は、フルムダンベール(青カビ)&ブルサン・アイユ(フレッシュ)&マンステール(ウオッシュ)&サントモール(山羊乳)&カマンベール(白カビ)です。熟成具合がGOOD。


新世界フレンチランチ会@Bistro b'

  ワイン好き3人でランチ会をやることとなり、その会場となる店を私が決めることに。①料理が美味しい、②日曜の昼に営業している、③美味しいワインがある、④寛げる、⑤交通の便が良いという諸条件を全て満たす店として新世界の「Bistro b'(ビストロ・ヴェー)」を選択。他にも候補は何軒かあったのですが、日曜は休みだとか少し狭くて寛ぎにくいとかの理由で今回は惜しくもパスとなりました。私以外の2人は初訪問です。
  スープ・前菜・主菜・デザート・食後の飲み物のデジュネBを選択。

トウモロコシのポタージュとボトルワイン白 自家製ハム・ソーセージ盛り合わせ
↑トウモロコシのポタージュと自家製ハム・ソーセージ盛り合わせ。やはりヴェーの前菜と言えばこの自家製ハム・ソーセージ盛り合わせは外せないでしょう。自家スモークしていることに2人とも驚いていました。白ワインはハウスワインをボトルで。

仏風ハンバーグとニンケン・アントゥ クレームブリュレとコーヒー
↑メインは仏風ハンバーグ。メインの選択肢は、牛テール肉のポトフ、バルバリー鴨腿肉のコンフィ、ブッフ・ブルギニオン、舌平目のポアレ、鶏腿肉の煮込み等の定番に加えて何故か仏風ハンバーグがありました。「えっ、ヴェーでハンバーグ!?フレンチでハンバーグが出ると幻滅だけど肉にうるさいヴェーのハンバーグなら食べてみたい」ということで私がハンバーグを選んだら他の2人もハンバーグを選択。どこが仏風なんかは確認していませんが抜群に美味しかったです。
  赤ワインは最年長の方が濃い目のものを希望されたので、チリのモントグラス社の「ニンケン・アントゥ」を寒川ソムリエールに選んでもらいました。チリのトップワインである「ニンケン」のセカンドワインであり、セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンとカルメネール。個人的にチリの赤ワインとはあまり相性が良くないのですがこのワインには大満足でした。
  デザートはクレームブリュレ。ヴェーはデザートの種類も豊富ですがその中でも一番美味しいのがクレームブリュレだと思っています。カソナード(赤砂糖)をキャラメリゼした、パティスリー並の完成度です。
  ボトルワインを2本開けてかなり酔いが回ってしまいましたが、非常に楽しいランチ会となりました。Bistro b'を会場に選んで大正解でした。