fc2ブログ

帽子屋BARコッポレッタ6周年

  豊崎にある「帽子屋BARコッポレッタ」が11/11で6周年を迎えられ、11/11~11/16の周年ウィークの最終日にお祝いに行ってきました。
 周年ウィークということでグラスワインも通常とは違ったタイプのものがあったりしました。先ずはヴァッレ・ダオスタ州のカーヴ・デュ・ヴァン・ブラン・ド・モルジェ「エクストリーム・ブリュット ブラン・ド・モルジェ」で乾杯。ピリエ・ブラン100%で瓶内二次発酵方式で造るスプマンテ、これは美味い。

DSC_3450.jpgDSC_3452.jpgDSC_3451.jpg
 (左)フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のフランコ・テルピン「クイント・クアルト ルブラ」。フリウリの白ワインはこれともう1種類あって、どちらもリボッラ・ジャッラ100%のワインだったのですがエチケッタに惹かれてこちらを選択。マセラシオン(果皮浸漬)をして果皮から色素等を抽出した色の濃い~タイプの白ワインは好き嫌いが分かれるところで、このタイプの白ワインを好んで取り扱っているお店に最近あまり行かないので久しぶりに呑みました。コッポレッタでも周年ということで今回1本仕入れてみたそうです。これが思わぬ大ヒット!最後の1杯だったのでおかわりできないのが残念。。。
 (中央)ピエモンテ州のルカ・フェッラリス「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート イ・フォルマティ」。以前にもこちらで呑んだことがあって気に入っていた赤ワインと再会できました。アルコール分14.5%と高い目なのでアルコールのボリューム感があるもののルケの最大の魅力であるバラの魅惑的な香りにうっとり。
 (右)トレンティーノ・アルト・アディジェ州のケラーライ・マルティーニ&ソーン「ラグレイン」、名古屋の株式会社エトルスコという寡聞にも初めて聞く社名のインポーターの取扱いワイン。ルケとこのワインとならルケを先に呑んだ方がいいだろうと思ってそうしたのですがやはり正解、かなりパワーのあるワインでした。

  周年企画として甘口の食後酒が無料で振る舞われ、シチリア州のドゥーカ・ディ・サラパルータが造る甘口赤ワイン「アラ アンティコ・アマラスカート・リクオール・ヴィーノ」で締めました。


スポンサーサイト



シモン・ビーズ垂直ワイン会@GAGNE-PAIN

  よくワイン会でご一緒する方で大のシャンパーニュ好き&大のブルゴーニュ好き&大のアルザス好きの方がおられまして、中でも特にブルゴーニュのドメーヌ・シモン・ビーズのワインがお好きで自宅ハウスワインにしていることは前々から存じ上げておりました。そして、私が冗談で「シモン・ビーズの垂直水平ワイン会が開催できますね」と言ったことが発端となって本当に垂直ワイン会が実現しました!
  場所は大阪市北区中津にあるビストロ「GAGNE-PAIN(ガニュ・パン)」。ワインだけでなくワイングラスも全て主催者さんの持ち込みです。

  ここでドメーヌ・シモン・ビーズについて解説を。ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ地区サヴィニー・レ・ボーヌ村にて1880年にシモン・ビーズ氏が創立、その孫であるパトリック・ビーズ氏が当主となってから頭角を現して日本でも人気の生産者に。ちなみにパトリックさんの奥さんは日本人の千砂さんです。

DSC_2219.jpgDSC_2223.jpgDSC_2222.jpg
 (左)乾杯はもちろんシャンパーニュです、私の周りでも人気の高いインポーターの株式会社Wが取扱うぺルソン「ローダスゥィーズ・ブリュットNV」。
 (中央)最初の白は村名ワインでありながら畑名を冠している「サヴィニー・レ・ボーヌ レ・ブルジョ」の2009年と2010年の比較。
 (右)お次は何と「ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ ラ・ガレンヌ」の2006年と2007年の比較。

DSC_2225.jpgDSC_2227.jpgDSC_2228.jpg
 (左)赤は「サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ レ・セルパンティエール」の2004年と2008年の比較。赤ワインの中でマイベストになったのがセルパンティエール2004でした。
 (中央)「サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ オー・ヴェルジュレス」の2001年と2005年。一級畑オー・ヴェルジュレスはサヴィニー・レ・ボーヌで最高の一級畑であり、そこから生まれる赤ワインはシモン・ビーズの看板ワインです。
 (右)〆はボルドー地方バルザック村「シャトー・ド・ローラン1996」。

  主催者さんがこのお店の御馴染みということでこちらにワインを持ち込んでの会はこれまでにも何度か参加させってもらっています。そしてその度に難波オーナーシェフの安定感抜群の美味しい料理に舌鼓を打っています。基本的にアラカルトでの営業のようですが事前予約でおまかせコースにも対応いただけます。

DSC_2220.jpg DSC_2221.jpg
 (左)野菜のポタージュ。
 (右)前菜の盛り合わせ。毎回フォアグラのテリーヌが盛り込まれているのですが今回はピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ ラ・ガレンヌ2006と驚くほどにマリアージュしました。フォアグラとブルゴーニュのシャルドネがこんなに合うなんて!

DSC_2224.jpg DSC_2226.jpg
 (左)本日の魚料理はアンコウ。魚料理とピノ・ノワールですが、プリップリの身に濃厚なソースとピューレ・ド・ポム・ド・テールとが相まって全く違和感ありませんね。
 (右)仔羊背肉のロティ・ブルーチーズのソース。いつも美味しい鴨胸肉のロティを出していただいてますが仔羊もまた美味なり。

  いやはや、まさか8本も貴重ワインを出していただけるとは予想していませんでした。素晴らしい体験をさせていただきました、ありがとうございました!

豊崎に薪窯ピッツェリアが誕生 La Barcaccia

  なんだか知らない間にナポリピッツァの店が随分と増えていますね。雑誌「Meets」のピッツェリア特集を立ち読みして、ナポリピッツァの店の急増振りにビックリしました。

  3年以上通っている「帽子屋BARコッポレッタ」から徒歩1分、鰻と一品料理の「菱や」のお隣に「La Barcaccia(ラ・バルカッチャ)」というナポリピッツァと南イタリア料理のお店がオープンしています。以前は「ILUNGO(イルンゴ)」というイタリア料理店でしたが、オーナー代替わりの際に薪の石窯を備えた本格ピッツェリアとして生まれ変わりました。帽子屋BARコッポレッタにて知り合った貴公子様や酔いどれな歯医者さんのお気に入りピッツェリアなので気になっていたのです。ちなみにbarcacciaとは「ボロ船」という意味です。
  初訪問は日曜の昼間のピッツァランチでした。福島「Dal Brigante(ダル・ブリガンテ)」出身のオーナーピッツァイオーロ宮本さんが「ピッツァ切っておきましょうか?」と言って下さいましたが、自分で切って食べるのも醍醐味なのでナイフとフォークで切りながら食べることに。

バルカッチャの燻製モッツァレラマルゲリータ
↑燻製モッツァレラのマルゲリータ。燻製モッツァレラの香りはやはり違う。ランチで燻製モッツァレラとは剛毅な。縁が大きく膨らんでいてかなり固そうな印象を受けましたが、実際に食べてみると空気を含んで膨らんでいるのであって柔らかいです。柔らかいと言うよりかは軽いと言った方がいいか。この生地は昼夜共通なのかな?一枚ペロリと食べられる軽さだけどちょっと食べ応えに欠けます。

  ディナーは知り合いのファミリーと大人3人の子供1人で。

DSC_1103.jpg DSC_1102.jpg
 (左)前菜盛り合わせは2400円でこの量はスゴイお得ですね!
 (右)自家製のカジキ燻製はかなり薄くスライスしてあり、見た目にも食感的にも燻製生ハムのような感じです。この夜のピカイチでした。

DSC_1105.jpgDSC_1107.jpgDSC_1108.jpg
 (左)ピッツァ・マルゲリータはやはりランチと共通の生地ですね。ピッツァの前後に料理をかなり食べたので生地がこれ位軽い方が胃に負担はかからないでいいのですが、ピッツァ単独で考えるとちと物足りないかなぁ。
  ウニのスパゲッティーも食べたのですが写真撮り忘れ。ニンニクをふんだんに使ったパンチの効いた味付けでした。
 (中央)自家製サルシッチャはとぐろを巻いています。細いので肉肉しさをあまり感じませんね、極太なサルシッチャの方が好みかな。
 (右)自家製ジェラート全部盛り。

  前菜の二皿は極めて満足度高かったです。ピッツァ、パスタ、サルシッチャは個人の好みの問題でしょう。。。個人的には前菜から後の料理に行くに連れて満足度が下がって行きました。
 

うなぎ忘年会@菱や

  ごく親しい呑み仲間だけでの内々の忘年会が催されました。会場は豊崎にある鰻と一品料理のお店「菱や」です。
  菱やの鰻の焼き方は、背開きにして素焼きをし、途中で蒸す工程を挟んでからタレ焼きにする関東風です。大将の吉田さんは有名な鰻の老舗の息子さんだそうですが、豊崎の地で自身のお店を1995年に独立開業し、同級生の北野さんと二人三脚で切り盛りしてはります。
 大将はとにかく自分の納得いく素材しか使わないお方ですが、薀蓄垂れたりあーだこーだ食べ方指導をすることもなく、本当に安全で美味しい料理を肩肘張らずに食べられるお店です。

DSC_0510.jpgDSC_0511.jpgDSC_0515.jpg
(左)刺身は天然鯛とヨコワ、流石にええネタを仕入れてはります。
(中央)鰻の骨煎餅は仕込みに手間暇かかるので鰻屋でも骨を廃棄している店は少なくないようです。これホンマにええ肴になるんですよ。
(右)ふわっふわのう巻きは一本全部を独り占めしたい程の大好物でそこに八幡巻きまで添えられたら無敵ですな。

DSC_0518.jpgDSC_0519.jpgDSC_0522.jpg
(左)鰻とキノコのホイル蒸しは出汁が美味しい!
(中央)この日のピカイチだったのが合鴨ロース肉の炭火焼き。炭火で焼くから表面がカリッとしていて香ばしく、余分な脂も抜けてます。
(右)〆は鰻丼で肝吸いまで付いてます。

  美味しい料理とお酒とともにドンチャン騒ぎをし、あっという間に時間が経っていきました。大将&北野さん、ありがとうございました!

追記:忘年会ではおでんが出なかったので後日におでんを食べに行ってきました。普段はほとんど飲まない日本酒と芋焼酎とともに。

DSC_0555.jpgDSC_0556.jpgDSC_0553.jpg

 私の中でおでんと言うと開店から閉店までず~っとおでん鍋でグツグツ煮やされているイメージなのですが、菱やでは注文ごとにお出汁を温め一品料理として仕上げて供されます。お出汁が本当に上品な味でこのお出汁をグツグツ煮やしたら台無しになってしまいますものね。牛スジは炭床に鍋を置いてじっくりことこと煮込んでいるそうで、こんな上品で繊細な牛スジ煮込みはそうはありませんよ。日本酒は山陽盃酒造の「播州一献 無濾過山廃純米」、最近ようやく日本酒が美味しいと思えるようになってきました(アカン、のんべー化が進んでる)。

DSC_0557.jpg
↑締めはもちろん鰻、白焼きにして山葵醤油でさっぱりといただきました。蒸してあるので適度な脂だけが残り、一匹食べても胸焼けしません。


帽子屋BARコッポレッタ4周年

  早いもので去年の3周年からもう1年が経とうとしています。豊崎にある「帽子屋BARコッポレッタ」が11/11で4周年を迎えられます。一週間早いですが「4周年おめでとうございます!」
  今年はこちらのお店で実に多くの人と出会いました。たった一人の人物との出会いがその後の多くの出会いへと繋がっていき、今後もさらに交流の輪は広がろうとしています。そんな不思議な縁を想いながら店長さんと飲むりえーるさんと一緒にワインをいただきました。料理はもちろん飲むりえーるさん特製料理をた~っぷりと堪能。

DSC_0349.jpgDSC_0350.jpgDSC_0352.jpgDSC_0353.jpg

  野菜を主体とした優しい味の料理ばかりで胃腸に負担がかからないようにとのお気遣いに感謝です。
  11月の一ヵ月間は周年月間としてコッポラが特別価格で買えます。コッポラの本家本元であるイタリア・シチリア島のコッポラは裏地にはそんなにこだわっては作られていないそうですが、コッポレッタのコッポラはその全てが店長さんのこだわりの逸品です。手に取って見る時に表地の柄だけでなく裏地の柄にも注目して下さい。

DSC_0354.jpg DSC_0355.jpg

↑通算4個目となる新コッポラは今まで持っていなかった明るい目の色にしてみました。裏地の柄とのコントラストが素敵でしょ。