ブドウの樹ホームパーティーに飛び入り参加
この日は本来は朝から仕事の予定だったのですが先方都合でキャンセルとなりフリーになったため急遽とあるホームパーティーに飛び入り参加させてもらうことになりました。「神戸ワイナリー」で自分で命名したブドウの樹を育てるというイベントの参加者ばかりの中に1回も参加したことの無い身でありながら参加者とは全員顔見知りということで特別枠での参加です(笑)。場所は「殿(との)」の御自宅の高層マンションです。





↑殿の特製料理の数々のほんの一例。「最強の同志」の自家製フォカッチャと特製ペースト(サバ缶+クミン+粒マスタード=ワインが進む君なペースト)もあります。



(左)スペインのヴァルフォルモッサ「カヴァ ムッサ・ブリュット・ナチューレNV」で乾杯。
(中央)(右)ボデガス・エミリオ・オストラサ・マンテロラ「チャコリ アゲーレ2013」をエスカンシア装着で注ぐ某インポーターV社営業担当のM氏。しかし、残念なことにこのチャコリはブショネでした・・・涙



(左)某イタリア料理店の店長I氏持参のイタリアはリグーリア州のプンタ・クレーナ「ルマッシナ・フリッツァンテ」。
(中央)「最強の同志」夫妻がバスク地方のオンダビリアで買ってきたイルスタ「ゲタリアコ・チャコリーナ チャコリ・ゴリア2012」。こちらはブショネでなくて一同安堵。
(右)こちらは私が持参した山梨県甲州市の中央葡萄酒「グレイスロゼ2011」。同社の社長令嬢にして醸造家である三澤彩奈さんを囲んでのメーカーズ・ディナーの際の直筆サインボトルです。いつか開けようと思いつつ2年以上経ち、この日ついに抜栓の時を迎えました。手前味噌ながら見事な熟成をしていました!



(左)こちらも私が持参したイタリアはトスカーナ州のモンテ・ベルナルディ「キァンティ・クラシコ・リゼルヴァ2011」。V社の輸入ワインなのですが在庫欠品でM氏も試飲したことが無いと言うのでこれまた抜栓するエエ機会でした。これまでに呑んだことのあるキァンティ・クラシコ・リゼルヴァのトップ5に喰い込んでくるハイ・クオリティーです。
(中央)殿の御用達赤ワインのチリのヴィーニャ・アキタニア「ラズリ カベルネ・ソーヴィニヨン2006」。サラッと出てきましたがアキタニアはフランスのボルドー地方メドック地区のブルーノ・プラッツ氏(第2級シャトー・コス・デストゥルネル元オーナー)とポール・ポンタリエ氏(第1級格シャトー・マルゴーの現醸造総責任者)が創設に関わったワイナリーでチリワインの中でもプレミアムな赤ワインなのでございます。
(右)イタリアのピエモンテ州のマッテオ・コッレッジャ「マルーン バルベーラ・ダルバ2011」。先日のアルタディのメーカーズ・ディナー@ETXOLAの最後に「正室」殿にプレゼントしたこのワインを皆で飲むことに。抜栓したの私のはずなのですが酔っ払っていて味を覚えていないという・・・マッテオ・コッレッジャのバルベーラのトップ・キュヴェなだけに勿体無い(涙)。
13時過ぎからゆるりと始まって気が付けば日が暮れていました。夕方からの記憶が抜け落ちていたりしていますがたぶん何も変なことはしていないはず・・・・





↑殿の特製料理の数々のほんの一例。「最強の同志」の自家製フォカッチャと特製ペースト(サバ缶+クミン+粒マスタード=ワインが進む君なペースト)もあります。



(左)スペインのヴァルフォルモッサ「カヴァ ムッサ・ブリュット・ナチューレNV」で乾杯。
(中央)(右)ボデガス・エミリオ・オストラサ・マンテロラ「チャコリ アゲーレ2013」をエスカンシア装着で注ぐ某インポーターV社営業担当のM氏。しかし、残念なことにこのチャコリはブショネでした・・・涙



(左)某イタリア料理店の店長I氏持参のイタリアはリグーリア州のプンタ・クレーナ「ルマッシナ・フリッツァンテ」。
(中央)「最強の同志」夫妻がバスク地方のオンダビリアで買ってきたイルスタ「ゲタリアコ・チャコリーナ チャコリ・ゴリア2012」。こちらはブショネでなくて一同安堵。
(右)こちらは私が持参した山梨県甲州市の中央葡萄酒「グレイスロゼ2011」。同社の社長令嬢にして醸造家である三澤彩奈さんを囲んでのメーカーズ・ディナーの際の直筆サインボトルです。いつか開けようと思いつつ2年以上経ち、この日ついに抜栓の時を迎えました。手前味噌ながら見事な熟成をしていました!



(左)こちらも私が持参したイタリアはトスカーナ州のモンテ・ベルナルディ「キァンティ・クラシコ・リゼルヴァ2011」。V社の輸入ワインなのですが在庫欠品でM氏も試飲したことが無いと言うのでこれまた抜栓するエエ機会でした。これまでに呑んだことのあるキァンティ・クラシコ・リゼルヴァのトップ5に喰い込んでくるハイ・クオリティーです。
(中央)殿の御用達赤ワインのチリのヴィーニャ・アキタニア「ラズリ カベルネ・ソーヴィニヨン2006」。サラッと出てきましたがアキタニアはフランスのボルドー地方メドック地区のブルーノ・プラッツ氏(第2級シャトー・コス・デストゥルネル元オーナー)とポール・ポンタリエ氏(第1級格シャトー・マルゴーの現醸造総責任者)が創設に関わったワイナリーでチリワインの中でもプレミアムな赤ワインなのでございます。
(右)イタリアのピエモンテ州のマッテオ・コッレッジャ「マルーン バルベーラ・ダルバ2011」。先日のアルタディのメーカーズ・ディナー@ETXOLAの最後に「正室」殿にプレゼントしたこのワインを皆で飲むことに。抜栓したの私のはずなのですが酔っ払っていて味を覚えていないという・・・マッテオ・コッレッジャのバルベーラのトップ・キュヴェなだけに勿体無い(涙)。
13時過ぎからゆるりと始まって気が付けば日が暮れていました。夕方からの記憶が抜け落ちていたりしていますがたぶん何も変なことはしていないはず・・・・
惣のドーナツ屋跡に小さな菓子店
「たこりき」に行く途中で町家複合施設「惣(そう)」入口横のドーナツ屋「クローバー」が閉店したことに気付いたのが今年1月か2月のこと。その空き店舗に新たにケーキ屋がオープンしていることに気付いたのがつい先月のこと。店名は菓子店「MOITE(モワティエ)」です。
店の感じからしてオーナーは小柄な女性ではないかなと予想していたらやはり小柄な女性でした。ショーケースにはロールケーキやキビ糖のショートケーキ、ティラミス、マンゴープリン等のオーソドックスなケーキが並んでいます。



(左)シュー・ア・ラ・クレーム。カリっと香ばしく焼き上がったシュー皮の中にクレーム・パティシエールがタップリと。
(中央)イチゴのタルト。土台のタルト・ザマンドの上にカスタードクリームとクレーム・シャンティとコンフィチュールを絡めたイチゴをトッピング。
(右)カヌレは小振りながらも何と1個100円、たぶん大阪で最安値!?
他店に無いような強烈な個性がある訳ではありませんがどれも標準以上に美味しいです。前のクローバーのドーナツもそうでしたが派手さよりも人の心に届くモノこそが惣という場所に相応しいと思っていますのでそういう意味では惣とマッチしているケーキかな。
店の感じからしてオーナーは小柄な女性ではないかなと予想していたらやはり小柄な女性でした。ショーケースにはロールケーキやキビ糖のショートケーキ、ティラミス、マンゴープリン等のオーソドックスなケーキが並んでいます。



(左)シュー・ア・ラ・クレーム。カリっと香ばしく焼き上がったシュー皮の中にクレーム・パティシエールがタップリと。
(中央)イチゴのタルト。土台のタルト・ザマンドの上にカスタードクリームとクレーム・シャンティとコンフィチュールを絡めたイチゴをトッピング。
(右)カヌレは小振りながらも何と1個100円、たぶん大阪で最安値!?
他店に無いような強烈な個性がある訳ではありませんがどれも標準以上に美味しいです。前のクローバーのドーナツもそうでしたが派手さよりも人の心に届くモノこそが惣という場所に相応しいと思っていますのでそういう意味では惣とマッチしているケーキかな。
若きシェフの王道ビストロ「A volonte」
基本的に新店開拓をあまりしない私が初めてのお店に行くきっかけの一つに、御馴染みの店で呑んでてたまたま隣席した人がどこかのお店のシェフかソムリエでその御縁から初訪問するというパターンがあります。今回も昨年12月に「たこりき」でたまたま隣席した女性「なかじー」さんが上本町のビストロのソムリエールという御縁での初訪問です。
そのお店とは、谷町四丁目「Kamekichi Bistro(カメキチ・ビストロ)」スタッフ~フランス修行~天満橋「Usakichi(ウサキチ)」シェフを経て2013年9月に30歳で独立した川田オーナーシェフのお店「A volonte(アヴォロンテ)」。ランチでいきなり訪れたのでなかじーさんこと中島ソムリエールを驚かせてしまいました(汗)。
AB2種類のランチメニューについて中島ソムリエールに聞くと「Bは皿数もですが素材がAよりも上です。でもAもメイン料理は固定で選べないものの前菜が盛り合わせになっていてお得感ありますよ」とのこと。せっかくなのでBを選択しましたが他のお客さんが食べているAの前菜盛り合わせとメイン料理を見てそのボリュームにビックリ!ボリュームだけならAでもBに遜色無さそうですね。
さて、Bは本日の前菜&本日のスープ&5種類から選べるメイン料理&谷町六丁目「IENA」のバゲット&本日のデセール&食後の飲み物という構成。
中島ソムリエールと初めて会ったのがたこりきだということからも分かるようにマイ・ベスト・ソムリエールことタミさんと同じく中島ソムリエールもまたヴァン・ナチュール愛の人です。「TAVERNETTA da KITAYAMA(タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ)」スタッフのマッキーさんとは「DAIGAKU(ダイガク)」時代の同僚で、阿波座「PASSE(パッセ)」の真弓ソムリエールともお知り合いとのこと。



(左)本日の前菜は初カツオのミ・キュイに玉ねぎコンフィ添え。ミ・キュイとは半生状態を指す言葉で言うなればカツオのタタキですね。カツオの下に敷かれた新玉ねぎは低温加熱で甘味を引き出されていて、初カツオが脂少な目でやや淡泊なのでパンチの効いたニンニクのオイルソースがかけられています。
(中央)本日のスープはミネストローネ。フレンチなのにミネストローネ!?という疑問は置いといてその量に驚かされますが野菜の甘味が心地よく意外にペロリと食べられてしまいます。
(右)チリのアグリコーラ・リュイット・リミタダ「キュヴェ・デ・ブラッスール ゴルド・ブランコ2014」。従来のチリワインの概念を覆す存在と評判のリュイットのワインをようやく呑むことができました。オーナーのルイアントワーヌ・リュイット氏は亡マルセル・ラピエール氏の元でワイン造りを学んだフランス人で、フランスではなくチリで自身のワイナリーを開いた人です。2006年に最初に興したワイナリーは2010年のチリ大地震で倒壊、全てを失いながらもアグリコーラ・リュイット・リミタダとして再スタート。このワインはモスカテル・デ・アレハンドリア(マスカット・オブ・アレキサンドリア)100%で45日間のマセラシオン(果皮浸漬)を行っていて、グラスから立ち昇る香りはホワイトペッパーやクローブ等のスパイスにトロピカルフルーツが入り混じったニュアンス。オレンジワイン好きなら間違い無く好きなワインですよ。



(左)5種類のメイン料理から選んだのはフランス産ホロホロ鳥のロティにミックスベリーソース。ホロホロ鳥の豪快な量もさることながらガルニチュールの野菜のデカいこと!ソースもたっぷりです。でも食べられちゃうんですよね。
(中央)再びアグリコーラ・リュイット・リミタダ「パイス・デ・ユンベル2014」。リュイット氏のワインの代名詞がパイス。パイスは500年前にチリに持ち込まれた最初のワイン用ブドウ品種と言われ、ブドウ農家が自家消費ワイン用に栽培し続けてきたパイスに着目してワイナリーの中心品種に据えています。パイス・デ・ユンベルにはパイス92%とカリニャン&モスカテルで合計8%をブレンド。これまでチリワインでは見たことの無い鮮やかなルビーレッドとキレイさ。
(右)スペインのカタルーニャのパルティーダ・クレウス「ヴィネッロ2013」。北イタリアのピエモンテ州出身のマッシモとアントネッラがカタルーニャの地に惹かれてワイン造りを行っているそうで、良い意味での梅っぽさ、酸っぱさのある赤ワインです。

(左)本日のデセールはピスターシュのブランマンジェにイチゴのソース。3種盛りみたいなのを予想していたらデセールもガッツリな量です。
(右)ロワール地方のステファン・ベルナドゥー「ランブレ」。極上のレーズンが液体化したかのような上品な甘さ。
厨房内でも元気の良い川田シェフはまだ32歳という若さですが作る料理は直球の王道ビストロ料理。ガッツリな量ながら飽きずに食べ切れる味の構成。ここでならフレンチの基本であるドゥ・プラ=前菜と主菜の二皿で完結・満足できるスタイルを堪能できます。
<後日追記>
ランチAの方も後日に食べに行ってみました。



(左)前菜の盛り合わせには、紫キャベツのマリネ&ケーク・サレ&稚鮎のエスカベッシュ&タラとジャガイモのブランダード&てんこ盛りのサラド・ヴェール。この一皿とバゲットのみで完結してしまいそうな量にしてワイン呑ませる気満々な構成(笑)。
(中央)蒸し煮で柔らかくした豚バラ肉の表面をカリッと香ばしくカラメリゼ。そしてたっぷりのレンティーユ(=レンズ豆)煮込みとピューレ・ド・ポム・ド・テールを添えて。
(右)デセールはリ・オレ、つまり米のミルク煮込みですね。スペインにもアロス・コン・レッチェという同様のデザートがあり、このリ・オレにはスペイン産の米を使っているそうなのでアロス・コン・レッチェに近いですかね。米を主食とする日本人には米を牛乳で甘く煮てデザートにするというのは受け入れられにくいようで一口食べて残してしまうお客さんもいるとか。メチャクチャ美味しいリ・オレなのに勿体無いことです。
ランチAだけでも十分に満足できるクオリティーです。もはややり過ぎな位に手が込んでますよ。
そのお店とは、谷町四丁目「Kamekichi Bistro(カメキチ・ビストロ)」スタッフ~フランス修行~天満橋「Usakichi(ウサキチ)」シェフを経て2013年9月に30歳で独立した川田オーナーシェフのお店「A volonte(アヴォロンテ)」。ランチでいきなり訪れたのでなかじーさんこと中島ソムリエールを驚かせてしまいました(汗)。
AB2種類のランチメニューについて中島ソムリエールに聞くと「Bは皿数もですが素材がAよりも上です。でもAもメイン料理は固定で選べないものの前菜が盛り合わせになっていてお得感ありますよ」とのこと。せっかくなのでBを選択しましたが他のお客さんが食べているAの前菜盛り合わせとメイン料理を見てそのボリュームにビックリ!ボリュームだけならAでもBに遜色無さそうですね。
さて、Bは本日の前菜&本日のスープ&5種類から選べるメイン料理&谷町六丁目「IENA」のバゲット&本日のデセール&食後の飲み物という構成。
中島ソムリエールと初めて会ったのがたこりきだということからも分かるようにマイ・ベスト・ソムリエールことタミさんと同じく中島ソムリエールもまたヴァン・ナチュール愛の人です。「TAVERNETTA da KITAYAMA(タヴェルネッタ・ダ・キタヤマ)」スタッフのマッキーさんとは「DAIGAKU(ダイガク)」時代の同僚で、阿波座「PASSE(パッセ)」の真弓ソムリエールともお知り合いとのこと。



(左)本日の前菜は初カツオのミ・キュイに玉ねぎコンフィ添え。ミ・キュイとは半生状態を指す言葉で言うなればカツオのタタキですね。カツオの下に敷かれた新玉ねぎは低温加熱で甘味を引き出されていて、初カツオが脂少な目でやや淡泊なのでパンチの効いたニンニクのオイルソースがかけられています。
(中央)本日のスープはミネストローネ。フレンチなのにミネストローネ!?という疑問は置いといてその量に驚かされますが野菜の甘味が心地よく意外にペロリと食べられてしまいます。
(右)チリのアグリコーラ・リュイット・リミタダ「キュヴェ・デ・ブラッスール ゴルド・ブランコ2014」。従来のチリワインの概念を覆す存在と評判のリュイットのワインをようやく呑むことができました。オーナーのルイアントワーヌ・リュイット氏は亡マルセル・ラピエール氏の元でワイン造りを学んだフランス人で、フランスではなくチリで自身のワイナリーを開いた人です。2006年に最初に興したワイナリーは2010年のチリ大地震で倒壊、全てを失いながらもアグリコーラ・リュイット・リミタダとして再スタート。このワインはモスカテル・デ・アレハンドリア(マスカット・オブ・アレキサンドリア)100%で45日間のマセラシオン(果皮浸漬)を行っていて、グラスから立ち昇る香りはホワイトペッパーやクローブ等のスパイスにトロピカルフルーツが入り混じったニュアンス。オレンジワイン好きなら間違い無く好きなワインですよ。



(左)5種類のメイン料理から選んだのはフランス産ホロホロ鳥のロティにミックスベリーソース。ホロホロ鳥の豪快な量もさることながらガルニチュールの野菜のデカいこと!ソースもたっぷりです。でも食べられちゃうんですよね。
(中央)再びアグリコーラ・リュイット・リミタダ「パイス・デ・ユンベル2014」。リュイット氏のワインの代名詞がパイス。パイスは500年前にチリに持ち込まれた最初のワイン用ブドウ品種と言われ、ブドウ農家が自家消費ワイン用に栽培し続けてきたパイスに着目してワイナリーの中心品種に据えています。パイス・デ・ユンベルにはパイス92%とカリニャン&モスカテルで合計8%をブレンド。これまでチリワインでは見たことの無い鮮やかなルビーレッドとキレイさ。
(右)スペインのカタルーニャのパルティーダ・クレウス「ヴィネッロ2013」。北イタリアのピエモンテ州出身のマッシモとアントネッラがカタルーニャの地に惹かれてワイン造りを行っているそうで、良い意味での梅っぽさ、酸っぱさのある赤ワインです。


(左)本日のデセールはピスターシュのブランマンジェにイチゴのソース。3種盛りみたいなのを予想していたらデセールもガッツリな量です。
(右)ロワール地方のステファン・ベルナドゥー「ランブレ」。極上のレーズンが液体化したかのような上品な甘さ。
厨房内でも元気の良い川田シェフはまだ32歳という若さですが作る料理は直球の王道ビストロ料理。ガッツリな量ながら飽きずに食べ切れる味の構成。ここでならフレンチの基本であるドゥ・プラ=前菜と主菜の二皿で完結・満足できるスタイルを堪能できます。
<後日追記>
ランチAの方も後日に食べに行ってみました。



(左)前菜の盛り合わせには、紫キャベツのマリネ&ケーク・サレ&稚鮎のエスカベッシュ&タラとジャガイモのブランダード&てんこ盛りのサラド・ヴェール。この一皿とバゲットのみで完結してしまいそうな量にしてワイン呑ませる気満々な構成(笑)。
(中央)蒸し煮で柔らかくした豚バラ肉の表面をカリッと香ばしくカラメリゼ。そしてたっぷりのレンティーユ(=レンズ豆)煮込みとピューレ・ド・ポム・ド・テールを添えて。
(右)デセールはリ・オレ、つまり米のミルク煮込みですね。スペインにもアロス・コン・レッチェという同様のデザートがあり、このリ・オレにはスペイン産の米を使っているそうなのでアロス・コン・レッチェに近いですかね。米を主食とする日本人には米を牛乳で甘く煮てデザートにするというのは受け入れられにくいようで一口食べて残してしまうお客さんもいるとか。メチャクチャ美味しいリ・オレなのに勿体無いことです。
ランチAだけでも十分に満足できるクオリティーです。もはややり過ぎな位に手が込んでますよ。
たこりき店長お疲れ様でした!
2010年12/19のオープン以来「たこりき」を支え続けてきた芝店長が5/5をもって退職することが発表され、最後に芝店長が焼くタコ焼きの食べ納めに行ってきました。

↑この姿も見納めです。今のところ後任のタコ焼き職人の目途が立っていないため鈴木シェフが調理とタコ焼きとを兼任するか今吉オーナーが本店「ことり」を休んで助っ人に入るかすることになり、それに伴いタコ焼きの持ち帰り販売時間を短縮する等の措置が取られる予定です。



(左)この季節限定の生サクラ海老タコ焼き。
(中央)豚肉とレンコンの焼売。上にかかった焼きサバ節からエエ味が出ています。
(右)泉州水ナスとホタルイカマリネのサラダ。パクチーサラダという傑作サラダを生み出した鈴木シェフのサラダレシピのヴァリエーションは豊富なのです。

(左)さあこれが芝店長の焼くタコ焼きのファイナルです。
(右)牛脛肉スライスのソテーにグリーンペッパーソースと春野菜添え。繊維質の多い脛肉は煮込みに最適な部位ですがこうやってスライスして焼いても独特の食感が楽しめるのですね。
今回たまたま呑んだワインが全てイタリアワインに偏ってしまいました。意外だったのがピエモンテ州ロエロ地区の超有名生産者マッテオ・コッレッジャのワインがあったこと。マイ・ベスト・ソムリエールことタミさんのワインの嗜好性とちょっと違う気がしたのでタミさんに聞いてみるとソーヴィニヨン・ブランとロエロ・ロッソの2種類のみ仕入れているとのこと。マイ・ベスト・ソムリエールをも納得させるマッテオ・コッレッジャ恐るべし。



(左)トレンティーノ・アルト・アディジェ州のポイエル・エ・サンドリ「ゼロ・インフィニートNV」。ソラリスという超稀少品種で造ったフリッツァンテ(微発泡性ワイン)でタミさんの「レモネードみたいな感覚で呑める」という説明がまさにドンピシャ。
(中央)ピエモンテ州のマッテオ・コッレッジャ「ランゲ・ソーヴィニヨン2010」。
(右)アブルッツォ州のラバスコ「ヴィーノ・ロザート ラ・サリータ2013」。これは前々から呑んでみたかった生産者でして期待を遥かに上回る美味しさでした。このワインがあれば他のワイン要らないかもと言う位に久々に大ヒットなロゼワイン。



(左)トスカーナ州のアンペレイア「ウンリトロ2013」。アンペレイアはトレンティーノ・アルト・アディジェ州の有名生産者フォラドリの当主エリザベッタ・フォラドリ氏が友人達と共同してトスカーナ州で立ち上げたカンティーナで、このワインはアリカンテ主体にアリカンテ・ブーシェとカリニャーノを使用。スルスル~と染み入ってくる軽やかな赤ワインです。徳用1リッターサイズなので自宅に1本欲しいですね。
(中央)再びマッテオ・コッレッジャ「ロエロ・ロッソ2011」。昨年から色々なお店でこのワインを呑んでいますがどこで呑んでも本当に間違いの無いワインです。
(右)ピエモンテ州のフェッレーロ「バルベーラ・ダルバ2005」。このワインを輸入しているエ・ヴィーノというインポーターは相模屋本店で活躍した新津氏が独立起業したインポーターでタミさんもエ・ヴィーノの取扱いワインは積極的に仕入れているそうです。個人的に相模屋本店の取扱いワインには好きなワインが多いので当然エ・ヴィーノの取扱いワインも好みに合致するのが道理という訳で。
芝店長、4年半の間お疲れ様でした!

↑この姿も見納めです。今のところ後任のタコ焼き職人の目途が立っていないため鈴木シェフが調理とタコ焼きとを兼任するか今吉オーナーが本店「ことり」を休んで助っ人に入るかすることになり、それに伴いタコ焼きの持ち帰り販売時間を短縮する等の措置が取られる予定です。



(左)この季節限定の生サクラ海老タコ焼き。
(中央)豚肉とレンコンの焼売。上にかかった焼きサバ節からエエ味が出ています。
(右)泉州水ナスとホタルイカマリネのサラダ。パクチーサラダという傑作サラダを生み出した鈴木シェフのサラダレシピのヴァリエーションは豊富なのです。


(左)さあこれが芝店長の焼くタコ焼きのファイナルです。
(右)牛脛肉スライスのソテーにグリーンペッパーソースと春野菜添え。繊維質の多い脛肉は煮込みに最適な部位ですがこうやってスライスして焼いても独特の食感が楽しめるのですね。
今回たまたま呑んだワインが全てイタリアワインに偏ってしまいました。意外だったのがピエモンテ州ロエロ地区の超有名生産者マッテオ・コッレッジャのワインがあったこと。マイ・ベスト・ソムリエールことタミさんのワインの嗜好性とちょっと違う気がしたのでタミさんに聞いてみるとソーヴィニヨン・ブランとロエロ・ロッソの2種類のみ仕入れているとのこと。マイ・ベスト・ソムリエールをも納得させるマッテオ・コッレッジャ恐るべし。



(左)トレンティーノ・アルト・アディジェ州のポイエル・エ・サンドリ「ゼロ・インフィニートNV」。ソラリスという超稀少品種で造ったフリッツァンテ(微発泡性ワイン)でタミさんの「レモネードみたいな感覚で呑める」という説明がまさにドンピシャ。
(中央)ピエモンテ州のマッテオ・コッレッジャ「ランゲ・ソーヴィニヨン2010」。
(右)アブルッツォ州のラバスコ「ヴィーノ・ロザート ラ・サリータ2013」。これは前々から呑んでみたかった生産者でして期待を遥かに上回る美味しさでした。このワインがあれば他のワイン要らないかもと言う位に久々に大ヒットなロゼワイン。



(左)トスカーナ州のアンペレイア「ウンリトロ2013」。アンペレイアはトレンティーノ・アルト・アディジェ州の有名生産者フォラドリの当主エリザベッタ・フォラドリ氏が友人達と共同してトスカーナ州で立ち上げたカンティーナで、このワインはアリカンテ主体にアリカンテ・ブーシェとカリニャーノを使用。スルスル~と染み入ってくる軽やかな赤ワインです。徳用1リッターサイズなので自宅に1本欲しいですね。
(中央)再びマッテオ・コッレッジャ「ロエロ・ロッソ2011」。昨年から色々なお店でこのワインを呑んでいますがどこで呑んでも本当に間違いの無いワインです。
(右)ピエモンテ州のフェッレーロ「バルベーラ・ダルバ2005」。このワインを輸入しているエ・ヴィーノというインポーターは相模屋本店で活躍した新津氏が独立起業したインポーターでタミさんもエ・ヴィーノの取扱いワインは積極的に仕入れているそうです。個人的に相模屋本店の取扱いワインには好きなワインが多いので当然エ・ヴィーノの取扱いワインも好みに合致するのが道理という訳で。
芝店長、4年半の間お疲れ様でした!
ヴィナイ祭りではなくたこりき祭り
ここのところ日曜日も一日フルで仕事の週が続いていましたが今日は久しぶりに午後から休む余裕がありました。ちなみに今日は株式会社ヴィナイオータが取り扱っているワイン生産者が大勢やって来る「ヴィナイオッティマーナ神戸」という大イベントの開催日。私の知り合いのワイン好きも大勢参加するようですが私は直前まで仕事のスケジュールがはっきりしないこともあってチケットを購入しませんでした。
日曜日の昼酒となると「passion et natureランチワイン会」以来です。どこのお店に行こうか迷いましたが御馴染みのお店でゆっくりするのが一番と考え、空堀「たこりき」に行ってきました。
ソムリエールのタミさんが本店「豚玉」からたこりきに人事異動してきて今月で丸1年になります。マイ・ベスト・ソムリエールであるタミさんがいつまた豚玉に呼び戻されるのかと心配をしているのですが、何やら豚玉が今吉オーナーの一人営業のワインバースタイルになり店名も「ことり」と改めたとのことで、タミさんがたこりきを離れることは当分の間は無さそうと聞いて安心しました。ことりの方にも行ってみたいな。
タミさんもヴィナイオータのワイン好きなので仕事を休んでヴィナイオッティマーナ神戸に参加することを本気で考えかけたそうですがもちろん休まずソムリエールの仕事をしてはります(笑)。



(左)パクチー&キュウリ&ミニトマト4種類&生ハム&パンチェッタ&ミミガー&ミモレット等々が入ったてんこ盛りのサラダはその名も「パクチーサラダ」。パクチーは好き嫌いが極端に分かれる食材ですがたこりきのお客さんにはパクチー好きが多いそうでパクチーが品切れになっている日もある程の人気サラダなのです。私もパクチーが結構好きな方なのでこの倍の量でも食べられそうです。
(中央)原木椎茸ポタージュ。椎茸が苦手な人なら卒倒してしまうであろう程に椎茸の味が詰まっています。鈴木シェフ曰く「マッシュルームのカップチーノという料理があってそれを椎茸でアレンジしました。原木椎茸と玉ねぎを素材自体の水分だけで蒸し焼きにして甘味を増してからフードプロセッサーにかけ、本来はブイヨンで延ばすところをお出汁で延ばしてます」。
(右)タコ焼き14個。赤ワインと合わせるのでソース&マヨネーズと何も付けずそのままとでハーフ&ハーフにしてもらいました。
今回もタミさんらしいセレクトのワインをいただきました。

(左)フランスのオーヴェルニュ地方のドメーヌ・ラ・ボエーム「フェスティジャール ロゼ・ペティアン」。フェスティジャール=お祭りしようぜ!という意味でヴィナイオッティマーナ神戸の代わりにたこりき祭りという訳です(笑)。ガメイ100%らしいイチゴやフランボワーズの香りがするやや甘口ですがすっきりとした甘味です。
(右)大阪の島之内フジマル醸造所「デラウェア甕仕込みVer2 2014」。山形産デラウェアを除梗発酵後に14日間マセラシオンして何とジョージア(旧国名グルジア)から輸入してきた甕に入れて66日間熟成させてあるとのこと。マセラシオンと甕熟成によりデラウェアの白ワインらしからぬ濃い色をしていますが呑むとデラウェアの特徴がしっかりと残っています。

(左)オーストラリアの注目の自然派生産者ヤウマ「ムリシナイデ2014」。インポーターのワイン・ダイヤモンズ株式会社のために醸造された日本限定白ワインで、ジェームス・アースキンさんが来日した時に日本のワイン好き達からワインに関する詳細な質問を受けてビックリした体験から「無理しないで、考えずに楽しんで」という想いを込めてこのワイン名になったそうです。ブドウはシュナン・ブランとゲヴュルツトラミネールのブレンドという珍しい組み合わせですがそんなこと気にしないで呑むのがいいのでしょう。どちらも非常に個性的なブドウ品種ですが互いが個性を主張し過ぎることなく仲良くまとまっていますね。
(右)アメリカはカリフォルニア州バークレーのブロック・セラーズ「ラブレッド パート・ドゥ2013」。おそらくたこりきで提供している唯一のアメリカワインがこのブロック・セラーズのワインだと思います。昨年に私がタミさんにジン・ファンデルが苦手だと言ったらこのブロック・セラーズの「ヴァイン・スター ジン・ファンデル」を呑ませてくれたのですが私がそれまでに知っていたジン・ファンデルとは全く別物の洗練されたジン・ファンデルに驚いたものでした。このラブレッド パート・ドゥはカリニャンを主体にヴァルディギエとシラーを少量ブレンド。カリニャン主体のチャーミングさがありながら果実味が全面には出てこないブロック・セラーズならではの洗練された印象。肉料理よりもソース&マヨネーズ味のタコ焼きとピッタリですね。
日曜日の昼酒となると「passion et natureランチワイン会」以来です。どこのお店に行こうか迷いましたが御馴染みのお店でゆっくりするのが一番と考え、空堀「たこりき」に行ってきました。
ソムリエールのタミさんが本店「豚玉」からたこりきに人事異動してきて今月で丸1年になります。マイ・ベスト・ソムリエールであるタミさんがいつまた豚玉に呼び戻されるのかと心配をしているのですが、何やら豚玉が今吉オーナーの一人営業のワインバースタイルになり店名も「ことり」と改めたとのことで、タミさんがたこりきを離れることは当分の間は無さそうと聞いて安心しました。ことりの方にも行ってみたいな。
タミさんもヴィナイオータのワイン好きなので仕事を休んでヴィナイオッティマーナ神戸に参加することを本気で考えかけたそうですがもちろん休まずソムリエールの仕事をしてはります(笑)。



(左)パクチー&キュウリ&ミニトマト4種類&生ハム&パンチェッタ&ミミガー&ミモレット等々が入ったてんこ盛りのサラダはその名も「パクチーサラダ」。パクチーは好き嫌いが極端に分かれる食材ですがたこりきのお客さんにはパクチー好きが多いそうでパクチーが品切れになっている日もある程の人気サラダなのです。私もパクチーが結構好きな方なのでこの倍の量でも食べられそうです。
(中央)原木椎茸ポタージュ。椎茸が苦手な人なら卒倒してしまうであろう程に椎茸の味が詰まっています。鈴木シェフ曰く「マッシュルームのカップチーノという料理があってそれを椎茸でアレンジしました。原木椎茸と玉ねぎを素材自体の水分だけで蒸し焼きにして甘味を増してからフードプロセッサーにかけ、本来はブイヨンで延ばすところをお出汁で延ばしてます」。
(右)タコ焼き14個。赤ワインと合わせるのでソース&マヨネーズと何も付けずそのままとでハーフ&ハーフにしてもらいました。
今回もタミさんらしいセレクトのワインをいただきました。


(左)フランスのオーヴェルニュ地方のドメーヌ・ラ・ボエーム「フェスティジャール ロゼ・ペティアン」。フェスティジャール=お祭りしようぜ!という意味でヴィナイオッティマーナ神戸の代わりにたこりき祭りという訳です(笑)。ガメイ100%らしいイチゴやフランボワーズの香りがするやや甘口ですがすっきりとした甘味です。
(右)大阪の島之内フジマル醸造所「デラウェア甕仕込みVer2 2014」。山形産デラウェアを除梗発酵後に14日間マセラシオンして何とジョージア(旧国名グルジア)から輸入してきた甕に入れて66日間熟成させてあるとのこと。マセラシオンと甕熟成によりデラウェアの白ワインらしからぬ濃い色をしていますが呑むとデラウェアの特徴がしっかりと残っています。


(左)オーストラリアの注目の自然派生産者ヤウマ「ムリシナイデ2014」。インポーターのワイン・ダイヤモンズ株式会社のために醸造された日本限定白ワインで、ジェームス・アースキンさんが来日した時に日本のワイン好き達からワインに関する詳細な質問を受けてビックリした体験から「無理しないで、考えずに楽しんで」という想いを込めてこのワイン名になったそうです。ブドウはシュナン・ブランとゲヴュルツトラミネールのブレンドという珍しい組み合わせですがそんなこと気にしないで呑むのがいいのでしょう。どちらも非常に個性的なブドウ品種ですが互いが個性を主張し過ぎることなく仲良くまとまっていますね。
(右)アメリカはカリフォルニア州バークレーのブロック・セラーズ「ラブレッド パート・ドゥ2013」。おそらくたこりきで提供している唯一のアメリカワインがこのブロック・セラーズのワインだと思います。昨年に私がタミさんにジン・ファンデルが苦手だと言ったらこのブロック・セラーズの「ヴァイン・スター ジン・ファンデル」を呑ませてくれたのですが私がそれまでに知っていたジン・ファンデルとは全く別物の洗練されたジン・ファンデルに驚いたものでした。このラブレッド パート・ドゥはカリニャンを主体にヴァルディギエとシラーを少量ブレンド。カリニャン主体のチャーミングさがありながら果実味が全面には出てこないブロック・セラーズならではの洗練された印象。肉料理よりもソース&マヨネーズ味のタコ焼きとピッタリですね。