オープンから3ヵ月 conextion

  2月のプレオープン期間中に行って以来3ヵ月程ご無沙汰してしまっていた西天満のカジュアルフレンチ&ワインバー「conextion」に久々に行ってきました、それも二夜連続で(笑)。
  一日目の土曜夜は知人から「電話したら満席だった」と聞いていたのですが、時間をズラしてダメ元で電話してみたら運良く入店することができました。

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↑(左)この日はグラスワインでNZの小山竜宇さんのKOYAMA wine「ピノ・ノワール2010」が開いていたので即決。3月初旬に小山さんがconextionに来られた際に藤次さんは袴姿で出迎えたそうで、是非その場に居合わせたかったです(笑)。
 (中央)藤次さんからの嬉しいサーヴィスで、ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネとカリフォルニア州のピノ・ノワールとオレゴン州のピノ・ムニエとを少しずつテイスティングさせてもらいました。こうやって飲み比べてもカリフォルニアのピノははっきりと違いが判りますね。もちろん品質の違いではなく個性の違いとしてはっきりくっきりとしています。
 (右)この日の熊シェフのスペシャル料理はリー・ド・ヴォーのフリカッセ。味だけでなく盛り付けの華やかさもお見事!

  二日目の日曜夜は電話せずにいきなり訪問、流石に西天満の日曜夜なのでまったりとしてました。
 
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↑(左)フォアグラのブリュレとワシントン州のフランシス・タナヒル「ゲヴュルツトラミネール ドラゴンフライ・ヴィンヤード2006」。フォアグラと甘口デザートワインが最高に合うのは常識ですが、ゲヴュルツトラミネールとも結構合うのですよねぇ。
 (中央)オレゴン州のセント・イノセント「シャルドネ フリーダムヒル・ヴィンヤード2010」。これは一口飲んでビックリ仰天しました!メチャクチャ美味しいです。後でインポーターを調べたら北海道のクラモチコーポレーションなのですね。2月にconextionに初訪問した際に、大阪に来ていた倉持社長と偶然に隣席して意気投合したことが思い出されます。倉持社長のところのワインならこの美味しさに納得ですよ。
 (右)同じくオレゴン州のドメーヌ・セリーヌ「コート・スッド2008」。イヴシャム・ウッド、KOYAMAと並んで藤次さんの思い入れの強いドメーヌとはいえ、この稀少ワインがグラスで開いていることに驚きます。

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↑コウクロダイのポアレ。オーダーする前に熊シェフにどんなソースなのかを尋ねると「ソースは一緒に飲むワインに合わせて変えています」とのこと。今回はシャルドネの酸に合わせてなのかかなり酸味の効いた野菜とトマトのソースでした。

  いやぁ、やはり良いお店です。二日連続で来てしまいましたが毎日でも通いたくなってしまいます。

BRAVURA続報

 先日に一周年を迎えると同時にシェフの退職という激震が走った「LA VINERIA BRAVURA(ブラヴーラ)」の続報です。14時から中之島で打ち合わせのアポを入れていたのでその前にBRAVURAにランチを食べに立ち寄ってきました。
 ランチもディナーも料理はタク店長が担当していて、ランチはパスタランチとラザーニャランチの2種類です。

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↑(左)アンティパスト・ミストについてタク店長曰く「僕はイタリアしか知りませんからね、これしか作れないんですよ」。いえいえ、流石はコウさんに現地の料理のレクチャーをしていたタク店長、実質本位のイタリア度の極めて高い一皿です。
  (中央)久しぶりに食べたくなった熱々のラザーニャ。ミートソースたっぷりで赤ワインが飲みたくなりますが仕事中なので我慢我慢(涙)
 (右)+200円で追加のドルチェは金柑クロスタータ。FBにスタッフ全員で金柑の種抜きしている画像がアップされていましたね(笑)

  当分はタク店長がシェフ代行であり、イベントの時には出張シェフをお願いする形で行くようです。先日の阪神百貨店とのコラボディナーでは梅尾シェフ(3月までLinea7オーナーシェフ、5/22より「トラットリア ランピア」シェフ)が出張シェフを務めてはりましたし、5/21のシチリアの生産者のメーカーズディナーでは「ラ・クッカーニャ」の今木オーナーシェフが出張シェフを務めてくれるそうでこれがまた楽しみです。

KENZOのワイン 凛として柔らかくしなやか

  「KENZO ESTATE WINERY(ケンゾー・エステート・ワイナリー)」、ゲーム業界大手のカプコン社の辻本憲三会長がオーナーを務めるカリフォルニア州ナパ・ヴァレー南東部にあるワイナリー。このKENZOの直営店が大阪の西梅田にあることを知ったのはつい先日のことです。先日に上京した際にKENZOに勤めている人と会い、彼から「KENZOのワインは他のカリフォルニアワインと全然違う。衝撃を受けた」と聞いて、フランス、特にブルゴーニュのピノ・ノワール好きの彼がそこまで衝撃を受けて日本中に普及させたいと強く思うようになったKENZOのワインをどうしても飲んでみたくなりました。

  ここでKENZO ESTATA WINERYの説明を少々。
  ナパ・ヴァレーの南東部、ワイルドホース・ヴァレーと呼ばれる地域に辻本会長が土地を購入した1990年当時はまだこの土地がブドウ栽培に最適な土地だということは判明しておらず、そのことを知った辻本会長が畑の開墾に着手するのは8年後のことだそうです。現在の栽培責任者のデイヴィッド・アブリュー氏が辻本会長に招かれて初めてワイルドホース・ヴァレーを訪れた時には既にブドウ畑が整備されていて最初の収穫も迎えていたそうですが、畑の状態に納得のいかなかったアブリュー氏は「全てのブドウ樹を植え替えて一から畑を造り直すこと」を提言し、辻本会長もその提言を受け入れてブドウ樹を全部植え替えたというのだからその本気度は並ではありません。 
  ワインメーカーは「スクリーミング・イーグル」「マヤ」の醸造に携わっていた女性醸造家のハイディ・バレット氏。彼女の造るKENZOワインの他のナパ・ヴァレーのカベルネワインと大きく違う特徴については後ほど。

 東京・広尾にある直営第1号店に次ぐ第2号店が西梅田にオープンしたのは昨年9月。ナパ・ヴァレーにあるワイナリー施設をモチーフにした店内ではワインの販売だけでなく以下の写真のようにテイスティングカウンターでのテイスティング、テーブル席と個室でフレンチとワインとのマリアージュを楽しむことも可能になっています。

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  現在、KENZOワインは白1種類、赤4種類、ロゼ1種類がリリースされていて、2000本限定生産で即完売となったロゼ「結 yui 」を除く5種類をテイスティングできるプランを楽しんできました。ちなみにKENZOでは全てのワインにつきレギュラーサイズボトルとハーフサイズボトルの両方を造っているようです。

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↑(左)ソーヴィニヨン・ブラン100%で造る白ワイン「あさつゆ asatsuyu2010」。ソーヴィニヨン・ブラン特有の青草や柑橘類の爽快感ある香り、膨らみがありながらボリュームがあり過ぎず、キレの良い酸がありながらキレキレではない、全てが絶妙にバランスが取れていてこりゃ美味しいです。
 (右)リリースされたばかりの新作ワイン「明日香 asuka2009」。カベルネ・フラン97%にカベルネ・ソーヴィニヨン2%とプティ・ヴェルド1%という突出してフランの比率が高いワインです。ナパ・ヴァレーはカベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地として世界的に有名でKENZOでも第一のブドウ品種でありますがカベルネ・フランもまた欠かせない存在であり、この明日香はカベルネ・フランの出来が非常に良かった2009年に初めて造られたワインです。
  2009年という若いヴィンテージなのでまだ硬いだろうなと思って飲んでみたらビックリする程に柔らかくしなやかです。この「柔らかくしなやか」という印象はこの後に出てくるカベルネ主体の3種類の赤ワインにも共通する印象で、ボルドーや他のナパ・ヴァレーのカベルネワインで2008年や2009年ヴィンテージのワインからはまず受けることのない印象です。
  時間の経過とともに野生の果実の甘味が強くなってきて、この甘味がブレンドにおいて大きな役割を果たしているようです。

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↑(左)フラッグシップである「紫鈴 rindo2008 」、(中央)二大トップキュヴェの「紫 murasaki2008 」、(右)二大トップキュヴェのもう一つ「藍 ai2008 」。この3本はいずれもカベルネ・ソーヴィニヨン&メルロー&カベルネ・フラン&プティ・ヴェルド&マルベックの5品種をブレンドしていてカベルネ・ソーヴィニヨンの比率にかなりの違いがあり、紫鈴が40%程、紫が50%程なのに対して藍は85%を超えています。

  ボルドーブレンド、特にカベルネ・ソーヴィニヨンの比率の高いワインならではの凛とした佇まい。若いカベルネワインの場合はその堂々さが時として威圧的に感じられたりしますが、この3種類のワインに関してはそのような要素はありません。ボルドーブレンドのワインでありながらブルゴーニュのピノ・ノワールにも通ずる極上のエレガントさを備えているからです。口内で柔らかくしなやかな弾力を感じます。
  3種類のワインを飲み比べてみるとそれぞれの個性の違いがよく分かりますね。フラッグシップである紫鈴はさすがに全ての要素のバランスが取れています。紫は紫鈴よりもカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が少し高いからか奥行と深みとをより強く感じることができます。藍は最も力強くて重厚であり、今後の熟成が一番楽しみなワインです。

  ブルゴーニュのピノ・ノワールを愛する彼がKENZOのワインに魅了されている理由が飲んでみてはっきりと解りました。それは私自身もピノ・ノワールに傾倒していてボルドーブレンドの赤ワインを最近は敬遠していたからでもあります。赤ワイン飲み始めた頃はボルドーブレンドこそが最上だと信じていたのですがワインを飲み進むうちにピノ・ノワールの深淵な世界にのめり込んで行ってしまっています。でもこのKENZOの赤ワインならばボルドーブレンド好きもピノ・ノワール好きも納得しますよ。

 最後に一言 Special thanks to Sachi.


BRAVURA一周年 そしてシェフお疲れ様です

  本町にある「LA VINERIA BRAVURA(ブラヴーラ)」昨年のグランドオープンから一周年を迎えられました。おめでとうございます!
  しかし、おめでたい話ばかりという訳でもなく、この一年間BRAVURAのキッチンを支えてきた坂下シェフ(コウさん)が4/28をもって退職されることとなり、一周年お祝い兼シェフお疲れ様の言葉を伝えるために最終日にコウさんの料理を食べに行ってきました。

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↑(左)先ずは一周年のお祝いで白ワインをボトルでオーダーして、オーナーさん&タク店長&コウさん&micoさんと乾杯♪フリウリの絶滅寸前の土着品種シャリン100%でエミリオ・ブルフォンが造る「シャリン2010」です。このエミリオ・ブルフォンはシャリン以外にもフリウリの稀少土着品種の復興に全力を注いでいる生産者で、フォルジャリン、ピクリット・ネーリ、チヴィディン、チャノーリエ、コルデノッサといった聞いたこともない品種のワインを造っています。シャリンは白桃のような甘い香り、ほのかな甘みと柔らかな酸味とのバランスが取れていてスムーズに飲めます。
 (右)途中でニシノ組長の高校の先輩様がやって来られて生野産レアワインのお裾分けをいただきました。トスカーナ州のカパンナッレの「バリック1988」です!流石にエエ熟成してますね~♪

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↑テヌータ・セッテ・ポンティ「クロニョーロ2003マグナム」にお客さんから一言ずつ寄せ書き。かなり目立つとこが空いてたのでそこにたっぷり書き込んでおきました(笑)

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↑これがBRAVURAシェフとしてのコウさんの料理の食べ納め。アンティパスト・ミスト、サツマイモのクリームリゾット、アサリとキャベツのニョッキ。このニョッキがまた馬鹿ウマ!
  コウさんはまだ今後の活躍の場を決めていないそうですが、大阪のイタリア料理の世界は狭いのできっとまたどこかで再会できると信じています。

  さて、BRAVURAの方でも現時点で新しいシェフはまだ決まっていないので昨年のプレオープン期間のようにタク店長がキッチンに入る形で当分は行くようです。他には無いような濃い~イタリアの世界を再現することが使命であるBRAVURAではタク店長や高岡ソムリエからの要求のハードルも高いでしょうが、新しいシェフの誕生を心待ちにしています。

テリーヌで魅せるワイン会

  普段は自分でワイン会を企画することは滅多に無いのですが、今回半年振りに自分企画のカジュアルミニワイン会を開催してみました。谷町七丁目にオープンしたばかりのワインとテリーヌの店「vin voyage」の開店祝いも兼ねた会です。
  今回のワイン会のコンセプトは、①世界各国のワインを薀蓄無しで楽しめて②料理も数皿出て③会費は抑え目、というかなり欲張りなものです。
  最寄駅の谷町六丁目駅に因んでワイン6杯とテリーヌ6皿の構成で森田ソムリエに構成をお願いしました。
  先ずはリザーヴシート代わりのミニテリーヌ型に収められている「こんぶ土居」の昆布飴を食べて口を清めます(笑)

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↑(左)スパインのカヴァ、ドイツのリースリング、大阪・羽曳野の白、南フランスのロゼ、イタリアの赤、インドの赤の世界6ヵ国のワイン達。ワインの航海です。
 (右)イタリア赤のみ私の持ち込みで、トレンティーノ・アルト・アディジェ州のフランツハース「ピノ・ネロ2009」。ニシノ組の中でもファンの多い、イタリア屈指のピノ・ネロ(ピノ・ノワール)です。

 
 テリーヌは、1.野菜のテリーヌ、2.ジャガイモとトマトのテリーヌ・トマトの香りのオリーヴオイル添え、3.海老のテリーヌ、4.温かい肉のテリーヌ、5.ラタトゥイユとクスクスのテリーヌ、6.ショコラテリーヌの6種類。

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  どのテリーヌも美味しかったですがこの日のピカイチはジャガイモとトマトのテリーヌでしょうね。テリーヌそのままで食べても美味しいのですが、上町のオリーヴオイル専門店「カーサ・オレアリア・パーチェ」のトマトの香りのするオリーヴオイルと一緒に食べると美味しさがさらに増します。
  冷製がデフォルトのテリーヌの中で唯一の温製なのが温かい肉のテリーヌ。温めることで肉の香りも立ち、赤ワインが飲みたくなります。

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↑(左)追加オーダーした大阪・羽曳野の仲村わいん工房「がんこおやじの手造りわいん」。ちなみに仲村わいん工房からお祝いに贈られたカベルネ・ソーヴィニヨンの樹が店内に飾られています。
 (右)食後には「赤い実coffee」のコーヒーが。

  19時からスタートしたワイン会も気が付けば23時前で、参加いただいた皆様にもお楽しみいただけたようで安堵しています。